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【プロ解説】非力でもドライバーを飛ばしたい!打ち方のコツなどを紹介

ドライバーの飛距離を伸ばしたい。このように思う人はいませんか?自分には力が無いからと諦めないでください。力がなくても体とクラブの使い方で飛距離は出せます。今回はドライバーで飛ばない原因と力がなくてもドライバーを飛ばす方法を教えます。

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ゴルフは数ある球技の中で最も飛距離が出せるスポーツです。しかし飛ぶ人もいれば飛ばない人もいます。今よりドライバーが飛べばゴルフが楽になると思っている人は多いのではないでしょうか?自分には力が無いから飛距離を伸ばすのは無理と思っている人はいませんか?筋力がなくても体の使い方とクラブの使い方で飛距離アップは可能です。今回はなぜドライバーで飛ばないのか、その原因と力がなくても飛ばす方法についてお伝えしていきます。この記事を読めば今より飛距離アップができると思います。それでは最後までお付き合いください。

ドライバーが飛ばない原因

ドライバーが飛ばないと悩む人は多いのですが、なぜドライバーが飛ばないのでしょう?ドライバーが飛ばないのには理由があります。

ドライバーが飛ばない理由
  • ・基本的な筋力、柔軟性不足
  • ・ヘッドスピードが遅い
  • ・ミート率が悪い
  • ・スピン量が多すぎる
  • ・ボールの位置が間違っている
  • ・クラブの軌道が間違っている
  • ・インパクトでフェースの向きが正しくない
  • ・クラブのスペックが合っていない

細かいことを言えば他にもありますが、大きく分けるとこのような原因があります。ひとつずつ説明していきます。

基本的な筋力、柔軟性不足

ゴルフで飛ばそうと思った場合に筋力と柔軟性は大切です。男子プロが300ヤード飛ぶのに女子プロが300ヤード飛ばない1番の理由は筋力の差です。同じスイングであれば筋力がないよりある方が飛ぶことは間違いありません。プロが筋力トレーニングをしているのは少しでも遠くに飛ばすためです。

筋力と同じ位大切なのが体の柔軟性です。ゴルフの飛距離に関係してくるのが体の捻じれです。バックスイングで下半身と上半身の捻転差を作りダウンスイングで正しく解放することで大きな飛距離を生み出すことができるのです。筋力と柔軟性を高めるのは飛距離アップにとても有効です。

ヘッドスピードが遅い

ドライバーを飛ばそうと思ったときに絶対に必要なのがヘッドスピードです。ヘッドスピードとは名前の通りクラブを振るスピードのことです。芯に当てることも必要ですが飛距離を出すためにはヘッドスピードを上げる必要があります。男子のトッププロでヘッドスピードは55m/sほどで300ヤード飛ばします。女子プロで43m/sほどで250ヤード飛ばします。もしあなたのヘッドスピードが30m/sしかないのであれば、どんなに効率よく芯に当たっても250ヤード飛ぶことはありません。飛ばすためにはヘッドスピードを上げるようにしましょう。

ミート率が悪い

いくらヘッドスピードが速くてもミート率が悪く芯に当たらなければ安定して飛ばすことができません。ミート率が悪い原因は様々です。ボールの距離が違う、前傾角度が崩れる、スイング中の動きが間違っている・・・。普段の練習で正しいスイングを身につけましょう。

スピン量が多すぎる

ヘッドスピードが速くても、芯に当たっていたとしてもスピン量が多すぎたり、逆にスピン量が少なすぎると効率よく飛ばすことができません。ヘッドスピードが同じでも、球の打ち出し角度、スピン量が正しくなければ距離を損してしまいます。とくに飛ばない人に多いのがスピン量が多すぎる人です。スピン量が多すぎると、球が上に上がるばかりで風に弱くなります。落ちてからのランも少なくなるので飛距離が思うように出ません。

ボールの位置が間違っている

ボールの位置が適正でないと入射角が変わり打ち出し角度とスピン量に影響を与えます。ボールの位置が体の中央によると鋭角的に入るので球は低く打ち出されます。インパクトで打ち込む形になりフェースが立ってくるのでスピン量も少なくなります。

ボールの位置が左踵前より左になるとクラブが下からすくい上げるようなアッパーブローの軌道になり球は高く打ち出されます。フェースが上を向くため、スピン量が多くなります。正しいボールの位置は左踵の内側延長線上です。この位置が最下点の後で捉えることができる理想的な場所となります。

クラブの軌道が間違っている

効率よくボールを飛ばすためにはサイドスピンを減らす必要があります。サイドスピンを減らすためにはクラブの軌道とインパクトでのフェースの向きを正しくする必要があります。のこと正しいクラブの軌道はイントゥインです。イントゥインとは上空から見た時にボールに対して少しだけ内側から入り、内側に抜けていく軌道です。インパクト前後10cmに限って言えば目標に対して真っすぐ動くような軌道です。フェースが目標に向いた状態でイントゥインの軌道でインパクトできれば球は曲がらないストレートボールとなります。

しかしクラブの軌道がダウンスイングでアウトサイドから降りてくれば右に曲がるスライスボールになります。ダウンスイングでインサイドから降りてくれば左に曲がるフックボールになります。とくにダウンスイングがアウトサイドから下りてくると、フェースが開きやすく飛ばないボールになるので注意しましょう。

インパクトでフェースの向きが正しくない

インパクトでのフェースの向きは球の打ち出し方向に影響を与えます。インパクトで目標にフェースが向いていれば真っすぐ打ち出されます。正しい軌道であればサイドスピンがかからずにストレートボールになりパワーを余すところなく効率的に球に伝えることができます。しかしインパクトでフェースが開いたり閉じたりすると球を擦ることになり飛距離をロスします。当然狙った場所に行かずに飛距離だけでなくスコアにも影響するので、フェースコントロールはゴルフでは絶対に必要です。

クラブのスペックが合っていない

飛ばない人はクラブのスペックが合っていない可能性があります。クラブが重すぎるとスピードが出ませんし、軽すぎても手打ちとなり体の捻転を使って打つのが難しくなります。ロフト角が大きすぎるとスピン量が増えすぎて効率よく飛ばせません。逆にロフト角が少なすぎると球が低くなるので、これも効率よく飛ばせません。シャフトも重要です。シャフトにも重さや硬さ、キックポイントと言われるしなる場所が物によって違います。飛ばない人はオーバースペックになっている場合が多く、とくに男性にこの傾向が多く見受けられます。オーバースペックのクラブでは最大限の飛距離になりません。自分にどのようなクラブが合っているのか分からない人はクラブフィッティングを受けることをおすすめします。

非力でもドライバーを飛ばす打ち方のコツ

ドライバーが飛ばない原因をお伝えしましたが、次は非力な人がどのようにしてドライバーを振れば飛距離が伸びるか男女に分けてお伝えしていきます。男女に共通して言えることはクラブを上手く利用するということです。非力な人は筋力が少ないので他の部分で補う必要があります。それが捻転差であったりクラブを上手く利用することとなります。

非力でもドライバーを飛ばす練習方法(男性)

非力な男性が飛距離を伸ばすためにはクラブの運動量を増やすのがおすすめです。非力な男性と言っても色々なタイプがあります。昔は筋力があったけれど年を重ねて筋力が落ちて非力になった人。元々体が細く非力な人。ケガをして非力になった人など様々です。ここでは1番多いと思われる年を重ねて筋力が落ちて非力になった人が飛ばすために必要な練習をお伝えしていきます。

昔は筋力があったのに年を重ねるに従い筋力が落ちてきた人は、昔と同じような振り方をしています。昔は力で飛ばせていたのが筋力が落ちてくると飛ばなくなります。とくに腕の力だけで飛ばそうとする人は飛距離が落ちて悩んでいるはずです。クラブの運動量が増えるとフィニッシュでクラブが首に巻きつくようになりますが、クラブが首に巻きつかずに途中で止まっている人は力が入りすぎています。このような人はグリップの力を抜いてクラブを丸く使うのがおすすめです。クラブを丸く振るようにしてクラブの運動量を増やします。体の回転に腕が付いているだけのイメージで振るとヘッドスピードが上がります。ボールを打たずにハーフスイング程度の小さい振り幅で左右対称になるようにクラブを止めずに連続素振りをすれば腕の知粗が抜けるので試してみましょう。
【あわせて読みたい】

非力でもドライバーを飛ばす練習方法(女性)


女性はもともと男性より筋力が少なく、飛距離で悩んでいる人は多い印象です。女性は男性より体の柔らかい人が多いので、筋力が少なく、やや体の柔らかい人の飛距離の伸ばし方をお伝えします。女性が飛距離を出すには捻転差を上手く利用する必要があります。飛距離に悩む女性で多いパターンはインパクトで肩が開いて支点が左にきてヘッドがリリースされる前にインパクトを迎えるパターンです。このようになるとインパクトでフェースが被って打ち出し角度が低くなりスピン量が足りずに飛距離が出ません。このような人はバックスイングを腕から始動してオーバースイングになる傾向があります。始動ではアドレスで出来た両腕の三角形を崩さずに一体感をもって上げていきます。ダウンスイングでは肩が開かない様に右足の前を見ながらインパクトをする意識です。これでも肩が開いてしまう人は、右足を後ろに引いたクローズスタンスで踵を上げずに振る練習をするとヘッドが走り飛距離を伸ばすことができます。

まとめ

今回はドライバーの飛ばない原因と非力な人でもドライバーを飛ばす方法をお伝えしました。ドライバーを飛ばすためにはクラブを上手く使ってヘッドスピードを上げる必要があります。筋力があれば力でヘッドスピードを出すことも可能ですが、非力な人はクラブを鞭のように使ってクラブを丸く振ることでヘッドスピードを出していきます。そのためにはグリップを柔らかく握って左右対称に振ることが必要です。

クラブも難しいクラブより軽めで球の上がりやすいクラブを使うと飛距離を伸ばせる可能性が高いので一度クラブフィッティングをすることをおすすめします。今より飛距離を伸ばすことができればゴルフはもっと楽しくなると思いますので頑張りましょう。

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鈴木
鈴木

PGA(日本ゴルフ協会)ティーチングプロ。ゴルフ歴は30数年。小さいころからPGAティーチングプロである父の指導の元ゴルフの練習に励む。高校を卒業したのち神奈川県にあるゴルフ場の研修生として働く。25歳でPGA(日本ゴルフ協会)会員となりレッスン活動に励む。現在は某ゴルフスクールでレッスンしている。誰にでも分かりやすく楽しいレッスンを心がけています。

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