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女性は男性より飛距離が出せずに悩む傾向がありますが、実は女性の方が100切り達成率が高いのはご存じでしょうか?100切りを達成している人の割合は約3割。もちろん年1回しか回らない人もいれば、始めたばかりの人から何十年もゴルフをやっている人もいるので、あくまでも目安の数値です。意外に思えるかもしれませんが、実は女性の方が100切りを達成している割合は少し多いというデータもあります。男性より飛距離が出ない女性の方が100切りをしているのは男性に比べてレッスンに通う割合が多いからかもしれません。この記事では、100切を達成したいゴルフ女子のためにティーチングプロの筆者がつまずきがちなポイントやコツについてお伝えします。
女性ゴルファーが100切りするためには
ゴルフ100切り。ゴルファーならまず100切りを目指して頑張るかと思います。正しい練習をしていれば100切りができるかもしれませんが、多くの人が100切りをできずに悩んでいます。特に男性に比べて女性の方が飛距離が出ない分100切りの難易度は高いと思います。レディースティーは男性のティーより前にありますが、ほとんどのゴルフ場では女性には長すぎる距離設定になっています。このことから女性で100切りをするには男性より難しいと言えるでしょう。女性が100切りを目指すには正しい練習をしていないといつまで経ってもスコアは変わらないかもしれません。女性がつまずきがちなポイントを知ることで効率よくゴルフ100切りができるのでお伝えしていきます。
女性が100切りでつまずく5つのポイントを紹介
女性が100切りを目指すうえでつまずきやすいポイントを紹介していきます。
- 何を練習すれば良いのかわからない
- ウッドが当たらない
- 飛距離が出ないで悩む
- アプローチが安定しない
- パターが安定しない
女性が100切りをする時に悩むのがこの5つです。この5つが解決できれば100切りはできるはずです。1つずつ説明していきます。
1.何を練習すれば良いのかわからない
女性がまず悩むのが何をどうやって練習すれば良いのかわからないことではないでしょうか。この1番の解決策はゴルフレッスンに通うことです。女性の初心者はゴルフを練習していると見ず知らずの人がアドバイスをしてくる確率が非常に高く、その人がレッスン経験者であれば良いのかもしれませんが、ほとんどの場合そうではないはずです。そのような人の意見を聞くうちに何が正しいのかわからなくなる人も多くいます。主婦の人であればご主人に教えて貰う人もいるかもしれません。この場合もご主人がゴルフが上手く教えるのも上手ければ問題ないのかもしれませんが、なかなかそうもいかないと思います。ゴルフレッスンに通えば正しい動きを基本から覚えることができるので、お金と時間に余裕のある場合はゴルフレッスンに通うのが1番です。
2.ウッドが当たらない
男性ほど飛距離が出ない女性はウッド系クラブが打てるようになるのは必須です。飛距離が平均以上出るのであればセカンドショットがアイアンで打てるかもしれませんが、女性の2打目は距離が残っていることが多く、ほとんどの場合フェアウェイウッドやユーティリティークラブになるはずです。最初のスイング作りとしてアイアンで練習するのは良いのですが、いつまで経ってもウッド系のクラブが打てないと100切りは難しいのである程度ウッド系クラブが打てるように練習しましょう。
3.飛距離が出ないで悩む
女性の場合距離が出なくて悩む人は男性に比べて多い気がします。ドライバーで100ヤードしか飛ばないのは問題ですが、120ヤード以上飛ぶのであれば100切りにはあまり関係ありません。それ以上スコアを伸ばす目標があれば飛距離アップを視野に入れても良いのですが、飛距離を伸ばすには相当努力する必要があります。飛距離はスイングを良くすれば伸びるので100切りを目指す人は必要以上に焦る必要はありません。むしろこのレベルの人が飛距離にこだわるとスイングを壊すことがほとんどなので基本のスイングを覚えることを優先していきましょう。
4.アプローチが安定しない
ゴルフのスコアの60%は100ヤード以内のショットと言われています。その中でも特に大切なのがグリーン周りのアプローチです。100切りが出来ない人はグリーン周りのアプローチが安定しない人が多く、アプローチが安定すれば100切りに近づきます。
5.パターが安定しない
100切りをするためにはパターも重要です。パターは全てのクラブの中で1番使うクラブです。そもそもパターを練習していますか?100が切れずに悩んでいる人はショットの練習ばかりしてパターの練習をあまりしていない人が多い印象です。100切りをするのであれば18ホールのパット数は40以下にしないと難しいのでパターの練習はしておきましょう。
スタート前練習のポイントは
ゴルフで100切りをするためには普段の練習はもちろんですがスタート前の練習も重要です。スタート前の練習は普段の練習とは違い、その人の調子を見極めるためにするものです。1番良いのが早めにゴルフ場についてストレッチをしてから練習場で球を打ち、アプローチとパター練習をすることです。何もしないでスタートすれば体は動かずナイスショットが出るはずもありません。普段から球を打っているプロでさえ試合前は1時間半ほど様々な練習をしてからスタートしているのです。ゴルフ場に着いたら軽くストレッチをして(練習場でするのが良いと思います)練習場で球を打ちましょう。
時間があれば2コイン(50球程度)打つのがおすすめです。朝の練習ではリズムを考え体を使って打つことを心掛けましょう。大きく球が曲がっていればフェース面を意識した方が良いかもしれませんが、曲がっているボールを少ない球数で治すのはプロでも難しい作業です。その日練習場で出た球がコースでも出やすいと思ってストレートボールを狙うのではなく曲がるものと考え体の向きで調節するのがおすすめです。理想は50球くらい打つことですが、実際は時間の関係もあり1コイン25球程度しか打てない人が多いと思います。その場合、アプローチで使うクラブで5球、7番アイアンで5球、フェアウェイウッドで5球ドライバーで5球、その他5球。このような割合で練習するのが良いでしょう。
もし練習場とは別にアプローチエリアがあるのならアプローチの練習をしておくのが良いと思います。ゴルフ場によってグリーンの速さが違うのでパター練習は絶対にやっておいて下さい。ゴルフ場でしかできないような長めのパットで距離感を合わせる練習と1m程度のショートパットの練習は大切です。
コースマネジメントのコツ | 徹底的にリスクを避ける
100切りのために必要なコースマネジメントは徹底的にリスクを避けることです。ティーショットであればOBや池などのペナルティを避けることを優先して下さい。セカンドショット以降であればペナルティに加えてバンカーは避けるようにして攻めるのがおすすめです。アプローチやパターも考え方は同じです。ダフリやトップが出ても大きくスコアが崩れないようなクラブ選択が重要です。パターが使えればパターが1番リスクが少なく、それが無理なら7番アイアンなどで転がし、それが無理なら初めてウェッジであげるのが良いでしょう。パターでは距離感に集中して仮に入らなくてもカップの近くで止まるようにすれば40パット以下で回れるはずです。
番手選びのコツ | 距離よりライを見極める
ゴルフで100切りができない人は残り距離だけでクラブを選択をする人が多い印象です。ですがこれではスコアが良くなりません。まずは距離よりライを見極めて下さい。ライとはボールのある場所の状態のことです。ライが良ければ距離通りのクラブ選択で問題ありません。しかしライが悪い場合はライが良い時と同じように打つことは非常に難しく大抵の場合飛ばなくなります。ボールの下にほとんど芝がない場合はフェースの下に当たりやすく飛ばなくなりますし、ラフに入るとフェースと球の間に芝が挟まり飛ばなくなります。ライに合うクラブ選択をすることでミスショットの確率を減らせるので気を付けましょう。
100切りのための練習 | ランニングアプローチとパター
100切りのためのおすすめの練習方法を紹介していきます。100切りで大切なことはリスクを減らして安全に攻めることです。ショットは思い切り振って飛距離を出すよりも、バランスが崩れないように振ることでミート率が上がります。最初はハーフスイングなどの小さい振りでバランス良く振る練習をするのがおすすめです。
アプローチでは7番アイアンを使ったランニングアプローチを覚えるのがおすすめです。7番ほどロフト角が立っているクラブならダフってもトップしても大きなミスにはなりません。打ち方は簡単でクラブを短く握ってパターのように手首を使わずに肩のストロークで打つだけです。グリーン周りで障害物がない時はランニングアプローチで攻めるのが大きなミスにならないので良いでしょう。
パターはパターマットを使った練習がおすすめです。100切りができない人は1mが入らないことも多いので、パターマットを使ってカップに入れる練習をするだけでショートパットが上手くなります。
まとめ
今回は女性の為の100切りについてお伝えしました。女性が100切りするためにはフェアウェイウッドがそれなりに打てる必要があります。ある程度ウッドが打ててアプローチでグリーン周りを行ったり来たりしなければ100切りは見えてくるはずです。100切りは正しい練習とコースマネジメントがしっかりしていれば難しくない目標です。まずは自分には何が足りていないのか見極めて、できていない所を修正すれば100切りが見えてくると思いますよ。