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ゴルフのスコアを伸ばしたいとき、クラブだけではなくボール選びも非常に重要です。最近ではヘッドスピードが遅い初心者や女性でも飛びやすい公認ボールが多数販売されており、手軽に「飛ばす」感覚を味わえるようになっています。今回は、公認ゴルフボールの中で飛びやすいボールの特徴などについて解説します。飛距離を伸ばしたい人はぜひ最後までチェックしてみてください。
特徴別|飛びやすいおすすめのゴルフボール6選
続いては、飛びやすいおすすめのゴルフボールを特徴別に紹介していきます。プロ御用達のボールからリーズナブルなボールまで6種類ピックアップしましたので、気になったものがあればぜひお試しください。
1.タイトリスト Pro V1 2021|総合力が高い
メーカー | Titleist(タイトリスト) |
名称 | Pro V1 2021(プロ ブイワン 2021) |
価格(1ダース) | 6,930円 |
種類 | スピン |
おすすめな人(ヘッドスピード別) | 43m/s~ |
ピース数 | 3 |
ディンプル数 | 388 |
使用プロ | ウェブ・シンプソン、ユ・ソヨン、ビクトル・ホブラン、ルイ・ウーストハイゼン、ポール・ケーシー、ジェシカ・コルダ、ジェイソン・コクラック |
Titleist(タイトリスト) Pro V1 2021は、飛距離・スピンの総合力に優れた海外プロ御用達のボールです。ドライバーショットなどのロングゲームでは飛距離を伸ばす力強い弾道、アプローチなどのショートゲームでは高いスピンコントロール性を持っており、スピン系ならではのソフトな打感も魅力でしょう。
2.本間ゴルフ New D-1|曲がらない・直進性が高い
メーカー | HONMA(ホンマ) |
名称 | New D1(ニュー ディーワン) |
価格(1ダース) | 2,200円 |
種類 | ディスタンス |
おすすめな人(ヘッドスピード別) | 〜37m/s |
ピース数 | 2 |
ディンプル数 | 368 |
使用プロ | 不明 |
本間ゴルフ New D-1は、飛距離を伸ばすために素材からディンプル数までこだわって作られた直進性の高いボールです。本間ゴルフが販売しているゴルフボールではもっとも低スピンに仕上げられており、ディスタンス系の特性を存分に味わえます。1ダースで2,200円とコストパフォーマンスも高いため、飛距離やショットの曲がりやすさで悩んでいる中級者以上なら試す価値ありでしょう。
3.Kasco(キャスコ) KIRA STAR V|ヘッドスピードが遅くても飛ぶ
メーカー | Kasco(キャスコ) |
名称 | KIRA STAR V(キラ スター ファイブ) |
価格(1ダース) | 3,300円 |
種類 | ディスタンス |
おすすめな人(ヘッドスピード別) | 〜37m/s |
ピース数 | 2 |
ディンプル数 | 392 |
使用プロ | 不明 |
キャスコ KIRA STAR Vは、最適ヘッドスピードが25m/s~となっており、ヘッドスピードが遅くても飛距離を出しやすいボールです。高い反発性能による弾道はもちろんですが、蛍光色ながらもマットな仕上がりのカラーリングで、視認性が高いことも初心者にとっておすすめのポイントといえるでしょう。全6色というカラーバリエーションの豊富さもポイントで、好きな色のボールでプレーできる楽しさを味わえます。
4.Callaway(キャロウェイ) WARBIRD 2021|安くて飛ぶ
メーカー | Callaway(キャロウェイ) |
名称 | WARBIRD 2021(ウォーバード 2021) |
価格(1ダース) | 2,200円 |
種類 | ディスタンス |
おすすめな人(ヘッドスピード別) | 〜37m/s |
ピース数 | 2 |
ディンプル数 | 記載なし |
使用プロ | 不明 |
キャロウェイ WARBIRD 2021は、初心者でも飛ばしやすい性能を持ちながら2,200円という高コストパフォーマンスを実現しているボールです。3つのアイオノマー(合成樹脂)を配合したトライブレンド・アイオノマーカバーを採用することで従来品よりスピン性能も高くなっており、コントロールショットもしやすくなっています。キャロウェイは国内外のトッププロが愛用するブランドのため、お手頃価格でプロと同じブランドのボールを使えるのもWARBIRDの魅力でしょう。
5.MIZUNO(ミズノ) NEXDRIVE|ディンプル数が多い
メーカー | MIZUNO(ミズノ) |
名称 | NEXDRIVE(ネクスドライブ) |
価格(1ダース) | 3,036円 |
種類 | ディスタンス |
おすすめな人(ヘッドスピード別) | 〜37m/s |
ピース数 | 2 |
ディンプル数 | 566 |
使用プロ | 不明 |
ミズノ NEXDRIVEは、世界最多の566というディンプル数を誇るボールです。通常のディンプルの周りにプチディンプルを追加することで、落下時の「ひと伸び」を実現する作りになっています。ミズノのゴルフボールの中でももっとも伸びを実感しやすいボールです。ディンプル数がプレーに与える影響を体感できると思うので一度手にとって試してみましょう。
6.飛衛門(トビエモン) 2ピースメタルボール|高い視認性・耐久性
メーカー | 飛衛門(トビエモン) |
名称 | METAL BALL(メタル ボール) |
価格(1ダース) | 3,680円 |
種類 | ディスタンス |
おすすめな人(ヘッドスピード別) | 〜37m/s |
ピース数 | 2 |
ディンプル数 | 392 |
使用プロ | 不明 |
トビエモン 2ピースメタルボールは、キラキラと輝く外装による視認性の高さとタフな耐久力をあわせ持ったボールです。金属のような見た目とは裏腹に、ソフトな打感で飛距離の伸びや直進性能にも優れています。ピンク・ゴールドともにド派手なカラーリングに仕上げられており、大会で使用すれば参加者の注目を集めることは間違いありません。
飛びやすいゴルフボールの特徴
飛びやすいボールの特徴について3つの項目に分けて解説します。通販やゴルフショップでボールを選ぶ際にお役立てください。
表面が硬くて中心が柔らかい構造を持つ
ゴルフボールは大きく「ディスタンス系」と「スピン系」に分けられ、一般的にディスタンス系の方が飛びやすいボールとされています。表面が硬く中心が柔らかい構造で、ボールの中心に力が伝わりやすくスピンしにくいため、素直な飛び方をすることが特徴です。
特にヘッドスピードが遅い初心者~中級者におすすめで、飛距離が欲しい場合は「ディスタンス系」にてボール選びをすると良いでしょう。ヘッドスピードが速い人がディスタンス系のボールを使用すると、スピン不足で飛距離が伸びない可能性もあるため注意が必要です。
ディンプル数が多い
ゴルフボールにある1つ1つのくぼみを「ディンプル」といいます。ディンプルの数も飛距離を伸ばすためには重要で、ディンプルが多いほどボールが浮こうとする力(揚力)が高まり、滞空時間が長くなります。しかし、ディンプル数が多すぎるとボールが前に飛ぶ力が弱まり、逆に飛距離が伸びにくくなります。ゴルフボールの平均のディンプル数は300~400ほどで、深さや大きさ、形や配列など、飛距離を出すために各メーカーが研究を重ねています。
ミートしやすい配色・模様
ゴルフボールの配色や模様は「ボールの見やすさ」を高める要素で、ボールが見やすくなることでミートしやすくなります。クラブがしっかりボールにミートすれば必然的に飛距離も伸びるため、色やデザインによる視認性の高さは重要なポイントです。また、ボールに色がついていることでラウンド中にボールを見つけやすくなる(失くしづらくなる)メリットもあるため、ゴルフボールを選ぶ際は色やデザインも考慮すると良いでしょう。
公認のゴルフボールの規格
重さ | 1.62オンス(45.93g)以下 |
直径 | 1.68インチ(42.67mm)以上 |
初速 | 255fps以下 ※fps:feet per second |
反発係数 | 0.800以内 |
ゴルフボールには公認と非公認の2種類があり、上記の表の規格を満たしているものが公認のボール(公認球)です。ボールが重いほど慣性がはたらき、ボールが小さいほど風の影響を受けにくくなり、それぞれが飛距離を伸ばす要因となるため制限が掛けられています。「大会」という名目で行われるイベントは、ゴルフ場が主催する小規模なものでも公認球を使用しなければならないため、大会への出場を視野に入れているなら公認球に慣れておいた方が無難です。公認球はボールのパッケージに「公認球」という表記があるため、購入の際はパッケージをチェックしましょう。
ゴルフボールの種類
見た目ではほとんど違いがわからないゴルフボールですが、実は3つの種類に分類されます。ここからはディスタンス系・スピン系・第3系(バランス型)の3種類について解説していくため、ボール選びの参考にしてみてください。
ディスタンス系|飛距離が出やすい
ディスタンス(Distance)は「距離」を意味しており、ディスタンス系のボールは飛距離が出やすい性質を持っています。ボールの外側が硬い構造になっているため反発しやすく、内側が柔らかいことでスピンがかかりにくいため、余計なスピンが掛からず素直に飛距離を出せることがディスタンス系の特徴です。飛距離を出したいゴルフ初心者や、ショットがスライスしがちな人にはディスタンス系がおすすめと言えるでしょう。
スピン系|スピンがかかりやすい
スピン系は、その名のとおりスピンが掛かりやすいボールです。ディスタンス系とは反対で、外側が柔らかく内側が硬い構造になっており、インパクト時の接地面積が広いことでスピンが掛かりやすくなります。飛距離の性能はディスタンス系に劣りますが、ディスタンス系より転がりにくい性質があるため、狙った場所で止めるアプローチにおすすめです。また、ドライバーショットの軌道がフックしがちな人は、スピン系を選ぶことで飛距離を伸ばせるケースもあります。
第3系|バランス型
ディスタンス系とスピン系の特徴を両方兼ね備えたボールが第3系(バランス型)です。外側も内側も柔らかい素材で作られており、3ピースや4ピースといった多重構造になっていることも特徴と言えます。スピンも掛かりやすく飛距離も稼ぎやすいため、初心者ゴルファーの最初のボールにおすすめです。第3系を使用して自分のショットの特性を把握し、飛距離をさらに伸ばしたければディスタンス系、スピンを活かしたショットを追求したいならスピン系に移行するのも良いでしょう。
公認と非公認のゴルフボールの飛び方の違い
公認球と非公認球を比較した場合、公式規格を無視して作られている非公認球の方が飛びやすく、公認球を使用した時よりも5ヤード~10ヤードほど飛距離が伸びると言われています。人によっては20ヤード伸びるケースもあり、公認球と非公認球の違いがスコアに影響を与えることは間違いありません。
大会での使用はできませんが、プライベートのゴルフでスコアを伸ばしたい人、ドライバーショットで気持ち良く飛ばす爽快感を味わいたい人には非公認球がおすすめと言えるでしょう。ゴルフはメンタルのスポーツでもあるため、「飛ばす感覚」を身に付けることは非常に大切です。
よく飛ぶゴルフボールに関してよくある質問
ゴルフボールを選ぶ上で気になる疑問について解説していきます。
非公認で一番飛ぶゴルフボールは?
非公認球で一番飛ぶゴルフボールとされているのは「飛匠レッドラベル極 2020年モデル」です。超高反発センターコアを採用することで公認級の規格を大きく超える反発係数を実現し、素材の配合や熱処理までこだわることで「最強」の座にふさわしいボールに仕上げられています。対応ヘッドスピードが35m/s~となっており、初心者でも簡単に飛ばしやすいボールと言えるでしょう。
ヘッドスピードが速い人はどんなボールが一番飛ぶ?
ヘッドスピードが速い人は、スピン系のボールが飛びやすいと考えられます。ボールの中心(コア)が硬いボールの方が初速を稼げるためです。しかし、打ち方の特徴やクセによってボールへの力の伝わり方は異なるため、一概に「スピン系の方が飛ぶ」とも言い切れません。さまざまな種類のボールを試して自分のスタイルに合ったものを見つけましょう。
まとめ:自分に合ったゴルフボールが一番飛ぶ
今回は「飛ぶ公認ボール」をテーマにおすすめ商品や飛ぶボールの特徴、非公認ボールとの違いについて解説してきましたが、大切なのは自分に合ったボールを見つけることです。自分のヘッドスピードを把握し、弾道のクセや目指すプレースタイルを考えることで、選ぶべきボールは自ずと定まってくるでしょう。各メーカーの研究によってゴルフボールも進化し続けているため、お気に入りのメーカーを見つけるのもおすすめです。