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アイアンが上達しない人必見!アイアンの打ち方の基本をチェック

ゴルフの基本と言えばアイアンショット。初心者のうちに正しいアイアンの打ち方を知っておくとゴルフの上達は段違いです。分かっていたとしても正しい打ち方をしている人は多くはいません。今回は正しいアイアンショットの打ち方を紹介します。

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プロのようにピンに向かって飛んでいき落ちてからピタッと止まるキレのあるアイアンショットに憧れる人は多いと思います。ゴルフの基本と言えばアイアンショット。アイアンでの打ち方が分からなければスコアは良くなりません。正しく打てると適度にスピンがかかりグリーンでピタッと止まりますが、正しく打てていないとボールに直接当てるのでさえ難しくなります。特にゴルフの初心者はアイアンショットの打ち方がわからなくなったと言う意見をよく耳にします。色々な人に教えられて混乱している人も多いのではないでしょうか?わからないまま練習していては下手を固めるだけかもしれません。コツさえ分かればアイアンショットは簡単です。今回は初心者でも分かるように正しいアイアンショットをお伝えしていきます。

ゴルフスイングはアイアンで覚えよう

ゴルフはキャディバックに14本まで入れてプレーすることができます。14本もクラブがあるので、どのクラブで練習すれば良いのか分からない初心者も多いと思います。初心者が練習するのにおすすめのクラブがアイアンです。アイアンとは鉄でできたクラブで最近のセッティングで多いのは5番アイアン~サンドウェッジまでがアイアンです。1つ番手が変わると約10ヤード距離が変わります。7番アイアンで150ヤード飛ぶ人であれば6番アイアンで160ヤード、反対に8番だと140ヤードといった感じです。もちろんこれは正しいスイングで芯に当たることが条件です。芯に当たらなければ思ったように飛ばないので、正しいスイングを覚えて芯に当たるようにすることが大切です。

アイアンの中でも初心者がスイングを覚えるのに最適なクラブが7番アイアンです。7番アイアンは長さとクラブの角度(ロフト角)が14本のクラブの真ん中のクラブなので、7番アイアンでスイングを覚えることで他のクラブも扱いやすくなるからです。

アイアンのスイングとウッドのスイング違い

アイアンのスイングとウッドのスイングでは何が違うのでしょうか?アイアンでは前傾角度が深くなるのでボールに対して上から打ち込む形になります。ウッドではアイアンに比べて前傾角度が浅くなるため横から払う形になります。基本的にスイングは変わらないのですが、前傾角度が変わるためウッドに比べてアイアンの方が入射角が鋭角的になるのが特徴です。

アイアンはダウンブローで打つのがコツ

アイアンが上手い人の特徴としてダウンブローで打てていることが上げられます。ダウンブローとは最下点の手前でボールを打つことです。ダウンブローで打ったボールはスピンがかかりグリーンにボールを止めることができます。正しくダウンブローに打てるとボールに当たってから芝を削るので芝の状態が悪くても影響が少なくて済みます。

インパクトではハンドファーストに当たる

ダウンブローの条件としてハンドファーストがあります。ハンドファーストとは名前の通りクラブヘッドより手元が先に出た状態のことです。アドレスよりインパクトの方がグリップ約1つ分手元が目標方向に出ます。つまり構えたクラブの角度よりフェースが立った状態で当たるのが正しいインパクトとなります。逆にアドレスよりインパクトの方が手元が右にあるとクラブのフェースが寝た状態となり当たっても球が上に上がるばかりで飛距離があまり出ません。

正しいアイアンのクラブ軌道

ボールを真っすぐに飛ばすためには振っていくクラブの軌道とインパクトの時のフェースの面が目標に対して真っすぐ当たる必要があります。インパクト前後(10㎝程度)でクラブが目標に対して真っすぐ動きその時にフェースが目標を向いていればストレートボールが打てます。1つだけ勘違いして欲しくないのは、クラブが常に目標に対して真っすぐ動くのではないと言うことです。真っすぐ動かそうとすると軸が左右にずれて速く振れなくなるからです。ゴルフスイングは背骨の軸を中心とした軸回転です。回転しているので目標に対してクラブはインサイド(手前)に上がってインサイドに振りぬいていきます。これをイントゥインと言います。

それでは正しいスイングをグリップからお伝えしていきます。

グリップ

グリップとは握り方のことです。ゴルフクラブと体の接点がグリップです。どんなに良いスイングでもグリップが違うと球は思ったところに飛んでいきません。ゴルフを覚えるのならまずは正しいグリップから覚えていきましょう。

まずクラブフェースを目標に対して真っすぐ合わせます。左手を軽く内側に回して小指、薬指、中指の3本を中心に指でクラブを握ります。親指と人差し指は軽く乗せる程度です。この時に親指と人差し指でできるV字は首と右肩の間を指すようにしましょう。これで左手の握りは完成です。

右手は薬指と中指で引っ掛けるようにして握ります。小指は左手の人差し指と中指の間に乗せるか、人差し指と絡めてください。左手と同様に親指と人差し指は軽く乗せる程度です。この時に親指と人差し指でできるV字は顎を指します。

グリップの握りの強さは弱く握って下さい。弱く握ることでクラブを速く動かせます。強く握るとクラブの動きが抑制されヘッドスピードが出なくなるので注意しましょう。

アドレス

正しいスイングをするのには正しいアドレスが必要です。アドレスとは構え方のことです。

両足を肩幅程度に広げ爪先は正面を向けます。ボールの位置はアイアンでは体の中央よりボール1個程左に置きます。足の付けから前傾して両膝を軽く緩め、重心が足裏全体にかかるようにしたら肩から腕をだらりと垂らしましょう。グリップを左太もも内側の前にセットしたらアドレスの完成です。体の軸が傾いたりしないように真っすぐにすることがポイントです。このアドレスができれば後は軸がずれないように回転すれば正しいスイングとなります。

バックスイング

アイアンを上手く打つポイントは軸がずれないように回転することです。バックスイングでは足の内側で体重を受け止めながら背中を捻じっていきます。腕から上げると背中が捻じられなくなるので上体の一体感をもって上げる必要があります。グリップを軽く握ってリズム良く上げれば自然と手首が曲がってクラブが上がって行きます。

トップ

バックスイングからダウンスイングに入る一瞬の間がトップです。トップで止める意識は必要ありません。下半身が安定していれば右に流れずに体が捻られているはずです。頭が上下に動かないように前傾角度を保ちましょう。

ダウンスイング

ダウンスイングは体の回転で始めます。回転に腕が遅れてついてくればインパクトでは自然とダウンブローになります。腕に力が入ると体からではなく腕からダウンスイングを始めることになり正しいスイングができないので注意して下さい。

インパクト

インパクトとは当たる瞬間のことです。基本的にあまり意識しすぎるのは良くありません。軸がずれずに回転すると正しいインパクトとなるので、振った中の通過点という意識で良いと思います。インパクトを意識しすぎると余計な力みに繋がります。

フォロー

フォローとはインパクト以降の動きです。インパクトはダウンブローに打ちます。そのまま回転していくとボールのやや左が最下点となりボールの先の芝が削られます。そのまま体が回転すると前傾しているので勝手にクラブが上に抜けていきます。体の柔軟性にもよりますが最後まで前傾を保っていると体が苦しくなるので、インパクトを過ぎたら自然と体が起き上がって構いません。

フィニッシュ

フィニッシュでは左足の上にバランス良く立ちます。ダウンスイングの勢いでクラブは背骨を中心に円運動をしているのでクラブが首に巻きつくような感じになります。腕に力が入っていると途中でクラブが止まるので、フィニッシュまでグリップを柔らかく握るようにしましょう。正しいフォームでスイングすればフィニッシュも綺麗になるはずです。

注意!よくあるアイアンのNGスイング

1.腕の力に頼ったスイング

正しいスイングをお伝えしたところで次に初心者がよくやる間違ったスイングを紹介していきます。まず最も多いのが腕の力に頼ったスイングです。アドレスした時からグリップが強いと体の可動域も狭くなりスムーズなスイングができなくなります。腕に力が入ると首や上半身が硬直して体の回転が上手くできずに手打ちになります。バックスイングで体の捻転が少なく、ダウンスイングも腕から下ろすとアウトサイドインのクラブ軌道となりインパクトで体重が右足に残ります。その為ハンドファーストで打つことができずにダフったりトップすることが多くなります。クラブの軌道がアウトサイドインだとスライスや引っ掛けの原因にもなります。フィニッシュでバランスを崩している人は腕に力が入りすぎている可能性があります。

2.インパクトで腕を返しすぎるスイング

もう一つ紹介します。スライスを直すためにインパクトで腕を返しすぎる人を良く見かけますが、これも間違いです。腕を返す動きが強いと体が止まり急激にクラブフェースが返ります。そうするとインパクトが点となり真っ直ぐ飛ばすことが難しくなるからです。腕で無理に返そうとするのではなく、体の回転に合わせたフェースの開閉動作をすればインパクトゾーンが長くなり球は安定するので覚えておきましょう。

ダウンブローが身につくためのアイアン練習法

ダウンブローが身につくためのアイアン練習法をお伝えします。ボールの手前にガムテープを縦に貼ります。そのままボールを打ちます。正しくダウンブローに打てるとガムテープが剥がれずにボールを打てますが、クラブが解放されて手前からダフるとガムテープが剥がれます。この練習を何度も繰り返すことでダウンブローが身に付きます。

まとめ

今回はアイアンの打ち方を説明しました。アイアンを上手く打つコツはダウンブローに打つことです。正しく構えられれば回転するだけで自然とダウンブローに打つことができます。しかし上半身に余計な力が入るとインパクトでボールに合わせにいく動作が入りダウンブローに打つことが難しくなるので注意が必要です。スイング中グリップは軽く握ることができれば体がスムーズに動き正しいフォームで打つことができます。正しいフォームで打つことができればインパクトでクラブのロフトが立ち飛距離も出るので頑張って正しい動きを覚えましょう。

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鈴木
鈴木

PGA(日本ゴルフ協会)ティーチングプロ。ゴルフ歴は30数年。小さいころからPGAティーチングプロである父の指導の元ゴルフの練習に励む。高校を卒業したのち神奈川県にあるゴルフ場の研修生として働く。25歳でPGA(日本ゴルフ協会)会員となりレッスン活動に励む。現在は某ゴルフスクールでレッスンしている。誰にでも分かりやすく楽しいレッスンを心がけています。

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