国内外の人気ツアープロが使用して注目を集めているキャロウェイのゴルフボールは、飛びに特化していることもあり、多くのアマチュアゴルファーからも支持を受けています。技術の粋を結集した4ピースボール、曲がらず真っ直ぐに飛ぶ3ピースボール、ローコストでぶっ飛びを実感できる2ピースボールなど、飛距離だけではなくスピン性能も兼ね備えたキャロウェイのゴルフボールの特徴や選び方、さらにはおすすめの7モデルを紹介していきます。
キャロウェイのゴルフボールについて
キャロウェイは、1982年にクラブメーカーとして創業し、ゴルフボール製造は2000年のことです。当時としては画期的な「ウレタンカバーの3ピースソリッド構造」を発明。2008年には自社クラブの特性に合わせたボールを発表し、飛距離と正確性、さらにコントロール性を加えたボールを次々に発表していきます。ビッグバーサー、E・R・C、GBB EPICと一大ブームを起こした飛びに特化したドライバーに見合う、飛距離にこだわりを持つボール造りこそが、キャロウェイにおけるゴルフボールのベースといえるでしょう。
キャロウェイゴルフボールの選び方
選び方1 飛距離で選ぶ
キャロウェイはすべてのボールが飛距離を追求していて、絶対的な飛距離を前提にピタッと止まるスピン量やインパクトでの打感など他の要素を加えています。ただしキャロウェイの7種類のボールの特性と、ゴルファーの技量やパワーがマッチングすることで、より遠くに飛ばすことができるボールに巡り合うことができるのです。インパクトでの理想的なバックスピン量は2500回転前後ですが、飛ばないゴルファーは3800回転を超える場合があります。スピン量を抑えるディスタンス系を選べば曲がらず真っ直ぐに飛んでいくことでしょう。
選び方2 弾道で選ぶ
飛距離を伸ばすためには一定の角度で打ち出す必要があります。ヘッドの性能にもよりますがドライバーであれば14度~18度が最適といわれているので、ロフト角10度のドライバーは4度~8度のアッパーブローが必要になります。ボールの手前でスイングの最下点を迎え、最下点を通解してフェース面が上を向いたときにボールをとらえなければなりません。体重移動をしながらのフルスイングでアジャストするのは至難の業、結果的に多くのゴルファーは曲がらず真っ直ぐに飛ぶボールが必要になります。キャロウェイのボールは高弾道タイプなので、最適な打ち出し角に満たないインパクトでも飛距離を伸ばしてくれます。
選び方3 技量で選ぶ
パワー不足で飛距離が伸びない、方向が安定せず思い切ったスイングができずに飛ばない、ヘッドスピードは速いのに思っているほど飛ばないなどの悩みを抱えて、現状よりも飛距離を稼ぎたいときには直進性の優れたキャロウェイのディスタンス系を選びましょう。飛距離を構成する重要な要素である「初速」「打ち出し角」「低スピン量」に注目すると、飛距離アップを狙うことができるでしょう。一方で飛距離の出るディスタンス系はスピン量が少ないので、グリーンに向けたショットでは止まらない可能性があります。4ピース・3ピースであれば飛んで止まる性能を有しているものもありますので、自分の技量に合ったものを選ぶことが重要です。
選び方4 価格で選ぶ
どんなに性能の良いボールでも使い続けると劣化して当初の性能が低下します。消耗品であるボールは、大事に使っていても一定のサイクルで新しいものと交換することで、ボールが持つ本来の性能を引き出せます。ラウンドでのショット回数やインパクトによる削れなどで耐久期間に違いはありますが、プロの場合であれば2~3ホールで交換しています。お財布と相談しながら価格で選ぶこと、さらにはプライベートラウンドとオフシャルコンペでボールの使い分けをすれば、常に新しいボールでプレーに臨めるという方法もあります。
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キャロウェイのゴルフボール全シリーズ紹介
キャロウェイのゴルフボールおすすめ7モデルをご紹介します。ボールが何層で作られているかを明示しているピースや内部構造、ティーショットでの飛距離と直進性、ショートアイアンやウェッジにおけるスピン性能、さらには経済性についてもボール選びの判断材料となるはずです。自分の目指すプレースタイルが叶うようボール選びの参考にしてください。
1. CHROME SOFT
つぶして飛ばす弾力あるソフトな打感が魅力
ボールの表面は薄いウレタン素材でフェースにしっかりグリップ、内部の2層の巨大化したコアがインパクトの衝撃でつぶれて強反発。スピンを効かせたアイアンショットとビックドライブを実感できる強い反発力で、飛んで止まる進化したボールがキャロウェイの新しいCHROME SOFTです。ノーマルタイプのホワイト、方向性が確認できる三本線の入ったトリプルトラック、誤球の心配がないサッカーボールカラーのトゥルービスの中からお好みのタイプを選ぶことができます。
CHROME SOFTの口コミ
CHROME SOFTの仕様・製品情報
構造・タイプ | 4ピース・ディスタンス系 |
適応ヘッドスピード | 全域 |
弾道 | 高弾道 |
スピン | ロングショット少ない、ミドル・ショートショット多い |
コア | 2層 グラフェン搭載ディアル・ソフトファスト・コア |
カバーパターン | ヘックス・エアロネットワーク パターン |
カバー素材 | 極薄ソフトウレタン |
カラー | ホワイト、トリプルトラック(ホワイト・イエロー)、トゥルービス |
2. CHROME SOFT X
ヘッドスピードの速さを活かすニュータイプボール
ヘッドスピードが速い上級者に向けたCHROME SOFT Xは、シリーズ共通の極薄ソフトウレタンでインパクトのフィーリングは最良、内部のコアに近いインナーマントルは柔らかめ、表面のカバーに近いアウターマントルは硬めです。この2つのマントルによってインパクトで衝撃を一旦吸収し、コアに蓄えたエネルギーを打ち出すボールへと伝えて飛距離アップが実現できます。一方でショートゲームでは必要なスピン量も備えているので、ドライバーは飛びを実感、ショートアイアンはバックスピンを実現、場面に応じて新らたに搭載されたスピンセパレーションを有効に使うことができるでしょう。
CHROME SOFT Xの口コミ
CHROME SOFT Xの仕様・製品情報
構造・タイプ | 4ピース・ディスタンス系 |
適応ヘッドスピード | ヘッドスピード速め |
弾道 | 高弾道 |
スピン | ロングショット少ない、ミドル・ショートショット多い |
コア | ハイスピード・デュアル・マントル、シングル・ソフトファスト・コア |
カバーパターン | ヘックス・エアロネットワーク パターン |
カバー素材 | 極薄ソフトウレタン |
カラー | ホワイト、トリプルトラック(ホワイト・イエロー)、トゥルービス |
3. CHROME SOFT X LS
ティーショットは低スピンでアプローチは高スピン
CHROME SOFT X LSは、同じCHROMEシリーズのCHROME SOFT Xよりも直進性を求めてスピン量を抑えたことで、名称にLow Spin=LSを加えています。SOFT X LSは2層のコアとウレタンカバーの配合を変えて、スピン量を抑える直進性に重点を置いたボールとなっています。ただしウェッジやショートアイアンを使うアプローチショットでは、SOFT Xと同様に必要なスピン量が得られるハイスピード・デュアル・マントル・システムを搭載しています。さらに方向性を安定させるため、ボール表面に三本線をプリントしたトリプル・トラックタイプも新加入しています。
CHROME SOFT X LSの口コミ
CHROME SOFT X LSの仕様・製品情報
構造・タイプ | 4ピース・ディスタンス系 |
適応ヘッドスピード | ヘッドスピード速め |
弾道 | 高弾道 |
スピン | ロングショット少ない、ミドル・ショートショット多い |
コア | ハイスピード・デュアル・マントル、シングル・ソフトファスト・コア |
カバーパターン | ヘックス・エアロネットワーク パターン |
カバー素材 | 極薄ソフトウレタン |
カラー | ホワイト、トリプルトラック(ホワイト・イエロー)、トゥルービス |
4. E・R・C
さらに真っ直ぐ飛びを実感できるディスタンス系モデル
E・R・Cは、キャロウェイの創業者Ely Reeves Callawayの頭文字から命名された日本限定モデルです。リーズナブルな価格でありながら飛びに特化した飛距離へのこだわりと、曲がらない直進性を備えたキャロウェイの代表的なボールといえます。進化したニューバージョンは、ボールを遠くへと飛ばせる性能を継続しながらも、さらに低スピン化を実現したことで曲がらないボールとなっています。スライスやフックに悩みを抱えているゴルファーには魅力的なボールといえるでしょう。
E・R・Cの口コミ
E・R・Cの仕様・製品情報
構造・タイプ | 3ピース・ディスタンス系 |
適応ヘッドスピード | 全域 |
弾道 | 高弾道 |
スピン | ロングショット少ない、ミドル・ショートショット多い |
コア | 高エネルギーコア |
カバーパターン | ヘックス・エアロネットワーク パターン |
カバー素材 | 高反発ソフトアイオノマー |
カラー | ホワイト・レッド・イエロー・ピンク |
5. E・R・C SOFT
真っ直ぐ飛んで止まる進化したディスタンス系
人気となった日本限定モデルのE・R・Cを世界市場に売り出すにあたり、進化系モデルとしてE・R・C SOFTが誕生しました。2021年4月には飛距離アップに必須の初速と打ち出し角とスピン量が改善された2代目モデルが登場し、曲がらず真っ直ぐに飛ぶボールとして人気を博しています。またグリーンを狙う場面ではスピンの効いたアプローチショットも狙え、さらにセルフプレーでは簡単にボールを探し出せるようピカピカしていないマットカラーのレッド・イエロー・ピンクもあり、初心者から上級者まで人気のボールといえるでしょう。
E・R・C SOFTの口コミ
E・R・C SOFTの仕様・製品情報
構造・タイプ | 3ピース・ディスタンス系 |
適応ヘッドスピード | 全域 |
弾道 | 高弾道 |
スピン | ロングショット少ない、ミドル・ショートショット多い |
コア | ハイエナジー・コア |
カバーパターン | ヘックス・エアロネットワーク パターン |
カバー素材 | 新ハイブリッドカバー
(パラロイド耐衝撃強化剤配合) |
カラー | ホワイト・レッド・イエロー・ピンク |
6. WARBIRD
アプローチでのスピン性能もアップした飛び重視のディスタンス系
WARBIRD(ウォーバード)は、廉価なハイパフォーマンスの価格と飛距離重視のディスタンス系として人気のボールです。新しく導入された高初速コアによって従来よりも打感の良さが感じられ、しっかりボールをとらえることができることでしょう。またショートアイアンやウェッジによるアプローチショットで必要なスピン性能も向上していて、ティーイングエリアからグリーンまで、それぞれの場面に必要とする能力を持ち合わせている経済的で魅力的なボールです。
WARBIRDの口コミ
WARBIRDの仕様・製品情報
構造・タイプ | 2ピース・ディスタンス系 |
適応ヘッドスピード | 全域 |
弾道 | 高弾道 |
スピン | ロングショット少ない、ミドル・ショートショット多い |
コア | 高エネルギーコア |
カバーパターン | ヘックス・エアロネットワーク パターン |
カバー素材 | 高反発ソフトアイオノマー |
カラー | ホワイト・イエロー |
7. SUPERSOFT MAX
ゴルフ業界注目の安心感が得られるワンサイズ大きなソフトタイプ
SUPERSOFT MAXは読んで字のごとく、SUPERSOFT=素晴らしく柔らかい、MAX=大きなサイズのボールということになります。一般的なボールの直径よりも0.05インチ大きな1.73インチのボールです。数値的なサイズよりも大きく見えるのは心理的な部分があるのかもしれませんが、しっかりミートができる安心感から初心者はもちろんのこと女性やシニアにも人気となっています。またボールの表面には黒色ラインに見える「SUPERSOFT MAX」が印字されていて、ティーショットやパッティングではターゲットに合わせるアライメントとしても活用できます。
SUPERSOFT MAXの口コミ
SUPERSOFT MAXの仕様・製品情報
構造・タイプ | 2ピース・ディスタンス系 |
適応ヘッドスピード | 全域 |
弾道 | 高弾道 |
スピン | 低スピン |
コア | ソフトコンプレッションコア |
カバーパターン | ヘックス・エアロネットワーク パターン |
カバー素材 | トライブレンド・アイオノマー |
カラー | ホワイト・ピンク |
キャロウェイのゴルフボールまとめ
商品名 | 特徴 | 価格(定価) | 構造(ピース数) | カラー |
CHROME SOFT | 上級・中級者対応 | 6,930円 | 4ピース | ホワイト イエロー ホワイト×レッド ホワイト×ブルー |
CHROME SOFT X | 上級者対応 | 6,930円 | 4ピース | ホワイト イエロー ホワイト×レッド ホワイト×ブルー |
CHROME SOFT X LS | プロ・上級者対応 | 6,930円 | 4ピース | ホワイト イエロー ホワイト×レッド ホワイト×ブルー |
E・R・C | 中級者 飛距離UP |
4,400円 | 3ピース | ホワイト レッド イエロー ピンク |
E・R・C SOFT | 中級者 飛距離UP |
5,500円 | 3ピース | ホワイト レッド イエロー ピンク |
WARBIRD | コスパ良 | 2,200円 | 2ピース | ホワイト イエロー |
SUPERSOFT MAX | シニア・女性対応 | 3,520円 | 2ピース | ホワイト イエロー |
今回はキャロウェイのゴルフボールの特徴から選び方について紹介し、7種類のおすすめボールをご案内しました。それぞれのボールの性能や特徴を分析することで、自分にとって相性の良いボール探しに役立つことと思います。自分のゴルフレベルや身体能力、理想とするプレースタイルなどを考慮したボール選びの役に立てれば幸いです。
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