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ゴルフを始めたての初心者が練習場でまず悩むことと言えば、どのような練習をすれば良いのか分からないということではないでしょうか?多くの初心者は会社の先輩や友人、家族の勧めでゴルフを始めたと思います。最初は野外の練習場、通称「打ちっぱなし」に誘ってくれた人と行くと思います。そして見よう見まねでゴルフを始める人が多い印象です。ゴルフを楽しむという意味で言えばこれでも良いのかもしれません。しかしゴルフを上達しようと思うのであれば見よう見まねで練習していては上達速度は遅くなってしまいます。
基礎から始めて正しい動きを繰り返すことがゴルフ上達への近道です。最近は情報が多く出回るあまりゴルフの経験がある人でも基礎を忘れがちです。基礎が出来ていないのに細かい部分を直そうとしても、ほとんど意味がありません。今回はどのように練習すれば良いのか分からない初心者ゴルファーに向けて書いていきます。この記事を読んで基礎から正しい動きを身につけましょう。
初心者はまず基礎をしっかり身に着けよう
ゴルフ初心者がまず覚えて貰いたいのは基礎です。これはどのスポーツにも言えることかも知れませんが基礎が出来ていないと、いくら練習をしたところで上手くなりません。ゴルフの場合最初に覚えた動作はそうそう忘れることはありません。最初に正しい動きを身につければゴルフの上達は早くなります。逆に最初に間違った動きを身に付けてしまうと正しい動きに修正する必要があり、時間もお金もかかってしまいます。そうならない為にもゴルフの初心者の内に基礎を覚えることが大切です。ゴルフでいう基礎とは構え方と軸回転です。ゴルフは背骨を中心とした軸の回転運動です。構え方が間違っていては正しく軸回転ができないので、まずは正しい構え方を覚えましょう。正しい構えを覚えたら細かい動きに入る前に軸回転を覚えます。軸回転まで正しく出来るようになって初めて細かい部分に取り込むのがゴルフ上達のポイントです。
まずは基礎となるアドレスをしっかり覚えるのが第一歩
ゴルフで1番重要なのが構え方です。ゴルフ用語で構え方のことをアドレスと呼びます。正しいアドレスは股関節から前傾して背筋が自然に伸びたアドレスです。背筋が伸びたアドレスであれば軸回転がスムーズになります。しかし背中が丸まっているアドレスでは正しい軸回転ができません。そればかりか腰痛などのケガのリスクが高まります。正しいアドレスのやり方をお伝えします。
①肩幅程度に足を広げつま先を正面に向けておきます。
②足の付け根から前傾していきます。
③前傾すると体重が踵に掛かりやすいので、足裏全体に体重を感じられるように重心を安定させます。
④骨盤の前傾が崩れないように膝を突っ張らない程度に軽く緩めます。
⑤腕をダラリと垂らし左太もも内側の前でクラブを握ります。
これが正しいアドレスの順番です。特に膝を曲げる前に股関節を前傾させておくことが重要です。膝を曲げてから前傾しようとしても骨盤が前傾されない為、背筋が曲がったり、曲がらないように無理に腰を反ったりするとケガをするので気を付けましょう。
基本動作のポイント3つ
正しいアドレスが出来たらスイングに入るのですが、いきなり大きなスイングをするのではなく小さい振りから始めて当たるようになったら徐々に大きな振りにしていくのが間違いのないやり方です。最初から大きな振りで練習すると動作が複雑なので間違った動きになりやすく、間違った動きを繰り返し行なえば悪い癖となるので注意して下さい。それでは基本動作を3つ説明していきます。
1.ゴルフの基本の軸回転
ゴルフは背骨を中心とした軸回転です。上手いプレーヤーほど軸がずれずにその場で回転しています。正しい軸回転を覚えれば上達が早くなるので最初に覚えておきましょう。正しい軸回転をするのに大切なのはアドレスです。股関節から前傾して背筋が伸ばされていなければ正しく軸回転をする事ができません。
正しいアドレスが出来たら次は足の使い方が重要になります。足の使い方を間違えると前後左右に軸がずれて上手くスイングが出来なくなります。足の使い方は次にお伝えします。上半身の使い方は肩の回し方が大切です。ゴルフでは前傾しているので前傾角度に対して左右の肩を入れ替えるようにします。簡単なドリルを1つ紹介します。クラブを両手で背中に担ぎます。このまま前傾してバックスイングとインパクトで担いだクラブが同じ場所を指すように体を捻ります。この練習をすることで前傾を崩さずに軸回転する感覚がつかめます。
2.足の使い方
足はゴルフスイングの土台となります。土台がグラついていては当然スイングが安定しません。とはいえ固めすぎても可動域が少なくなり飛距離が出なくなるためバランスが大切です。正しい足の使い方を簡単に説明していきます。
肩幅程度に足を開き両足のつま先は正面に向けます。足裏全体でバランスを取るようにして安定して立ちます。バックスイングでは足の内側で我慢して右に流れないようにするのが大切です。右に流れると戻すことが難しくなるので下半身は流れないように我慢して上半身を捻じっていきます。
ダウンスイングでは右足で地面を蹴るようにして体重を左に移していきます。右足を蹴るだけだと左にスライドして軸がずれるので左足は左踵に体重を乗せながら膝を伸ばしていきます。この動きができると軸がずれずにその場で回転してフィニッシュでは左足の上にバランス良く立つことができます。
3.腕の使い方
ゴルフ初心者は腕の力で飛ばすものと考えている人が多いのですが、実際はそうではありません。腕は体の回転に付いているだけのイメージを持ちましょう。腕の役割はフェースのコントロールです。無理に力を入れると飛ばないばかりかフェースの面を感じることが難しくなります。スイング中はあまり腕に力を入れずに振ることができれば自然とクラブが走るようになるので、その結果飛距離も伸びます。あまり腕で振ろうとせずにするのがゴルフ上達のポイントです。
基本動作を理解したら小さい振りからするのがベスト
基本動作が分かったら練習に入りますが、いきなりフルスイングをするのはおすすめしません。フルスイングは動作が複雑なため間違った動きになりやすいからです。まずは腰から腰のような小さい振りから初めて正しい動きで狙った場所に飛ばせるようになったら徐々に大きな振りにしていきます。スイングをする時は体の回転に腕がついてくるようにして腕の力を入れないようにします。インパクトも無理に作ろうとせずに通過点だと考えてください。このようにしてスイングを作っていけば正しいスイングを身につけることができるのです。
どのクラブから練習するべきか
どのように練習すれば良いかわかったら次はどのクラブから練習すれば良いのかお伝えします。ゴルフをやったことの無い人は7番アイアンからやりましょう。7番アイアンは全てのクラブの中間のクラブなのでスイング作りに最適です。基本的にスイングは同じなので7番アイアンを覚えれば他のクラブに慣れるのも早いです。これが長いドライバーや短いサンドウェッジでスイングを覚えると前傾角度の調整が難しくなり無理に球を上げようとしたり、反対に無理に球を低く打とうとする可能性があるので、あまりおすすめはしません。多くのプロが7番アイアンから練習することを勧めていることからも7番アイアンで練習するのが無難かと思います。
7番アイアンでフルスイングができるようになったらドライバーとピッチングウェッジを練習しましょう。コースデビューは1W、7番アイアン、PW、SW、パターの5本でOKです。少ないクラブを練習することでクラブに慣れるにも時間が掛からずにできるはずです。
パター練習はいつからするべき
パター練習はできれば最初からやるのがおすすめです。ゴルフを始めた時からやることで繊細な感覚が身に付きます。パターマットを買って練習するのが理想ですが、ない場合家の絨毯の上でも良いでしょう。パターはショットのように強く振ってしまうと遠くに飛んで行ってしまいます。打つと言うより転がすイメージでストロークするのが距離感を合わせるコツです。
スクールは通った方がいい?
ゴルフを始める時にスクールに入るか悩む人は多いと思います。結論から先に言うとゴルフをする場合スクールに入ったほうが最終的に時間もお金も掛からず上達することができます。ゴルフは最初が大切です。最初に覚えた形はそう簡単には忘れません。最初に正しい形を覚えれば上達は早くなりますし、逆に最初に変な癖をつけてしまえば後から修正するのが大変になります。
ゴルフスクールに入れば当然正しい形を教えてくれるので変な癖が付かずにその後の上達が早くなるでしょう。お金が掛かるからスクールには入らない人が多いと思いますが、正しい形を覚えることで上達が早くなるので、自分で練習に行っても同じ時間同じ金額を使って練習しても差は出ると思います。一度変な癖が付くと癖を取るのにも時間が掛かりますし、上達も遅くなるのでスクールに入るのがおすすめです。
どれくらいの期間通ったら辞めて良いのかはどれくらい上達したいかにもよります。それなりにスイングを覚えたら良いのであれば半年くらい通えば良いと思います。半年通えばフルスイングまで覚えられて、アプローチなどの細かいショットも覚えられると思います。
さいごに
今回はゴルフ初心者がやる練習について簡単にお伝えしました。ゴルフは最初が大切です。最初に正しい動きを覚えることで、その後の上達は大きく変わってきます。そのためには基礎をしっかり覚え、小さい振りから練習しましょう。よくある間違いは腕でボールに当てに行く動きです。打ちっぱなしで練習している人を見るとこのような間違った動きでゴルフをしている人が非常に多くいるので気を付けてください。できることであればゴルフスクールに通うと正しい動きを身につけられ今後の上達も早くなるのでおすすめします。最後までお読みいただきありがとうございました。
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