オノフアイアンは、エンジョイゴルファーをターゲットとして定めているAKA(アカ)と、アスリートをターゲットにしているKURO(クロ)、さらに女性をターゲットにしたLEDY(レディー)の3シリーズをラインナップ。AKAは初心者でも球をつかまえることができるオートマチックな扱いやすさに特徴があり、KUROは中級者以上でニーズの高い操作性や打感の良さが特徴、LADYはパワーがなくても飛距離UPが望める扱いやすいアイアンです。今回は歴代で評価の高い3シリーズと最新レディースタイプ1機種、合計4モデルをご紹介していきます。
オノフアイアンの特徴
オノフのコンセプトである「大人のゴルフライフのパートナー」のもと、コース内外でプレミアムライフスタイルを求めるゴルファーに、「ON+OFF(オノフ)」の提供を目標として掲げています。オノフといえばカーボン、ゴルフ界で席巻しているカーボンシャフトの先駆者であるグローブライド(旧ダイワ精工株式会社)の関連会社として、確固たる技術に裏付けられたゴルフ用品を製造。同時にアイアン・ウェッジで有名なフォーティーンの兄弟会社でもあり、オノフアイアンには知識と経験が集約されているといっても過言ではありません。
オノフアイアンの選び方
ヘッドの形状や特性で選ぶ
オノフアイアンのヘッドには2つの形状があります。1つはポケットキャビティタイプ、もう1つは中空タイプ、ひと目で外形の違いは判るはずですが、同時に構造の違いについても確認しておきましょう。 「AKA」と「AKAFF」「LADY」はポケットキャビティタイプで、肉厚なソールによって打出したボールの高さ、またダフリ気味でもアジャストできる低重心設計になっています。さらにポケットキャビティの特徴ともいえるトップ気味のアジャストでも、しっかりボールをとらえて飛距離減をカバーしてくれる優れモノといえます。
「KURO」は、ヘッドにフェース面を溶接し内部に空間を持つ中空タイプです。シャープなフォルムは中級・上級者から好評を得ているようですが、形状もさることながら中空の強みでもある飛距離UPと打感の良さが実感できるモデルといえます。形状とともに構造の違いも考慮して選択することをおすすめします。
重量で選ぶ
オノフアイアンを選ぶ上で、自分に合う重量を見つけることは、とても重要な要素といえます。体力的に考えると「重さ=パワー」は重要な選択肢ですが、スイング的に考えると「重さ=ヘッドスピード」で、相性についても考えなければいけません。AKAの7番アイアンで比較すると、AKAFFが359g、AKAはシャフトの硬さによって違いカーボンは355gから375グラムまで、軽量スチールだと395g・410gと、かなり違いのあることが分かります。重いクラブはスイング軌道が安定するのでミート率がよくなる傾向はありますが、一方でヘッドスピードが遅くなり飛距離ダウンになる可能性もあることを考慮して選ぶことをおすすめします。
飛距離などの性能で選ぶ
アイアンは、正確に距離を刻むことが求められているので、イメージ通りの飛距離と方向性がだせるものを選ぶ必要があります。コントロールできるアイアンこそが最大の選択条件ではありますが、一方で総体的にコースの距離が長くなってきている現状を考えると、飛距離を重視した選び方も間違いではありません。オノフアイアンを見てみると、楽に飛距離を伸ばせるストロングタイプのAKA、AKAよりもロフトが立っているので飛ぶAKAFF。飛距離アップを考慮にいれて選ぶのであれば、ロフト角をチェックすることをおすすめします。
レベルに合わせて選ぶ
アイアンに限らずゴルフ用品は、自分の力量を考慮した選び方が重要です。初心者がアスリートモデルの性能を活かすまでには、相当な時間が必要になることでしょう。それならば扱いやすいタイプを使うことで早く上達ができ、結果的に憧れのアスリートモデルを手に入れる選択をしたほうが良いかもしれません。オノフアイアンはAKAシリーズが扱いやすさから初心者向き、KUROシリーズは操作性から上級者向き、もしくはレベルアップを望む中級者にも向いているかもしれません。なお選ぶときの基準となるゴルフのレベルですが、スコアだけではなくヘッドスピードやミート率など「数値」も考慮して選ぶことをおすすめします。
オノフアイアンの評価の高いモデル4選
オノフアイアン AKA カーボン(5本セット #6~PW)
こんな人におすすめ!
オートマチックなやさしいクラブで飛ばしたい
飛びのオールラウンダー
再現性の高いスイングができれば芯でボールをヒットして飛ばすことはできますが、実際には打点が乱れるため飛距離にバラつきがでるものです。AKAはフェース面が「すべてが芯」のフルコアデザインなので、本来であればミスショットになるところをカバーしてくれるのが最大の特徴。オートマチックにボールをとらえることができ、しかもフェース面が立っているストロングタイプなので、スタンダードタイプのアイアンよりも1~2番手上の飛距離を実感できるはずです。
AKAの口コミ
AKAの仕様・製品情報※7番アイアン
ロフト角 | 28度 |
ライ角 | 62度 |
フレックス | R2、R、SR |
長さ | R2:36.75インチ、R・SR 37.25インチ |
重さ | R2:355g、R:366g、SR:375g |
バランス | R2:C7、R:C9、SR:D0 |
オノフアイアン AKAFF カーボン(5本セット #7~#9,PW,AW)
こんな人におすすめ!
アイアンで飛ばしたい!
飛びのスペシャリスト
スタンダードタイプの7番アイアンのロフト角は30度、AKAFFのロフト角はなんと25度。一般的な番手間のピッチは4度でセッティングしているので、AKAFFを使っただけで実質6番アイアンを超える飛距離が手に入るわけです。このロフト角なら飛ばないわけはない、でもロフトが立ったら扱いが難しいのではと不安に駆られる人もいるかもしれません。ソール幅を広くしたことで、練習場の人工芝のショットと同じように、ボールの手前にヘッドを入れても、芝の上を滑ってヒットできるワイドソール、スイートスポットからずれても、しっかりミートができるようスイートスポットエリアを広くしてミスに強いアイアンに仕上げています。
AKAFFの口コミ
AKAFFの仕様・製品情報※7番アイアン
ロフト角 | 25度 |
ライ角 | 61.5度 |
フレックス | R |
長さ | 37.75インチ |
重さ | 359g |
バランス | C9 |
オノフアイアン KUROフォージド カーボン(5本セット #6~PW)
こんな人におすすめ!
操作性を重視しヘッドスピードの速いアスリートタイプ
高弾道で飛ばせて、ピンを狙える
意図的に球筋をコントロールしたいアスリートタイプのゴルファーであれば、1度はプロご用達のマッスルバックを考えたことがあるのではないでしょうか。でもミスショットや飛距離ダウンを考えると、最終的にはハーフキャビティタイプで落ち着くことが多いようです。操作性を重視した上で飛距離を維持したいゴルファーのため、オノフはスタイリッシュな形状の中空モデルKUROを開発しました。操作性はマッスルバック、飛距離はハーフキャビティ、さらにオノフ独自のフェース面によって安定したスピンが可能になり、ピンをデッドに狙える思い切った攻めのゴルフが実現できます。
KUROの仕様・製品情報※7番アイアン
ロフト角 | 32度 |
ライ角 | 61.5度 |
フレックス | S |
長さ | 36.75インチ |
重さ | CBT6221s:390g、TOUR105s:421g、TOUR115s:430g |
バランス | CBT6221s:D0、TOUR105s:D1、TOUR115s:D1.5 |
オノフアイアン LADY カーボン(4本セット /#7~PW)
こんな人におすすめ!
高弾道・飛距離アップを狙う女性ゴルファー
気持ちよく、ボールがあがって、飛ばせて、狙える
飛距離と扱いやすさを兼ね備えたオノフのLADYは、構えやすく心地よい打感、ミスショットにも強い低重心設計。飛距離アップの秘密は、極限まで薄肉化したフェースによってインパクトではフェース面がへこみ、打ち出すときにはフェース面が膨れ上がる、スプリング効果の実現が大きな理由。さらに世界に誇るDAIWAカーボンテクノロジーで造りだしたシャフトによって、ゆったりしたスイングでも加速するヘッドスピードが飛距離アップを確実なものにしてくれます。しかもボールの手前からダフリ気味に入るミスショットも、ワイドソールのヘッドが芝面を滑ってボールをとらえ、心地よい打感を与えてくれるはずです。
LADYの口コミ
LADYの仕様・製品情報※7番アイアン
ロフト角 | 30度 |
ライ角 | 62.5度 |
フレックス | L・A |
長さ | 36インチ(L)、36.5インチ(A) |
重さ | 323g(L)、339g(A) |
バランス | C2(L)、C4(A) |
オノフアイアンのまとめ
オノフアイアンの特徴とおすすめ機種について紹介しました。オノフアイアンは、確かな技術力によって造り出される性能とシックなデザインによる大人向きの形状で、固定ファンのニーズに応えながら新しいクラブを造り続けています。エンジョイゴルファーをターゲットにしたAKA、飛距離を求めるゴルファーをターゲットにしたAKA FF、アスリート志向のゴルファーをターゲットにしたKURO、そして女性のみをターゲットにしたLADY、明確な違いを出していることで、「選びやすい・分かりやすい」のがオノフアイアンの特徴といえます。性能や特徴をもとに自分のレベルに合った選び方ができるアイアンを選ぶときには、選びやすく分かりやすいオノフアイアンをご検討されてみてはいかがでしょう。