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アプローチショットでゴルフを制す!距離感を鍛える練習方法とコツは? 

スコアメイクに大きな影響を及ぼすアプローチショットのコツや、距離感を鍛える練習方法などについて詳しく解説します。

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アマチュアゴルファーにとって、アプローチショットでいかにカップの近くまで寄せることができるかが、スコアメイクの重要なポイントになります。200ヤード越えのドライバーショットも10ヤードのアプローチも同じ1打には変わりません。短いアプローチの方がスコアを1打縮めるためには、より正確性が求められます。今回はスコアメイクにおいて重要なアプローチショットのコツや、距離感を鍛える練習方法などについて詳しく解説します。

アプローチとは

コースマネジメントにおいて、パー4ならセカンドショットでグリーンオンさせること(パーオン)がゴルフの理想です。しかしアマチュアゴルファーがパーオンできる確率はそれほど高くはありません。そこで重要となるのがアプローチショットです。アプローチとは、主に50ヤード以内のグリーンオンを狙うショットを指します。アプローチでは、距離やライの状況により様々な種類を打ち分ける必要があります。深いラフ、順目、逆目などの芝の状況も様々ですし、グリーンの傾斜やカップの位置、グリーンの手前にバンカーなどの障害物がある場合などもあります。状況をよく把握した上で適切なショットを行わなければなりません。自信を持ってアプローチをするためには、アプローチの種類と打ち方のコツを正しく理解することが必要です。

アプローチショットの種類

アプローチショットは大きくは以下の4つの打ち方に分類できます。それぞれについて解説します。

ランニングアプローチ

ランニングアプローチは、低めにボールを打ち出して転がして寄せる方法です。9番~7番アイアンなどで、パターと同じようなストロークで打つことが基本です。アプローチショットの中では一番簡単な打ち方なので、状況が許せば、できるだけランニングアプローチを使いましょう。

ピッチエンドラン

ピッチエンドランはランニングアプローチよりもボールを高く上げて、キャリーとランの比率をイメージして寄せる方法です。キャリーとは打ち出しからボールが空中を飛んで落ちるまでの距離のことで、ランはグリーン面など地面に落ちてから転がる距離のことです。PW(ピッチングウェッジ)で打つ場合はキャリーとランの比率が1:2になると言われています。

ピッチショット

ピッチショットはボールの高さとスピンによりランを意図的に少なくするショットです。グリーンエッジからカップまでの距離が短い時などに使います。ボールへのコンタクトの精度が求められるため難易度の高いショットとなります。

ロブショット

ロブショットはボールを高く打ち出して、ランを出さずに止めるアプローチショットです。打てるライも限られていて、かなり練習しないと距離感を合わせるのも難しいので初心者にはおすすめできません。

アプローチに使うクラブは?

アプローチでは、SW(サンドウェッジ)やAW(アプローチウェッジ)が基本となりますが、ランニングアプローチはロフトの立っている9I(9番アイアン)や7I(7番アイアン)などで行うとミスが少なくなります。ピッチエンドランは、自分の打ちたい弾道のイメージが出やすいクラブを選んで使用してください。ピッチショットとロブショットについてはSWで打つことが基本となります。ボールのライやグリーンの状況とショットの種類に合わせて、クラブを使い分けましょう。ただし、練習していない番手や種類のショットは本番では避けた方がよいので、練習時間が十分にとれないアマチュアゴルファーは、SWやAWなど自分が得意なクラブ一本に絞ってアプローチをする選択をした方が良いという考え方もあります。

アプローチショットの寄せのコツ5つ

次にアプローチショットを寄せるためのコツを5つまとめました。それぞれについてチェックしましょう。

1.アドレスでのスタンスと体重のかけ方

  1. 1.小さく構える
  2. 2.オープンスタンスにして手元の通り道を作る
  3. 3.体重は左右均等をキープ

飛ばす必要がなく、正確性を求めるアプローチショットでは小さく構えることが基本です。スタンス幅は狭めに構え、オープンスタンスにして手元の通り道を作ってあげましょう。距離の短いアプローチほどオープンにして、距離が長くなるに従ってスタンスはスクエアにしていきます。アマチュアゴルファーが間違えやすいのがオープンスタンスに合わせて、肩の向きもオープンにしてしまうことです。肩やクラブフェースは打ちたい方向にスクエアに構えるのが正しいアドレスになります。体重は左右均等が基本です。アプローチでは体重移動の必要がありませんので、左右均等の重心をしっかりキープしてスイングしてください。

2.クラブは短く持ってハンドファーストに

  1. 1.クラブは短く持つ
  2. 2.ハンドファーストに構える
  3. 3.手首の角度が変わらないように打つ

アプローチでは飛ばす必要がないので、クラブは短く持ってください。操作がしやすくなり大きなミスを防げます。また、アドレスでは、クラブヘッドより手が目標方向にあるハンドファーストに構え、インパクトからフォローにかけて手首の角度が変わらないように打ちます。ハンドファーストに構えることでクラブを鋭角に入れることができ、ざっくり、トップなどのミスを防ぐことができます。ただし、ハンドファーストが強すぎるとクラブのバウンスが使えず、逆にミスが増えることもあるので注意して下さい。

3.グリッププレッシャーとスイングスピード

アプローチになるとグリップを強めに握ってしまう人が多いですが、あまり強く握ってしまうとスムーズに腕が動かなくなるので注意しましょう。また、アプローチではインパクトにかけてヘッドスピードが加速していくことが重要です。短い距離のアプローチでは、飛び過ぎを恐れてインパクトでクラブを減速させてしまう動きになりがちですが、これはダフリやトップといったミスを生む原因となります。腕に余計な力が入らないようにグリップを握り、インパクトにかけてスムーズに加速してくスイングを心がけて下さい。

4.ボールの落とし場所を決める

キャリーとランのイメージができたら、ボールの落とし場所を決めます。あとはカップをなるべく見ないようにして、決めた落とし場所にキャリーでボールを打つことに集中しましょう。落とし場所をあまりピンポイントに決めすぎるとプレッシャーがかかりますので、ある程度の大きな円を想像してアバウトに設定することもミスしないコツです。

5.最も安全な方法を選択する

アプローチをする際に最も大切なのが、安全策をとるということです。プロのように華麗なロブショットやスピンの効いたショットでカッコよく寄せたいと思っても、冷静に自分の実力と相談して安全な打ち方を選択しましょう。一般的には状況が許す限りランニングアプローチを使うことが安全だと言われています。また、あまり練習していない種類のショットや番手を使うこともやめましょう。

アプローチショットの距離感を鍛える練習方法4つ

アプローチショットの距離感を鍛える練習方法を4つ紹介します。効率的に練習してスコアアップを目指すためにぜひチェックしましょう。

1.自分のキャリーとランを確認しましょう

アプローチは実際の芝とグリーンで練習するのが理想的です。ゴルフ場に行った時など、アプローチ練習場がある時は積極的に活用しましょう。まずやって欲しいことは、自分なりのピッチエンドランでキャリーとランの比率がクラブごとにどうなるか確認することです。一般的にはキャリーとランの比率は9Iで1:4、PW1:2、52度のウェッジで1:1と言われます。番手ごと、スイングの強弱によってどのようなキャリーとランになるのか、しっかり実感できるよう繰り返し練習してみましょう。また、ランニングアプローチでの番手ごとの転がりも確認してみてください。自分なりの基準が持てると的確な距離を打ち分けることができるようになり、ピンに寄る確率が格段に上がります。

2.練習場でキャリーの距離感を鍛える方法

1球いくらの練習場ではアプローチをするのがもったいない気もしますが、打ち放題などがあれば活用して積極的にアプローチも練習しましょう。練習場にある30ヤード、50ヤードなどの距離表示へ漫然と打ってもあまり効果はありません。落とし場所をしっかりと設定して打つことが大切です。自分の打席の前方に落ちているボールから一つ選んで、周囲の距離表示から距離を確認したら、これを落とし場所としてそのボールにキャリーで当てることを目標に練習をしましょう。実際に当てることは難しいですが、目標がピンポイントになることで集中力も高まります。また、いろいろなクラブを使うことや、球の高さを変えて目標に当てる練習も効果的です。

3.練習場ではティーアップして打ちましょう

練習場のマットは少々ダフってもヘッドが滑ってボールにコンタクトしてくれます。練習場で上手く打てていると思っていたのに本番ではダフってばかり、という方もいるのではないでしょうか。アプローチでもボールにクラブヘッドの芯を正しく当てることができないと一定の距離を打ち分けることもできません。正しいボールコンタクトのために効果的な練習方法がティーアップすることです。ティーアップして正しい感触でコンタクトできた時の距離を確認しながら練習しましょう。
また、別の方法として、練習場のマットのバックスイング方向の端にボールを置いて打つ方法があります。そうすることでダフった場合はマットに引っかかって打てないので、正しいボールコンタクトが身に付きます。

4.片手打ちで距離感を養う練習

アプローチの練習で片手打ちはとても効果があります。特に右手は距離をコントロールする役割が大きいので、右手一本で練習することはアプローチの距離感を養う効果があります。10ヤード、20ヤード、30ヤードと目標を決めて右手一本で反復的に打っていきます。ただし、シャンクなど大きなミスをする可能性もありますので、練習場では周囲の方の迷惑にならないよう注意して下さい。

まとめ

今回は、アプローチショットについて解説いたしました。ゴルフのラウンドにおいて、アプローチのミスは大きなストレスとなり、大叩きにもつながることがあります。アプローチが上達すればラウンド中のストレスも減り、さらにゴルフが楽しくなるはずです。練習の効果もすぐには表れにくいアプローチですが、コツコツと練習を積み重ねてアプローチ名人を目指してくださいね。

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