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今度コースデビューが決まったけど、どうすれば良いのか分からない。会社の人から「コンペがあるから最低限のことはやっておいてね。」このように言われてゴルフを始めたものの、どうやってコースデビューをすればいいかわからない人もいると思います。周りにゴルフ経験者がいれば聞けるものの、身近に経験者がいない人もいるはずです。特に年齢が若い人は周りでゴルフをしている人は少なく、会社のコンペに出なくてはいけなくなってゴルフを始める人も多い印象です。今回はレッスンプロの筆者がどうすればコースデビューできるのか?もしくはコースデビューが決まり、やった方が良いことや注意点についてお伝えしていきます。この記事を読んでコースデビューを成功させましょう。
初心者の初ラウンドでは気を付けることがいっぱい
ゴルフはやることが沢山あります。スイングだけ見ても覚えることが多すぎて混乱している人もいると思います。ですがコースに出ると気を付けることはスイングだけではありません。ゴルフ場に行く時の服装やプレー中の行動やマナー、その他にも色々気を付けることがあります。あまりにも酷い場合はスタッフから注意されたり、プレーが出来なくなることもあるので、そのようなことにならないように最低限のことは覚えておく必要があります。
ゴルフ初心者がコースデビューまでの期間
まずはゴルフを始めてどれくらい練習すればコースデビューできるのかお伝えしていきます。1、2回練習場に行っただけでコースデビューする人もいますが、これではせっかくのゴルフを楽しむことはできません。ゴルフ初心者がコースデビューするまでの期間は3ヶ月〜半年はみておきましょう。仮に3ヶ月しかなく週1の練習だと12回しか練習できません。12回では練習できることが限られており練習場で打てたと思ってもコースではボールに当てることで精一杯です。基本的には練習すればするだけ不安は消えます。できることなら20回以上練習してからコースデビューできるとゴルフを楽しむことができると思います。
初コースで気を付けること
初コースでは気を付けることが色々あります。
- ゴルファー保険に入る
- 時間に余裕を持つ
- 最低限のマナーやルールは覚える
- プレー中は忘れ物をしない
- クラブを数本持って走る
- ナイスショットなどの声掛けをする
- 必ずゴルフ経験者とゴルフに行く
こんなに沢山あるの?と思われた人もいるかと思います。これは最低限注意したいことです。ゴルフは考えなければならないことが多くこれ以外にも色々ありますが、最低限気を付けて貰いたいことを書き出しました。最初は覚えることが多く大変ですが頑張って覚えましょう。1つずつ説明していきます。
1.ゴルファー保険に入る
コースデビューする時にやってもらいたいことは色々ありますが、ゴルファー保険に入ることは絶対にやっておいた方が良いことの1つです。ゴルフは鉄のゴルフクラブや硬いゴルフボールを使ったスポーツ。これが体に当たればすぐに怪我をします。当たり所が悪ければ死亡事故になることもあるくらいです。もし誰かを傷付けてしまったら責任は重大です。そんな時のために必要なのがゴルファー保険。自分が傷つけた時や傷付けられた時、クラブの破損事故やホールインワンが出た時のお金が戻ってきます。保険内容によって金額は変わりますが、年間数千円程度。1日数百円で入れる保険もあるので、保険には入っておきましょう。
2.時間に余裕を持つ
ゴルフに行く場合は時間に余裕を持っていきましょう。スタート時間が9時だから8時50分に行けば良いと思わないでください。ゴルフ場では多くの人がプレーしています。その日のプレーの進行によりスタート時間が早まることも多々あります。最低10分前にはティーイングエリアについておく必要があり、これに加えて受付や着替える時間も必要です。スタート時間の30分前までに受付をしていないとゴルフ場から連絡があり迷惑をかけることにもなるので余裕をもってスタートの1時間程度前に着くようにしましょう。これはお昼休憩を挟んだ後半も同じです。その日の流れによって後半のスタート時間の前に出られる可能性があります。自分の組の前の人を覚えておき、スタート時間の前だとしても前の人がレストランから出たら遅れない様にしましょう。初ラウンド前の夜は緊張してなかなか寝れないかもしれませんが、ゴルフは朝早くから移動して体力を使います。睡眠時間を確保しておきましょう。
3.最低限のマナーやルールは覚える
ゴルフは紳士のスポーツです。ゴルフには覚えるべきマナーやルールが沢山あります。全てを覚えるのは大変なので、最低限必要なマナーやルールは覚えておきましょう。詳しくはこちらに書いてあります。
ラウンド中、最低限覚えておきたいマナーは立つ位置とプレーの進行です。打つ人の迷惑にならないことと安全面に気をつけることが大切。具体的には打つ人の後方や視界に入る場所には立たずに静かにしておきます。打つ人より前に出ないことも大切。前に出ているとボールが飛んでくる可能性があるため危険です。あとはプレーの進行に気を付けましょう。
4.プレー中は忘れ物をしない
ゴルフ初心者はプレー中焦ってしまいゴルフクラブやその他の物を忘れやすいので注意が必要です。忘れ物をしないコツは歩いて行く方向に荷物を置いておくこと。大抵忘れ物をする時は自分より後ろにある時です。打ったボールがあまり飛ばないとまた自分の番。このようなことが起きると焦って後ろを振り向かずクラブを忘れてしまいます。ボールを打つ時はクラブが見える場所に置いて打ったらすぐに取れるようにしておきましょう。グリーンに上がる時はグリーンの手前にクラブを置くと忘れやすいです。次に歩いて行く方向にクラブを置いておけば忘れることがないので覚えておいて下さい。
5.クラブを数本持って走る
初めてのコースでは緊張して普段の練習場のように上手く当たらないことが普通です。少ししか前に飛んでいないのに、カートまで戻ってきたり、ゆっくり歩いているとプレーの進行が遅くなります。ティーショットでドライバーを打ったら、使うであろうクラブを数本持って走りましょう。何を持っていけばいいかわからなければ、7番アイアン、ピッチング、サンドウェッジ、パターを持っていけば問題ありません。初めてのコースでは当たらないのは仕方ありません。問題は、プレーの進行を早める努力をしているかどうか。当たらなくても、一生懸命走って迷惑をかけないようにしている姿を見せれば、周りの対応も変わってきます。
6.ナイスショットなどの声掛けをする
ゴルフでは様々なかけ声をします。良いショットを打った相手に「ナイスショット」や「ナイスオン」パターが入ったら「ナイスイン」隣のホールにボールが飛んで行ったら「フォワー」。初心者は恥ずかしがって言えない人もいるみたいですが、気持ちよくプレーする為に覚えておきましょう。これに加えて初コースでは自分の打つ時は「打ちます」と周りに聞こえるように言えば、周りも注意してあなたのボールを見てくれるはず。コースデビューのあなたがボールの止まるところまで覚えるのは想像以上に難しいものです。この様に打つ前に宣言しておくことで、周りの人がボールがどこに飛んで行ったか教えてくれるのでおすすめです。
7.必ずゴルフ経験者とゴルフに行く
初ラウンドに行く時に気を付けたいことは色々ありますが、一緒に行くメンバーも重要です。絶対にやってはいけないのは初心者だけで回ることです。特に若い人は同年代の人は同じような初心者が多いと思います。同年代で気兼ねなくゴルフをやりたい気持ちはわかりますがゴルフに慣れた経験者と一緒にプレーしてください。コースデビューの人がいると、どんなに頑張ってもプレーの進行はスムーズにいきません。これは仕方がないことです。そのことを予め知っていれば経験者と回るのですが、知らないと初心者どうしで予約を取る人もいます。もし初心者どうしでプレーすると進行がかなり遅れます。プレーの進行が遅れるとスタッフから注意されるので楽しくゴルフはできません。初ラウンドに行く場合は絶対に経験者と行くようにして下さい。
スタート時間も重要です。初ラウンドに行く時は遅いスタート時間にするのがおすすめ。早い時間帯はゴルフ経験者が抑えることが多くプレーの進行が早くなることが多い印象です。そのような早い時間帯に前の組についていけなければ、すぐにスタッフに注意されます。後ろの組も常に待つようになるので余計に焦ってナイスショットも出なくなるでしょう。遅い時間帯なら早い時間に比べプレーの進行が遅い場合が多い印象。1番遅い組なら前半数ホールは後ろが来ないので更に気が楽になると思います。
初心者はラウンドレッスンでコースデビューするのがおすすめ
コースデビューに1番おすすめなのがラウンドレッスンです。ラウンドレッスンなら先生が付いているのでマナーやルール、プレーの進行も教えてくれます。当然当たらなくなっても何が悪いのかその場で教えてくれるのでゴルフスイングも良くなるはず。初心者の為に午前中は練習をして午後からハーフのラウンドレッスンをやっていることも多くコースデビューをするには、そのようなプランは最適です。ラウンドレッスンを受けるためにはスクールに入らなければならないと思っている人も多いと思います。できればスクールに入ったほうが良いのですが時間やお金の関係でスクールに入れない人もいるかもしれません。最近はネットで検索すればスクールに入っていなくてもラウンドレッスンだけやっているプロも多いので気になる人は調べてみると良いと思います。
1回から利用できる、ラウンドレッスン予約サイト
1.楽天GORA
利用者の多い楽天GORAでも、ラウンドレッスンを予約することができます。エリアごとに行われるレッスンがそれぞれのゴルフ場のカレンダーから予約できます。ゴルフコンペで行く予定のゴルフ場がレッスン開催コースにある場合は、一度ラウンドレッスンを受けておくと安心ですね。
2.バリューゴルフ
講師を選ぶことができるので、特に行きたいコースが決まっていない方は、気に入った講師から選ぶと良いでしょう。ラウンドデビュー対策には、基本をきちんと身に着けたい方向けの「ベーシックレッスン」や芝の上から何発もショット練習ができる「貸切ホールレッスン」がおすすめです。
3.ゴルフスポート
所属するプロやインストラクターの中から、教わりたい講師を選び予約を取ります。1回だけの利用もOKなので気軽に利用しやすいですね。インストラクター1名に対して、同伴プレーは3名、レッスンのみは4名のアマチュアで18ホールのラウンドレッスンを実施。
4.JGMオンコレ
関東近郊をベースに、JGMのコースや提携コースにてラウンドレッスンを受けられるサービスです。都内からゴルフ場まで送迎付きなので自力で行く必要がなくとても便利です。レッスンプランが細かく設定されており、「ビギナー3ホール」「ビギナー6ホール」「ビギナー9ホール」と段階があるので、徐々にステップアップしながら自信をつけることができます。
5.withGolf
PGMサポートプロと一緒に全国に展開するPGMグループのゴルフ場にてラウンドレッスンを受けられるサービスです。多数のプロが在籍しており、プロの担当コースを確認しながら選ぶことができます。女性のプロが多いので、女性プロに教わりたい方におすすめです。
まとめ
今回は初コースに行くときの注意点をお伝えしました。誰でも初コースは緊張するものです。楽しくコースデビューができるかどうかは事前準備が必要です。練習もほとんどせずにコースデビューをすれば球に当たらず走り回って1日が終わってしまいます。最低限のルールやマナーを知った上でコースに出ることができれば楽しくゴルフができると思います。初ラウンドが楽しめればどんどんゴルフの魅力にはまっていくと思いますよ。
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