1980年日本で発祥した中空アイアンは、飛距離アップを目的とした飛び系アイアンとして誕生しました。やがて扱いやすいアイアンとして一世を風靡した「タラコ」が生まれたことで、多機能アイアンとしての魅力が開花します。現在では打感や打音にこだわりを持つモデル、アスリートが好むマッスルバックスタイルのモデルなど、ゴルファーのニーズに合わせてラインナップされています。今回は中空アイアンを選ぶときのポイントと、おすすめのクラブ10選を紹介します。
中空アイアンとは
中空アイアンとは、ヘッドの中に空洞を設けたアイアンのことです。1980年に国産メーカーのフォーティーンが開発した「グランド・シルバード」から始まり、1980年に同じく国産メーカーのプロギアが製造した「インテスト」は通称タラコと称され、多くのゴルファーが使用する人気モデルとなります。ソール幅のある肉厚のヘッドは、従来のアイアンよりも飛距離アップと安定した弾道が得られ、初心者から上級者までランクを問わずミスショットが少ない信頼できるクラブの地位を確立します。また最近の傾向としては、スタイリッシュでコンパクトサイズのヘッドのような、中空アイアンと感じさせないタイプが人気となっています。
中空アイアンのメリットは?
中空アイアンのメリットは、飛距離アップとミスショットをカバーしてくれる寛容性の高さにあります。本来スイートスポットでミートしなければ、ターゲットまでの距離はショートし、スライスやフックに悩まされることが考えられます。でも中空アイアンはヘッド後方の比重が大きいため、飛距離ダウンや不安定な球筋を心配する必要がありません。フェース内部の空洞によって広いスイートスポットエリアが生まれ、飛距離アップが可能なフェースのスプリング効果が得られます。さらには擦らずスクエアなインパクトが可能な大きな慣性モーメント、直進性に優れた深い重心深度も備わっていることから、ミスをカバーしてくれるアイアンといえるでしょう。
中空アイアンのデメリットは?
中空アイアンにデメリットを感じるとしたら高価格設定があるかもしれません。中空アイアンは、複数のパーツを製造して組み立てることで、内部に空洞を造り出すため製造コストは高くなってしまいます。コストは販売価格に転嫁されるため、購入価格がデメリットと感じる場合もあるでしょう。また中空アイアンの打音にデメリットを感じることがあるかもしれません。ヘッド内部の空洞によるソフトな打感が、アイアン独特の打音が感じられない要因となり、フィーリングがつかみにくいという場合もあります。最新モデルには快適な打音や打感が得られるものもあるので、気になる方は「打音の良さ」を備えたタイプを選ぶことをおすすめします。
中空アイアンの選び方は?
1. ヘッドの形で選ぶ
中空アイアンは、ヘッドの形状やサイズから選ぶようにしましょう。ヘッド内部の中空部分は、ボディとフェースを合わせるときにできる空間なので、中空の分だけ肉厚形状になります。肉厚であることが安心感となる人もいれば、アドレスでヘッドをセットしにくい人がいるかもしれません。ヘッドの肉厚は中空アイアンの性能につながるわけですが、厚さが気になるようであれば構えやすい薄型タイプの中空アイアンがおすすめです。また中空アイアンは大きめのヘッドサイズではありますが、さらに大きなサイズを選ぶことで、スイートエリアは広くなり多少芯から外れてもボールをとらえるようになります。そのためミスショットがカバーできる扱いやすさから、初心者にもおすすめのアイアンといえるでしょう。一方で操作性を求める中級者や上級者は、コンパクトなタイプがおすすめです。
2. ソール幅で選ぶ
中空アイアンは、ヘッドの内部を削り余剰重量を外周や下部にすることで、より飛ぶような重心位置へと変えて、さらに打感や打音の良さが引き出せるよう中空部にエラストマーやウレタンを注入し、蓋をするように組み立てるためボディに厚みが生じます。中空ヘッドを上部から見下ろすと、ヘッド頭頂部に厚みが感じられますが、重心が高くならないようにヘッド底面のソール幅を厚くしているので、底部にも重量が加わる低重心設計で造られています。低重心ヘッドは、安定したショットと打ち出したボールが高弾道になるため、ゴルフのレベルを問わず扱いやすさを特性としています。また広いソール幅は、芝面と接する面積が多くなるので、クラブは滑りやすくなりダフリ軽減の効果も期待できます。ただしスイングは払い打つレベルブローに限定されるため、重心バランスを重視した振り抜きやすいタイプを選ぶ必要があります。またダウンブローに打ち込みたいゴルファーは、反対にソール幅の薄いタイプを選ぶようにしましょう。
3.特性を理解して選ぶ
中空アイアンの内部は空間になっています。インパクトの衝撃によって薄いフェースにたわみが生じ、ヘッドスピードによる衝撃以上の反発力で飛び出す飛距離に特徴のあるアイアンとなりました。ただ携帯するすべてのアイアンが飛ぶことの価値を考えたとき、ロングアイアンやミドルアイアンには飛距離が必要でも、距離を調節して打つことが多いショートアイアンやウェッジは、フルスイングの飛距離を必要としない場合もあります。多くの中空アイアンのセット内容は、ミドルアイアンを主体とした5~6本セットになっているので、自分にとって必要な番手を確認して選ぶと使い勝手が良くなるかもしれません。
【2022】中空アイアンのおすすめ10選
1.テーラーメイド STEALTH IRON (ステルス アイアン)
寛容性・安定性・直進性が魅力の中空アイアン
テーラーメイドのステルスアイアンは、低重心化によって生みだされた飛距離・寛容性・直進性が特徴の高性能な中空アイアンです。ダフリやトップなどのミスショットに強いソールの広さは、飛距離もアップできることから初心者から中級者におすすめのクラブといえるでしょう。既存モデルからトウ側の重量約10gを削減し、生まれた余剰重量で低重心設計に変更した「トウラップテクノロジー」を採用したことで、飛距離アップとミスショットに対する高い寛容性が得られました。さらにエコーダンピングシステムを搭載したことで、それまで中空アイアンのデメリットとも言われていた打感も、フォージドアイアンのようなフィーリングにまで改善することができました。初心者から中級者までには「やさしさ」、上級者には高い打ち出し角でピンポイントに攻められる操作性が実感できるアイアンです。
ステルスアイアンの口コミ
ステルスアイアンの仕様・製品情報
メーカー名 | TaylorMade(テーラーメイド) |
長さ(5I) | 38.5インチ |
番手/ロフト角 | 5番/21度 6番/24度 7番/28度 8番/32度 9番/37度 PW/43度 AW/49度 SW/54度 |
シャフト | TENSEI RED TM60 (’22) KBS MAX MT85 JP |
ヘッド素材 | 5番~8番 ステンレススチール(450SS) 9番~AW ステンレススチール (17-4SS) SW ステンレススチール(431SS) |
仕上げ | ツアーサテン仕上げ |
参考価格 | カーボンシャフト126,500円(5本セッ6番~PW) スチールシャフト110,000円(5本セッ6番~PW) |
2.ピン i525 IRON(i525 アイアン)
ロスなく最大飛距離が狙える飛び系アイアン
PINGのi525 アイアンは、中上級者向けで人気のiシリーズなかでも最大限の装備によって飛距離アップが狙える中空アイアンです。極薄のフェースは強度の高いマレージングC300フェースを装着、中空構造によるインパクトでは、フェースのたわみを利用した高初速による飛距離アップが可能となりました。またマッスルバックを彷彿させるアンダーカット・ソールの効果によって、ターゲットに向けてキャリーで攻めることができる高弾道設計も魅力。同時にインパクトで発生する中空アイアン独特の振動を抑制したことで、心地よい打感と打音も実感できることでしょう。
i525の口コミ
i525の仕様・製品情報
メーカー名 | PING(ピン) |
長さ(5I) | 38.25インチ |
番手/ロフト角 | 3番/17度 4番/19.5度 5番/22.5度 6番/25.5度 7番/29度 8番/33.5度 9番/38.5度 PW/44度 UW/49度 |
シャフト | カーボンシャフト:DG EX TOUR ISSUE スチールシャフト:N.S.PRO MODUS³ TOUR 105 N.S.PRO MODUS³ TOUR 115、N.S.PRO 850GH neo、N.S.PRO 950GH neo、N.S.PRO ZELOS 7 |
ヘッド素材 | フェース:マレージング鋼C300 ボディ:17-4ステンレススチール |
仕上げ | ハイドロパールクローム仕上げ |
参考価格 | カーボンシャフト:287,100円(9本) スチールシャフト:257,400円(9本)~ |
3.ダンロップ SRIXON-ZX5 IRON(スリクソン ZX5 アイアン)
扱いやすさが魅力のフラッグシップモデル
ダンロップのスリクソンZX5アイアンは、ツアープロが使用しているプロモデル仕様の中空アイアンです。「日本一曲がらない男」といわれる稲森佑貴プロが、「打感がよく、球が強くて、長い番手でもスピンがかかる」と絶賛するほど、打感と操作性の高さに特徴があります。キャビティアイアンと思えるほどすっきりとしたフォルム、インパクトの衝撃によるフェースのたわみが大きくなることで反発力が増す性能。ダウンブローでターフを削り取ることができるハイバウンス形状と、バウンスの頂点がバックフェース寄りに設計されていることから、ダフることなく芝面上を滑ってミートできる初心者にも扱いやすい中空アイアンといえるでしょう。
ZX5の口コミ
ZX5の仕様・製品情報
メーカー名 | DUNLOP(ダンロップ) |
長さ(5I) | 38インチ |
番手/ロフト角 | 4番/22度 5番/24度 6番/27度 7番/31度 8番/35度 9番/39度 PW/44度 AW/50度 SW/56度 |
シャフト | カーボンシャフト:Diamana ZX-II for IRON スチールシャフト:N.S.PRO MODUS3 TOUR105 DST、N.S.PRO 950GH neo DST |
ヘッド素材 | ボディ:4番~7番 軟鉄(S20C)+タングステンニッケル合金 鋳造、 8番~SW 軟鉄(S20C) フェース:クロムバナジュウム鋼 |
仕上げ | ミラー、サテン、フェースレザー、メッキ |
参考価格 | カーボンシャフト 145,200円 スチールシャフト 138,600円 |
4. ブリヂストン 213HF iron(213HF)
心地よい打感で飛距離が生まれるメカニズムの体現
ブリヂストンの213HFアイアンは、「飛び・打感・やさしさ」の3拍子が揃っている中空アイアンです。ヘッド内部の中空部分にポリマーを充てんすることで、余分な衝撃振動を抑えて心地よい打感が得られるように設計されたサスペンションコアを搭載したコンポジットタイプです。ブリヂストン史上最薄のディンプルフェースを採用したことで反発力が強化され、さらにフェース下部のL字フェースとパワースリットで射距離が狙える高弾道も実現しています。ブリヂストンが進める「科学」と融合した中空モデルといえるでしょう。
213HFの口コミ
213HFの仕様・製品情報
メーカー名 | ブリヂストン |
長さ(5I) | 38.25インチ(Diamana BS50i) |
番手/ロフト角 | 5番/22度 6番/25度 7番/28度 8番/33度 9番/38度 PW/44度 48°/48度 |
シャフト | カーボンシャフト Diamana BS50i 、AiR Speeder BS for Iron スチールシャフト N.S.PRO 850GH neo |
ヘッド素材 | フェース:Ultimate Strong Metal 2.0 ボディ:軟鉄、ポリマー |
仕上げ | ディンプルフェース |
参考価格 | カーボンシャフト 121,000円(5本セット 6番~9番・PW) 単品 24,200円(5番、48°) スチールシャフト 110,000円(5本セット 6番~9番・PW) 単品 22,000円(5番、48°) |
5.Mizuno Pro 225 iron (ミズノプロ225)
マッスルバックタイプの打感が得られる中空アイアン
ミズノプロ225アイアンは、やさしい操作性と高弾道でボールを運べる低重心化を備えたマッスルバックタイプの中空アイアンです。ミズノプロ225アイアンは、ロングとミドルは飛距離重視の「高初速・低重心」モデルで、ショートアイアンは操作性重視の高重心モデルとなっています。ロングやミドルは、クロムモリブデン鋼フェースにステンレスボディのコンポジットタイプなので、スキルを問わずピンをデッドに狙うショットが可能となる高弾道設計です。またショートアイアンは、低い打出しでもバックスピン量の高い止まる球が打てる設計です。さらにハーモニックインパクトテクノロジーによって打音・打感の良さも実感できるはずです。
ミズノプロ225の口コミ
ミズノプロ225の仕様・製品情報
メーカー名 | ミズノ |
長さ(5I) | 37.75インチ |
番手/ロフト角 | 4番/21.5度 5番24度 6番/27度 7番/33度 8番/34度 9番/39度 PW/44度 |
シャフト | Dynamic Gold 95 |
ヘッド素材 | 4番~8番 ボディ:SUS431、フェース:SCM435、 9番・PW ボディ:SUS431、フェース:S25CM |
仕上げ | ニッケルクロム銅下メッキ、サテン仕上げ |
参考価格 | 138,600円 |
6. オノフ FORGED IRON KURO 2022(フォージドアイアン クロ)
高機能でセミオートマチックな中空アイアン
オノフのフォージドアイアン クロは、プロが求める「構えやすさ・振り抜けの良さ・ターゲットラインの合わせやすさ」を具現化した中空アイアンです。装備している機能だけですべてのショットに対応するのではなく、ショットのたびに変化する状況にプレーヤーが合わせられるよう、セミオートタイプに造られたのが本モデルです。高弾道で飛距離が狙えて、ピンをデッドに攻めることができる高機能、フェースをミーリング仕上げにすることでスピンをかけたショットも可能です。さらにフェースの打面部分だけを肉厚にすることで、フォージドのフィーリングで操作できる打感の良さが特徴といえるでしょう。
KURO 2022の口コミ
KURO 2022の仕様・製品情報
メーカー名 | ONOFF(オノフ) |
長さ(5I) | 37.75インチ |
番手/ロフト角 | 4番/22度 5番25度 6番/28度 7番/32度 8番/36度 9番/40度 PW/44度 |
シャフト | カーボンシャフト/ONOFF CBT:622i(S) スチールシャフト/N.S.PRO MODUS³ TOUR 105(S)/115(S) |
ヘッド素材 | 標準仕様ウエイトスクリュー (4g=SUS) ボディ/軟鉄(S20C)鍛造 フェース/ 4番~7番 SAE8655圧延材Lカップフェース 8番~PW SAE8655圧延材 |
仕上げ | NiCrメッキハーフサテン仕上げ バック面/ミラー、サテン、ブラスト仕上げ フェース面/六角レーザーミーリング |
参考価格 | カーボンシャフト121,000円 スチールシャフト 110,000円 |
7.コブラ KING forged tec (キング フォージド テック)
中級・上級者好みのマックスルバック仕様の中空アイアン
コブラのキングフォージドテックは、上級者好みのマッスルバックタイプのヘッドでありながらも、飛距離性能に優れている中空アイアンです。ゴルファーの多くが1度は使ってみたいと思わせるあこがれのマッスルバック形状は、トップラインを細くしてオフセットを小さくした、まさに洗練されたクラシックな外観に特徴があります。中空構造のボディの中に軽量フォームを充填したことで打音や打感の良さが感じられ、さらには安定した距離感が得られることから、中級・上級者好みのアイアンといえるでしょう。
KING Forged Tecの口コミ
KING Forged Tecの仕様・製品情報
メーカー名 | cobra (コブラ) |
長さ(5I) | Grip Length: 38.25インチ |
番手/ロフト角 | 4番/21度 5番/23度 6番/26度 7番/29.5度 8番/34度 9番/39度 PW/44度 GW/49度 |
シャフト | N.S.PRO MODUS3 TOUR 105(S、R) |
ヘッド素材 | ボディ:431SS鋳造 フェース:ST-118SS鍛造 ソール:タングステンウェイト4番〜7番 |
仕上げ | ミラー仕上げ |
参考価格 | 6本セット(5番〜9番・PW):145,200円 単品(4番・GW):24,200円 |
8.タイトリスト T400 アイアン(T400)
飛距離が狙えるスーパーディスタンスモデル
タイトリストのT400アイアンは、飛距離に特化した中空アイアンといえます。大きなヘッドサイズに特徴があり、アドレスでヘッドをセットしたときの安定感、また安心感も感じられることでしょう。さらにやさしい操作性と、より高く・より遠くに打てる飛距離性能も備えているアイアンです。これはワイドボディでありながらも接地面を小さくしたスプリット・ソールデザインの効果と、高い打ち出しと寛容性の高いスイートスポットエリアの拡大によるものが大きく、ゴルフスキルを問わずすべてのゴルファーが満足できる飛距離を手に入れらるアイアンといえることでしょう。
T400の口コミ
T400の仕様・製品情報
メーカー名 | Titleist(タイトリスト) |
長さ(5I) | 38インチ |
番手/ロフト角 | 5番/20度 6番/23度 7番/26度 8番/29度 9番/33度 P/38度 W/43度 W2/49度 W3/55度 |
シャフト | カーボンシャフト 3D401 スチールシャフト N.S. PRO 880 AMC |
ヘッド素材 | 5番~7番:SUP-10、タングステンニッケル、17-4ステンレス 8番~W43:17-4ステンレス |
仕上げ | ニッケルクロムメッキ・サテン仕上げ |
参考価格 | 143,000円(5本セット 7番~P・W43度) |
9.キャロウェイ ROOGUE ST PRO IRONS (ローグST プロ アイアン)
狙い通りにボールを運べる確実性が魅力
キャロウェイのローグSTプロアイアンは、マッスルバックのようなシャープな形状と、操作性を重視し方向性に特化した中空アイアンです。全体の飛距離というよりも、飛びの要件となる初速を重視している球離れの良さに特徴があります。ローグSTアイアンシリーズの中で、最もコンパクトなヘッド形状のプロは、小さめのオフセットなので構えやすく、操作性の高さが実感できるでしょう。どちらかというと操作性に特徴のあるモデルですが、ソール下部に装着されているプレシジョン・タングステンウェイトによって飛距離も期待できる低重心設計であることから、狙い通りの距離までボールを運ぶことができるアイアンといえるでしょう。
ローグST PROの口コミ
ローグST PROの仕様・製品情報
メーカー名 | Callaway(キャロウェイ) |
長さ(5I) | 38インチ |
番手/ロフト角 | 4番/21度 5番/23.5度 6番/26.5度 7番/30.5度 8番/34.5度 9番/38.5度 PW/43度 |
シャフト | Dynamic Gold 95(S200) 、 105(S200) |
ヘッド素材 | ボディ:4番~7番 17-4ステンレス + ウレタン・マイクロスフィア + プレシジョン・タングステンウェイト、8番~PW 17-4ステンレス + ウレタン・マイクロスフィア フェース:4番~7番 カーペンター450ステンレス / FLASHフェースカップ、8番~PW カーペンター450ステンレス / フェースプレート |
仕上げ | サテンクローム仕上げ |
参考価格 | 158,400円 |
10.フォーティーン HI-540 FORGED
特性を考慮した実践的なラインナップ
フォーティーンのHI-540 FORGEDは、アイアンタイプのユーティリティを感じさせる幅広ソールが特徴的な中空アイアンです。ユーティリティと同様に飛距離と扱いやすさを重視した実践的なアイアンを想定しています。実際に多くのゴルファーがアイアンに飛距離を求めるのは5番~7番までのミドルアイアンであるとしたら、それよりも上はフェアウェイウッドかユーティリティを選択、それよりも下は距離感を合わせるショットが重視されることでしょうから、必然的にミドルアイアンを重視したセッティングになったのかもしれません。近年ストロングロフト化してきたミドルアイアンに比べて、簡単に扱うことができるおすすめのアイアンです。
HI-540の口コミ
HI-540の仕様・製品情報
メーカー名 | フォーティーン |
長さ(5I) | 39.25インチ |
番手/ロフト角 | 5番/21度 6番/24度 7番/28度 8番/32度 9番/36度 |
シャフト | カーボンシャフト:FT-26i スチールシャフト:N.S.PRO 950GH neo DST |
ヘッド素材 | フェース:SUP10 ボディ:SUS630 スチール |
仕上げ | ニッケルクロムメッキ・サテン仕上げ |
参考価格 | 79,200円(3本セット 7番~9番) 26,400円(単品 5番・6番) |
まとめ
飛距離に魅力のある中空アイアンの魅力は飛距離アップと扱いやすさ、曲がらない直進性もあります。ただ、飛距離を重視する場面とターゲットまでの距離感を重視する場面があるように、すべての番手で飛距離が求められているわけではありません。プレーヤーの意志でコントロールできる操作性を考慮したセットモデルのなかには、飛距離重視のミドルアイアンと操作性重視のショートアイアンでセットしているものもあります。多くのラインナップのなかから、自分にとって必要なものを補完してくれる中空アイアン選びをおすすめします。