飛距離に特化したディスタンス系のゴルフボールで注目を集めている本間のゴルフボール。曲がらずに真っ直ぐに飛ぶタイプはもちろんのこと、グリーン面でギュッと止まるスピン系やインテンショナルなドローやーフェードを打ち分けられるバランス系など、ゴルファーのニーズに応えるべくさまざまなタイプが用意されています。今回は他製品との違いを比較しながら独自開発された本間ゴルフの飛びの秘密を解説し、ディスタンス・スピン・バランス系のおすすめゴルフボールを紹介します。
本間のゴルフボールの特徴
老舗の国産ゴルフメーカーであり、海外のトッププロとも契約する世界の本間ゴルフ。ドライバーなどのクラブの性能の高さには定評がありますが、さらなる飛距離を求めるゴルファーたちにとって、本間のゴルフボールはとにかくよく飛ぶのにコスパが良いと人気があります。飛距離性能だけでなくスピン性能も大事にしており、スコアマネジメントに基本となる適度なスピン量でショートゲームを制することができるよう進化を続けています。そしてスコアメイクにとって大事な曲がらないボール造り、コントロール性能を向上させていくことでゴルフスキルを問わず攻めのゴルフをサポートしてくれるのが特徴といえます。
本間のゴルフボールの種類は?
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ディスタンス系
飛距離に特化したゴルフボールをディスタンス系と呼びます。一般的にはバックスピン量を抑えて吹け上がりを防止するためにボール内部のコアは硬めのタイプを採用し、そのかわりボール表面のカバーは柔らかい材質を使って適度なスピン量が得やすいように造られています。ところが本間ゴルフのディスタンス系ゴルフボール「D1」「D1 SPEEDMONSTER」「A1」は、正反対に内部のコアを柔らかく外側のカバーを硬めにすることで、反発力を高めて心地よい打感のもと飛距離アップを可能にしているのです。
2022年モデル D1
2021年モデル D1 SPEEDMONSTER
2019年モデル A1
スピン系
グリーンをとらえるときに必要な止まる球、つまりバックスピン性能を重視したゴルフボールをスピン系と呼びます。一般的に内部の芯となるコアは硬めの材質を使い、外側のカバーはアイアンの溝が噛むように柔らかいタイプで造られているため飛距離ダウンが否めません。本間ゴルフのスピン系ボール「TW-S」「X4」は、コア・アウター・カバーの3層構造以上にすることで飛距離アップにも貢献でき、適度なスピン量でボールコントロールを狙えるボール造りをしています。
2021年モデル TW-S
2019年モデル X4
バランス系
飛距離に重点を置くディスタンス系とスピンコントロールに重点を置くスピン系、両者の長所を併せ持つゴルフボールをバランス系といいます。新しいタイプのバランス系は、ディスタンス系とスピン系の後続タイプとして第3系ともいわれている、オールラウンドタイプととらえても良いかもしれません。本間ゴルフのバランス系ボール「TW-X」「TOURWORLD TW-X」「D1 plus」は、あくまでも飛距離を重視していながらも、飛距離にプラスしてスピンを得られることが特徴といえます。
2021年モデル TW-X
2019年モデル TOURWORLD TW-X
2019年モデル D1 plus
本間のゴルフボールの選び方
1. 飛距離性能を重視する
ドライバーの飛距離アップを狙いたいゴルファーであれば、まずは飛距離に特化した性能を持つディスタンス系のゴルフボールから選びましょう。特にこれからゴルフを始める初心者や思うような練習時間を取れずスキルアップできないゴルファーにとっては、スキルをカバーしてくれるボールの性能は不可欠な条件といえるはずです。可能であれば自分のヘッドスピードを計測して、適合するものを選ぶと目的に合った扱いやすいボールとなるはずです。
2. 予期せぬスピンを防げる
どんなに飛距離が伸びても曲がってしまうようだと、実践では曲がらないクラブを選択するか、短く握ってコントロールショットで対応することになり、本来の飛距離を得ることはできません。ボールの内部構造によって直進性に優れている、または表面カバーの材質やディンプルが曲がりにくいタイプがあります。またインパクトでサイドスピンがかかっているのであれば、内部が柔らかいタイプを選ぶことでボールを潰して飛ばすこともできるので、直進性に優れたタイプから選ぶと安心してティーショットに臨めるはずです。
3. 恣意的にスピンをかけられる
予期せぬサイドスピンはトラブルの元ですが、自分の意志でドローやフェードを打ち分けたりバックスピンをかけたりする場合は、スピン性能の高いボールを選ぶべきです。特に上級者を目指すゴルファーは、グリーンに向けて止まる球を打てることが必要となるはずです。ボール表面のラバーが柔らかいタイプにウェッジの溝をダイレクトに当てることができれば、想い描くバックスピンを打つことができるはずです。なお柔らかいラバーは傷つきやすいので、耐久性のあるものを選ぶとコスパ的に良いかもしれません。
4.飛距離とスピン2つの性能を有している
飛距離アップは狙い続けたいけど、グリーンをピンポイントに攻めたいと考えるのであれば、「飛んで止まる」バランス系のボールを選ぶことをおすすめします。ディスタンス系とスピン系ボールの長所を備えているだけに、生産コストも高くなることから高価なボールが一般的です。本間ゴルフのバランス系ボールを、本間ゴルフのなかで比較すると高めの価格設定ですが、他社メーカーと比べるとリーズナブルな価格となっているので、迷わず選ぶことができるのではないでしょうか。
【2022年最新】本間のゴルフボールおすすめ8選
2022年におすすめの本間のゴルフボールを種類別に紹介します。
1.HONMA D1 BT2201ボール(2022年モデル)
コストパフォーマンスに優れた飛び系ボール
2016年に初代「D1」が登場して以来、アマチュアゴルファーから「飛び」に特化したゴルフボールとして絶大な支持を得ているホンマD1。2022年発売の四代目「D1」は、さらなる進化を遂げ、従来からの飛距離アップを追求しながらも止まる球に必要なスピン量も加わり、「つかまりの良さ」が実感できるソフトな打感に特徴のあるゴルフボールです。ドライバーでは飛距離を狙い、アイアンではピンをデッドに狙うことができる、そしてアマチュアゴルファーにとって重要なコストパフォーマンスの良さもおすすめのボールの条件といえるかもしれません。
D1の口コミ
D1の仕様・製品情報
構造・タイプ | 2ピース・ディスタンスタイプ |
適応ヘッドスピード | 全領域 |
弾道 | 高弾道 |
スピン | 低スピン |
コア | ロースピンラバーコア |
カバーパターン | 368ディンプル |
カバー素材 | アイオノマーカバー |
カラー | ホワイト、イエロー、オレンジ、グリーン、マルチカラー |
2.HONMA D1 SPEEDMONSTER BT2003ボール(2021年モデル)
モンスター級の飛距離にグリーンで止まるスピン性能がプラス
D1 SPEEDMONSTERは、「飛び」で人気の本間ゴルフのディスタンス系ボールD1をベースにアップデートした、飛距離性能大幅強化を掲げているボールです。D1よりも飛ぶ秘密は、より反発力の高いボール内部のモンスターコアを開発したことにあります。名称通りにモンスター級の飛距離だけではなく、従来の2ピース構造を3ピースに変更したことでスピン性能が格段に向上し、グリーン回りからのショートゲームではギュっと止まるバックスピンでダイレクトにピンそばを攻めることも可能です。
D1 SPEEDMONSTERの口コミ
D1 SPEEDMONSTERの仕様・製品情報
構造・タイプ | 3ピース ソフト・ディスタンスタイプ |
適応ヘッドスピード | 全領域 |
弾道 | 高弾道 |
スピン | 高スピン |
コア | モンスターコア |
カバーパターン | 368ディンプル |
カバー素材 | ソフトアイオノマー |
カラー | ホワイト、イエロー |
3.HONMA A1 BT1905ボール(2019年モデル)
ティーショットでスライスやフックが怖くない
ティーショットの曲がりが怖くて思い切ったスイングができない、ドライバーを使いたくないと考えているようなら、ストレートボールに特化した本間ゴルフのA1がおすすめです。インパクトの衝撃はボール内部の柔らかいコアに吸収され、つぶれたボールが反発して飛び出していくので、スクエアにヒットできなくても擦り球を防いでくれるわけです。ただしヘッドスピードが45m/sを越えると「つかまり過ぎ」と感じるかもしれませんが、ボールが固いと感じる低温のウインターシーズンには高い評価を受けているので、もしも柔らか過ぎと感じたときには使用時季を考慮すれば強い味方になるはずです。
A1の口コミ
A1の仕様・製品情報
構造・タイプ | 2ピース・ディスタンスタイプ |
適応ヘッドスピード | 38 m/s前後 |
弾道 | 中弾道 |
スピン | 低スピン |
コア | スーパーソフトコア |
カバーパターン | 368ディンプル |
カバー素材 | ソフトアイオノマー |
カラー | ホワイト・イエロー・オレンジ・
マジカルカラー(ホワイト・イエロー・オレンジ・ピンク) |
4.HONMA TW-S BTQ2103ボール(2021年モデル)
スピン性能を重視したツアーボールでスコアアップ!
2021年モデルのTW-Sは、スピン性能を重視している本間ゴルフのツアーボールです。しっかりボールをとらえたことが実感できるソフトフィーリングなファストソフトコア、適切なスピン量を得られるNDソフトレイヤー、ウェッジの溝に食い込むような高耐久ウレタンカバー、この3ピース構造でインテンショナルショットを自在に打ち分けることが可能となるでしょう。一方でスピン性能の向上とともに曲がりへの不安も増すかもしれませんが、ラバー表面に施された大小7種のディンプルによって、飛行のバラつきを抑え直進性は従来よりも向上しているので振り切ることができるはずです。
TW-Sの口コミ
TW-Sの仕様・製品情報
構造・タイプ | 3ピース・スピンタイプ |
適応ヘッドスピード | 全領域 |
弾道 | 高弾道 |
スピン | 高スピン |
コア | S-fastコア |
カバーパターン | 338ディンプル |
カバー素材 | ウレタンカバー |
カラー | ホワイト・イエロー |
5.HONMA X4 BT1906ボール(2019年モデル)
潰して飛ばす!より近いところからスピンを効かせて攻める
4ピースモデルのX4は、本間ゴルフ史上最軟といわれるソフトコアを導入した柔らかい打感に特徴のあるゴルフボールです。4ピースのボール内部からインパクトでボールをつかまえる感覚を体現できるウルトラソフトコア、反発性に優れたポリマーHPPインナーマントル、ヘッドスピード全域で反発力が増すハイフレックスレイヤー、そしてウェッジの溝に喰いつくウレタンカバーの4層からできています。スタンダードカラーのホワイト、セルフプレーでボール探しが容易なイエローの2色がありますので、お好みの色を選んでみてはいかがでしょう。
X4の口コミ
併せてお値段両面でも納得がいく商品です。
アプローチで球が低いので、慣れが必要。
X4の仕様・製品情報
構造・タイプ | 4ピース・スピンタイプ |
適応ヘッドスピード | 40m/s前後 |
弾道 | 高弾道 |
スピン | 高スピン |
コア | ウルトラソフトコア |
カバーパターン | 326ディンプル |
カバー素材 | ウレタンカバー |
カラー | ホワイト・イエロー |
6.HONMA TW-X BTQ2102ボール(2021年モデル)
爆発的な飛距離にスピン性能を併せ持つプロトタイプ
TW-Xは本間ゴルフを代表するツアーボールです。ドライバーで打ち出す飛距離の追求はもちろんのこと、アイアンショットでグリーン上にピタッと止めるスピン性能をも兼ね備えているバランスタイプの最高峰モデルといえます。ソフトな打感の高初速NCコア、ドライバーショットで不要なバックスピンを抑えてくれる新高反発IOTHレイヤー、そしてアイアン・ウェッジで強烈なスピンを効かせられるスピンウレタンカバーの3層構造は初心者から上級者まで満足できることでしょう。
TW-Xの口コミ
芯に当たった時も、何か吸い付くというよりはカチッとした感覚。
TW-Xの仕様・製品情報
構造・タイプ | 3ピース・バランスタイプ |
適応ヘッドスピード | 全領域 |
弾道 | 全領域 |
スピン | 高スピン |
コア | ハイスピードNCコア |
カバーパターン | 338ディンプル |
カバー素材 | 高耐久スピンウレタンカバー |
カラー | ホワイト・イエロー |
7.HONMA TOURWORLD TW-X BT1908ボール(2019年モデル)
進化したソフトな打感でボールをつかまえて飛ばす!
2018年にTW-X初代モデルが登場し、驚異的な飛びとリーズナブルなコスパから市場を席巻、さらにソフトな打感で「つかまて飛ばす」ボールが2代目 TOURWORLD TW-Xです。多くのゴルファーが望む飛距離と、少しでも安い品を求めるコスパの良さから2代目TW-Xも高い評価を受けています。名称の「ツアーワールド」はプロ仕様のツアーボールとして開発され、ミートが実感できるソフトな打感は上級者から高い評価を受けていますし、初心者でもパワーみなぎるスイングが可能であればおすすめできるボールです。
TOURWORLD TW-Xの口コミ
TOURWORLD TW-Xの仕様・製品情報
構造・タイプ | 3ピース・バランスタイプ |
適応ヘッドスピード | 40m/s~ |
弾道 | 中弾道 |
スピン | 低スピン |
コア | 高初速NCコア |
カバーパターン | 326ディンプル |
カバー素材 | ウレタンカバー |
カラー | ホワイト・イエロー |
8.HONMA D1 plus BT1903ボール(2019年モデル)
飛びのD1にスピン性能を加えた進化系ボール
飛距離に特化した2ピースのD1ボールに、スピン性能をプラスした3ピースのD1プラスは、ゴルファー待望の「飛んで止まる」ボールです。ヘッドスピードの速いドライバーショットで高い反発力を発揮する高反発スプリングラバーコアを1層目に採用、スピン性能が高まるハイブリットIOレイヤーを2層目とし、強弾道でもブレずに直進性が保てる368ディンプルのソフトアイオノマーカバーで3層目としています。表面のカラーコーティングには輝きが感じられるパールを配合しているので、バンカーやラフでも誤球の心配はなくプレーに集中できることでしょう。
D1 plusの口コミ
D1 plusの仕様・製品情報
構造・タイプ | 2ピース・バランスタイプ |
適応ヘッドスピード | 全領域 |
弾道 | 高弾道 |
スピン | 中スピン |
コア | 高反発ラバーコア |
カバーパターン | 368ディンプル |
カバー素材 | アイオノマーミッドカバー |
カラー | ホワイト・マルチカラー(ホワイト・イエロー・オレンジ・ピンク) |
まとめ
今回は本間ゴルフのゴルフボールの種類や特徴、また選び方のポイントについて紹介しました。本間のゴルフボールはプロからの評判も良く、自分のスキルやパワーに合わせたボールを選ぶときは、飛びを追求して飛距離アップを狙うか、スピンを習得してスコアメイクに励むのか、事前に定めておくと良いでしょう。