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日差しを遮るものの少ないゴルフ場での夏のゴルフは、しっかりと暑さ対策をして少しでも快適にプレーしたいものです。近年は地球温暖化の影響もあり、夏の気温上昇が続いていますが、夏のラウンドには十分な暑さ対策が必要不可欠といえるでしょう。今回は暑い夏も楽しくラウンドするための紫外線や熱中症対策と少しでも快適にプレーするための便利グッズをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
夏ゴルフでは暑さ対策と紫外線対策は必須!
真夏の日差しの中でのラウンドは身体へのダメージが大きいもの。ゴルフでは長時間屋外で過ごすため、紫外線対策や熱中症対策が欠かせません。長時間紫外線を浴びることにより、皮膚だけでなく白内障など目の病気になるリスクも上がります。また、高温多湿でジメジメとした日本の夏ゴルフでは、汗をかいてもさらっと快適に過ごせる速乾性の素材を使ったウェアや通気性の良いアイテム選びは大切です。脱水症状や熱中症といった症状は大変危険なため、ぜひ万全の対策を取った上でラウンドしましょう。
夏のゴルフで知っておきたい暑さ対策のポイント
1.こまめな水分補給
人間にとって水分はとても大切です。体内の水分を2%失うと運動能力の低下がはじまり、4~5%失うと頭痛やめまいなどの脱水症状が現れます。大量に汗をかく夏のゴルフでは水分補給が欠かせません。口から摂取した水分は体に浸透するまでに約20分かかるため、一気にがぶ飲みするのではなく喉が渇く前からこまめに少しずつ摂取することを意識しましょう。また、水分補給と同時に塩分を補給することで熱中症の効果的な対策に繋がります。水やお茶ではなく電解質を含むスポーツ飲料などを飲んだり、飴や塩分入りタブレットをホール間などで摂取すると良いでしょう。
2.直射日光をなるべく避ける
夏のゴルフでは、プレー以外の時間はなるべく日差しを遮って過ごすことが大切です。強い直射日光を浴び続けると、体温調節が上手くできなくなり熱中症のリスクが高まります。。ショットまでの間は傘をさしたり、クラブハウスから出る時から帽子を被るなどしてなるべく頭や首への直射日光を避けるよう心がけましょう。また、少しでも具合が悪いと感じたら早めに涼しい場所で体を休めることも大切です。
3.紫外線対策や冷感グッズを利用する
日焼けでの皮膚への悪影響や体力消耗、また脱水症状や熱中症などの暑さ対策には便利グッズも活用しましょう。速乾性や通気性の高い素材を使った夏用ウェア、夏用キャップをはじめ、暑さ対策に有効な飲み物や冷感グッズもたくさん開発されています。最近では濡らして使うグローブなども発売されていますので、こうした夏の暑さ対策グッズを有効に活用していきましょう。
プレー前やプレー後にやっておきたいこと3つ
次のプレーの前日やプレー前、またプレーの後にできる暑さ対策を紹介します。
十分な睡眠
寝不足の身体で暑い中ラウンドすることは熱中症のリスクを高めます。特にラウンド前日は十分な睡眠を取ることを心がけましょう。とはいえ夏は熱帯夜で寝苦しいもの。寝具や空調を工夫したり、毎日の軽い運動も快適な睡眠に繋がります。日頃からの生活習慣を意識することが暑さ対策になることも覚えておいてください。
日焼けを防ぐ
紫外線による日焼けは肌へのダメージだけでなく、日焼けによる体力消耗、日焼け疲れを起こします。こうしたダメージを防ぐために日焼け止めを使用しましょう。夏は大量の汗をかくので、4〜5ホールに1度のこまめな塗り直しをお勧めします。また、紫外線対策にはインナーやフェイスカバーなどのアイテムもありますので、うまく活用して直射日光から身を守りましょう。
ビタミンの摂取
紫外線が肌に当たることで体内では活性酸素が発生します。活性酸素は体内でメラニン色素を発生させることで、紫外線からのダメージを防ぎますが、同時に老化を促進させてしまう作用もあります。ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEには活性酸素の働きを抑える作用があり、食品などから摂取することで紫外線による肌のダメージを軽減させる効果が期待できます。日頃から抗酸化ビタミンを含む野菜や果物、サプリメント食品などを積極的に摂取することは健康のためにもおすすめです。特にプレーの前後は積極的に摂取することで、疲労感の軽減や熱中症対策に役立つでしょう。
夏ゴルフを快適に過ごすゴルフウェア
夏のラウンドには暑さ対策として服装もとても重要です。ここでは暑さ、汗、ベタつきを軽減させる服装選びのポイントとおすすめ商品を紹介します。
トップス
半袖でも厚手の生地や速乾性の低い素材を選んでしまい暑さに苦しんでいる方を多く見かけます。まとわりつく汗や体温の上昇は服の生地が影響していることも原因です。通気性があり吸水速乾性の高いウェアや、ひんやりと感じられる冷感素材を使った夏用ウェアを選びましょう。また、速乾素材の長袖インナーを着用することで直射日光を防ぎ、体力消耗を抑える効果もあります。半袖だけにこだわることなく、トップスを選ぶ際は吸水速乾性や冷感素材、通気性などを考慮すると良いでしょう。。
ズボンやスカート
夏にボトムスを着用して暑さを感じている人もいるでしょう。ドレスコードの範囲内であれば暑さ対策にハーフパンツもお勧めです。こちらもトップスと同様、最近では吸水速乾素材タイプが多く販売されていますので、素材も意識してみてください。女性の場合はスカートにインナーを合わせれば肌の露出を抑えることも可能です。ロングパンツの場合も、夏用の素材ものを選ぶと良いでしょう。
帽子
熱中症対策に帽子は欠かせません。真夏のゴルフで頭皮に直射日光を受けることは危険行為です。。サンバイザーも日差しが弱い時は涼しくて良いのですが、日差しが強い時はキャップなど頭皮をしっかりと覆うタイプの帽子を被りましょう。特に梅雨明け以降の本格的な夏には、通気性の高い夏用のメッシュキャップがおすすめです。暑さ対策の必需品として様々な帽子が発売されているので、好みに合わせて選びましょう。
インナー
インナーは通気性や速乾性に優れたタイプが数多く発売されています。半袖半ズボンが一番涼しいイメージがあるかもしれませんが、実は長袖インナーやレギンスで肌の露出をさけ、直射日光を浴びない方が体力消耗を抑えられることがわかっています。日焼けやムレの防止にも有効で、運動効率アップも期待できます。
アームカバー
長袖インナーでは身体の締め付けが気になるという方にはアームカバーがお勧めです。UVカット機能や吸水速乾性の高い素材、冷感素材を使ったアームカバーなら、直射日光から肌を守り体感温度を下げるので、暑さ対策におすすめのアイテムです。上着を着るよりも涼しく、日焼け防止に有効です。
グローブ
実はグローブにも夏用があります。真夏には、清涼感抜群の水に濡らして使うタイプのグローブがおすすめです。水を濡らした状態でもストレッチ素材がフィット感と通気性を高めます。ホールド感もキープされ、手の先から涼しさを体感できます。他にも接触冷感・吸水速乾・UVカット機能のある夏用グローブが各メーカーから発売されてるので、ぜひチェックしてみましょう。
サングラス
目は紫外線から大きなダメージを受けやすく、長時間曝され続けると視力の低下や白内障などの病気を誘発する可能性があります。夏の日差しから目を守るためにもサングラスをかけることをお勧めします。
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あると便利なひんやりアイテムや日除けグッズ
暑さ対策や日除けにぜひ準備しておきたい、便利なアイテムをご紹介します。
アイシングバッグ(氷のう)
プレー中に熱くなった身体を冷やすために、氷のう・冷却スプレー・冷感タオルなども便利です。氷のうは直接氷を入れて熱く感じている部分や首回りなどに当てると体温を下げる効果があります。、最近は氷をサービスで提供してくれるゴルフ場も多く、持ち歩きにも便利でとても使いやすいアイテムです。
冷却スプレー
冷却スプレーは即効性のある冷感グッズです。一気に身体を冷やすので使用に注意も必要ですが、瞬間的に冷たさを感じられクールダウンが可能です。
冷感タオル
冷感タオルは水に濡らして使うタイプのタオルで、適度な冷たさを感じ、やさしく肌を冷やしてくれます。乾いてしまうと効果が薄れますので、茶店などにある水道をうまく利用しましょう。
ネッククーラー
他にも水に濡らして使うネッククーラーや、冷感フェイスカバーなども冷感グッズとして発売されています。
ペットボトルケース・水筒
夏のラウンドでは必ず、スポーツドリンク・経口補水液・水などを携帯してこまめに飲むようにしましょう。また、大量の汗をかくので塩分やミネラルの補給も必須となります。ブドウ糖やミネラル、食塩が入ったスポーツドリンクはおすすめですが、、糖分が多く含まれたタイプもありますので飲み過ぎには注意しましょう。その場合は、水で薄めると良いでしょう。脱水症状を防ぐ効果のある経口補水液もラウンド中の飲みものとして有効です。水しかない場合は一緒に梅干しや塩飴などで塩分も補給すると熱中症対策になるでしょう。飲みものを冷たくキープするための水筒や保冷ボトル、ボトルホルダーなどを活用することで最終ホールまで冷たいままキープすることができます。
日傘
直射日光から身を守るために日傘は有効です。体温の上昇や体力の消耗を防ぎ、日焼けの防止にもなります。ショット間やコース内での移動には日傘をうまく活用しましょう。
まとめ
今回は夏のラウンドにおける暑さ対策と便利グッズを紹介しました。夏のゴルフは暑さ対策を怠ると身体的危険が伴うので注意が必要です。しっかりとした対策とアイテムを使うことでそのリスクを軽減できますのでぜひこの記事を参考にしてみてください。暑さ対策を万全にして夏もゴルフを楽しみましょう。