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シングルプレイヤーになるためには何が必要?平均スコアや練習量、気になることまとめ

アマチュアの憧れ「シングルプレイヤー」。やみくもに練習してもシングルプレイヤーになることは難しいと思います。シングルプレイヤーになるにはどうすれば良いのでしょうか?今回はシングルプレイヤーになるために必要なことを説明していきます。

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ゴルフをやっているとシングルプレイヤーという言葉を聞く事があります。いったいシングルプレイヤーとは何なのでしょうか?似たような言葉で片手シングル、スクラッチプレイヤーという言葉もあります。どのような違いがあるかご存じでしょうか?どれもアマチュアからしたら神のように思えるゴルフが上手い人に間違いはありませんがしっかりと線引きがあります。今回はシングルプレイヤーとは何か?シングルプレイヤーになるためには何が必要なのかお伝えしていきます。この記事を読めば考え方が変わるかもしれません。

シングルプレイヤーとは

シングルプレイヤーとはハンディキャップが一桁の人、つまりハンディキャップ9以下のゴルファーのことです。似たような片手シングルという言葉がありますがこれは片手で数えられるシングルプレイヤーという意味でハンディキャップ5以下の人のことです。片手シングルの上がスクラッチプレイヤーです。これはハンディキャップ0の人のことで、ここまで行くとプロゴルファーと遜色ないように見えると思います。

シングルプレイヤーの割合は?
日本パブリックゴルフ協会の調査によると、平均スコアが70台の人というのは、ゴルフ人口全体の3.6%という結果になっています。シングルプレイヤーはハンディキャップが9以下なので平均スコアで81まではシングルプレイヤーとなります。このため3.6%より少し多くなるので4%〜5%だと思います。約5%だとするとゴルフをする人の20人に1人がシングルプレイヤーということになるでしょう。

シングルプレイヤーの腕前はどのくらい?

シングルプレイヤーの平均スコアは?

シングルプレイヤーは平均スコア81以下です。このようなスコアで回ってくる人はどのような感じなのでしょうか?81以内のスコアで回ってくるためには、9オーバーまでOKとなります。つまり半分パーで半分をボギーで回ってくれば9オーバーです。もちろんバーディを取ればボギーは10個打てますし、ダブルボギーやトリプルボギーを打てばその分ボギーの数を減らさなくてはいけません。ここでは簡単にするためにボギーは9個と考えて下さい。

パット数はどのくらい?

ひとえにシングルプレイヤーと言ってもドライバーが上手い人もいれば、アプローチが上手い人などプレースタイルは様々です。私が見てきた中でおおよその数字を出していきます。まずは分かりやすいパット数からお伝えします。シングルプレイヤーのパット数は26~36程度です。26パットは9ホールにすると13パット。このくらいで回れる人はシングルの中でも片手シングルでしょう(スクラッチプレイヤーも片手シングルとします)。36パットは1ホールで2パットの計算です。シングルプレイヤーといえども毎回パーオンをする訳ではありません。せいぜい半分くらいだと思います。もし9ホールパーオンしてそれ以外はボギーオンで2パットの場合81となりシングルプレイヤーとなります。これ以上のパット数では余程ショットが良くない限りシングルプレイヤーになるのは難しくなります。

ミスショットはどのくらいまでOK?

シングルプレイヤーはほとんどミスショットをしないと思っている人は多いと思います。ですがそうでもありません。シングルプレイヤーでもラウンド中のミスを多くしています。シングルプレイヤーと一般プレイヤーのミスの差は、スコアに影響のあるミスになるかどうかの差です。ゴルフにはやってもOKなミスとそうではないミスがあります。極端なチョロやダフりはもちろんやってはダメなミスです。他にはOBや池などのペナルティは分かりやすいと思いますが他にもいろいろあります。

コースマネジメントにも繋がりますが、グリーン奥にピンが切ってあり奥から速い下り傾斜だとするとグリーンに乗らないならグリーン手前に落ちるミスショットはやってもOKなミスで反対にグリーンをオーバーするミスショットはやってはいけないミスショットです。乗らなくても次のアプローチで寄せワンが取れる場所にあればOKと考え、そうでなければダメとなります。これは状況によってやって良いミスと悪いミスが変わってきますので、状況判断ができるようになるとシングルプレイヤーに近づくでしょう。ミスの確立としては程度の差にもよりますが3回から4回に1回くらいはミスショットをしているはずです。

大きな差はグリーン周り

シングルプレイヤーと一般プレイヤーの1番の差はグリーン周りに現れます。シングルプレイヤーはグリーンを外した時でもカップに寄せて寄せワンを取ることが多いです。プロでもパーオン率は6,7割程度なのでシングルプレイヤーといえども6割パーオンすれば凄いと思います。パーオン出来なくてもアプローチで寄せられるかどうかでスコアは大きく変わってきます。シングルプレイヤーになりたいのであればグリーン周りから寄せる技術は必要になります。

シングルプレイヤーを目指す人の練習量はどのくらい必要?

シングルプレイヤーの練習量を紹介します。シングルプレイヤーの多くはコースに週1回以上行き、練習場は週3回以上行っています。もちろんこれより少ない練習量の人もいるでしょうが、そのような人でも今はそこまで練習していなかったとしても、昔はこのような練習量の時期があるはずです。シングルプレイヤーになるにはこれくらいの練習をしていないと、そうそうなれません。

シングルプレイヤーと一般プレイヤーの違いは?

シングルプレイヤーと一般プレイヤーの違いはいろいろありますが、ゴルフを中心に考えているのかそうでないのか意識の差があります。シングルプレイヤーは常にゴルフのことが頭にあるはずです。一般プレイヤーはゴルフをしている時だけゴルフのことを考える人が多い印象です。シングルプレイヤーはゴルフの練習時間を確保するために仕事を早く終わらせたり、他のことよりゴルフを優先させている人が多いです。それだけではありません。家にいる時でもパターマットでパターの練習をしたり、ゴルフの飛距離アップのために筋トレをしたり可動域を広げるためにストレッチをしたりもします。鏡があればアドレスチェックをしたり日常的にグリップのチェックをしたりしているはずです。このように普段の意識からゴルフを考える時間が多いのがシングルプレイヤーです。

シングルプレイヤーになるための練習とは?

シングルプレイヤーになるためにどのような点に注目して練習したらよいのかまとめてみました。

1.持ち球を決めて練習する

シングルプレイヤーは自分の持ち球を決めています。ゴルフはストレートボールを打つことが最も難しく、狙った場所にボールを運ぶには持ち球を決めた方が簡単です。持ち球を決めてコントロールすることでショットが安定します。練習場では小さい振りから始め、インパクトゾーンが安定するようにするとショットも安定してきます。インパクトゾーン以外ではスイングで良くない場所を見つけて正しい動きになるようにする練習も必要です。

2.悪いショットをなくす

シングルプレイヤーになるためには苦手なショットは無くさなくてはいけません。良いショットも出るけど悪いショットも出るよりも、そこそこで良いので悪いショットを無くした方がスコアがまとまります。練習場では苦手なクラブが無くなる様にバランス良く練習するのがおすすめです。

3.苦手クラブをなくす

練習しても苦手なクラブがある場合は、クラブセッティングを見直すことでスコアアップが望めるかもしれません。よくあるパターンはロングアイアンが上手く打てないパターンです。ロングアイアンを正しい飛距離で打つためにはある程度ヘッドスピードが必要です。ヘッドスピードが遅い人が芯でとらえたとしても正しい飛距離が出せず入れている意味がありません。このような場合、無理にロングアイアンを入れずフェアウェイウッドやユーティリティにすると正しい距離が打てることが良くあります。無理に苦手なクラブを使わずに道具で解決できる場合はクラブセッティングを見直すことも考えておきましょう。

4.100ヤード以内を正確に打ち分ける

シングルプレイヤーになるためにはパーオンできなかった場所からでも寄せワンが取れる技術が必要です。スコアの6割以上は100ヤード以内のショットと言われています。100ヤード以内からは絶対に乗せるための距離の打ち分けとグリーン周りからの近いアプローチの練習を多くするのがシングルプレイヤーへの近道です。

5.パット練習は徹底的にやる

ゴルフで1番使うクラブはパターです。それだけに重要なクラブとなります。ロングパットを2パット以内で入れる技術と短い1m程のパットは重要です。ロングパットはコース以外でやるのは難しいので、普段はパターマットを使って短いパターの練習をするとスコアアップに繋がります。練習場だけでなく普段の生活でストレッチや筋トレなどもするとゴルフの上達に繋がります。

バーディを狙うよりボギーで上がることを考える

シングルプレイヤーになるためにはショットだけでなくコースの戦略も重要です。シングルプレイヤーは攻める場所と守る場所を決めてプレーしています。距離が長く広いコースでは思い切り振りますが、距離が短く狭いコースではミスしても大怪我しないような攻め方をするはずです。難しいホールではボギーでも良いと考えて大叩きをしないようにするのがポイントです。一般プレイヤーの多くはティーショットはドライバーと決めつけ、セカンドショットもピンだけ見て打っています。シングルプレイヤーになる為には、冷静に状況を判断することが必要です。少しでもピンに近づけようと飛ばすだけではなく、どのようなリスクがあるのか考えて戦略を立てるのです。シングルプレイヤーになりたいのであれば、バーディを狙うゴルフより悪くてもボギーで上がれるように戦略を立てるのが良いでしょう。

まとめ

今回はシングルプレイヤーについてお伝えしました。シングルプレイヤーはアマチュアの憧れなだけあり、何も考えずに練習してもなれるものではありません。自分の分析をしっかり行い苦手な部分を上達させることができればスコアはだんだん良くなってくるはずです。もし何が自分には足りないのか分からなかったら一度レッスンに通ってみると良いと思います。最近のレッスンでは映像を使って細かいデータを取る場所も増えています。そのような場所で自分のデータをとれば、自分の欠点がわかって何を練習すれば良いのか明確になるはずです。コースでは大叩きをしない選択を優先して戦略を組み立てるとスコアはまとまるので、試してみましょう。

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鈴木
鈴木

PGA(日本ゴルフ協会)ティーチングプロ。ゴルフ歴は30数年。小さいころからPGAティーチングプロである父の指導の元ゴルフの練習に励む。高校を卒業したのち神奈川県にあるゴルフ場の研修生として働く。25歳でPGA(日本ゴルフ協会)会員となりレッスン活動に励む。現在は某ゴルフスクールでレッスンしている。誰にでも分かりやすく楽しいレッスンを心がけています。

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