ブリヂストンアイアンは、ボールとフェースの「接点を科学する」という理念のもと、それぞれのゴルフのレベルに合わせたモデルが揃っています。初心者やゴルフ経験の浅いビギナーゴルファーにはミスショットに強く扱いやすいモデル、シニアやパワー不足で飛距離を求めるゴルファーにはインパクトでスプリング効果の高いモデル、そしてプロや上級者には操作性に高いモデルを用意しています。今回はアベレージゴルファーからトップアスリートまで対応できる、新作を含めた最新の4モデルをご紹介していきます。
ブリヂストンアイアンの特徴
ブリヂストンアイアンの掲げるコンセプトは、ボールとフェースの「接点を科学」することです。世界シェアNO1のブリヂストンタイヤがタイヤと道路の接点にこだわりをもっているように、ブリヂストンアイアンもボールとフェースの接点にこだわりをもった製品を生み出しています。
最新のブリヂストンアイアンのモデルは、“TOUR B(ツアーB)” “TOUR B JGR(ツアーB JGR)” “PHYZ(ファイズ)” そしてTOUR Bの新作 “213HF”の4種類です。 TOUR Bは、プロや上級者などトップアスリートをターゲットにした操作性の高さに特徴のあるモデルですが、それだけにボールコントロールができるスキルを備えておかなければなりません。
TOUR B JGRは、インパクトにバラつきがあっても確実なミートに即応できる直感性と、今まで以上の飛距離が可能となるモデルですが、扱うためには安定したスイングアーク(軌道)を身につけておく必要があります。
PHYZは、理想的なバランスを表す「黄金比」がネーミングの語源となっている通り、クラブの性能によって安定した距離と方向に打ち出せる名器といえますが、独特なヘッド形状に慣れなくてはいけません。
そしてブリヂストンアイアンの新作である213HFは、従来のアイアンと比較した「飛び」と、インパクトでボールをつかまえるときの「打感」、そして扱いやすい「やさしさ」の3拍子が揃っている最新のコンポジットアイアンで、それぞれのスキルに合わせた選択ができることでしょう。
ブリヂストンアイアンの選び方
ヘッドの形状で選ぶ
今回ご紹介するブリヂストンアイアンのヘッドは4種類のタイプがあります。操作性を求める上級者好みのマッスルバックに近い感覚で扱いながら、許容性の高いミートを求めることができる中級・上級者向きのキャビティバック。パワー不足による飛距離をカバーできるシニアやコックを上手く使えないゴルファーに向いているポケットキャビティ。初心者から上級者までミスショットをカバーしてくれるオールマイティな高機能シャローヘッド、そして初心者から上級者まで満足できる新作のコンポジット。
まずは見ただけで安心感のあるものを選びましょう。構えたときヘッドの形状に違和感があれば、たとえ素晴らしい特性を備えていたとしても、最初の不信感が続き結果的に信頼を持つことができない可能性があります。正確な距離を刻む役割を担うアイアンだからこそ、スタンダードな形状のキャビティから最新のコンポジットまで4モデルすべてチェックすることをおすすめします。
自分のレベルに合わせて選ぶ
ブリヂストンアイアンは、ボールとフェースの「接点を科学」にこだわりをもっています。それぞれのゴルファーのスキルやパワーなど、ゴルフのレベルによって接点(インパクト)の状況は変わってくるので、それぞれの接点に対応できるようなラインナップになっています。
ゴルフを始めたばかりで憧れのプロが使用するアイアンと同型モデルを選んでしまうと、難易度の高さから使いこなすまでに相当な期間がかかりますし、そのまま使いこなすことができず買い替えることになるかもしれません。もしも自分のレベルに判断がつかないようであれば、打ちやすさや球のつかまりに特徴があるシャロータイプのPHYZを考えてみることをおすすめします。
飛距離アップで選ぶ
アイアンの本来の役割は、ターゲットを定めて正確な距離を刻むことです。ただ近年はアイアンにも飛距離を求める傾向が強くなっていて、スタンダードタイプより5~10ヤード程度飛距離アップするストロングタイプに注目が集まっています。
ストロングタイプのアイアンは、同じ番手のアイアンに比べてフェース面の斜度であるロフト角が立っているので、同じヘッドスピードでも飛距離アップが可能になります。ブリヂストンアイアンの7番で比較すると、ストロングタイプのTOUR B JGRのロフト角は28度、一方で201CBは31.5度なので、TOUR B JGRは201CBの6番アイアンと同等の飛距離が期待できます。
ただし一般的にロフトの立っているアイアンほどボールを捕まえる難易度は高くなるので、ミスショットを減らすためにはやさしいアイアンを探さなければなりません。ポケットキャビティタイプのTOUR B JGRであれば振り抜けのよいワイドソールと低重心ヘッドでしっかりボールをとらえることができるはずです。
好きな打感で選ぶ
アイアン選びで最も大切なことは、実際に試打をして打感を確かめることです。自分が求める弾道に近いこと、スイングによるパワーでボールを打ち出せること、そして本来の役目である安定した飛距離の確認をするために試打が必要です。特に上級者モデルを選ぶときには、求める球筋に打ち分けることができるか、正確なボールコントロールが可能なのか、実際に打って確認しましょう。
ブリヂストンアイアンは、上級者であれば打ち出し角やスピン量がコントロールしやすいTOUR B、距離を必要とするのであれば打ち出しの初速が速くなるTOUR B JGR、どのレベルでも扱いやすくスイートスポットの広いPHYZ、初心者から上級者まで打感の良さが感じられる213HFと目的に合わせた選び方ができます。
ブリヂストンアイアンのおすすめ機種4選
TOUR B 201CB N.S.PRO MODUS3 TOUR120スチール(6本セット/#5〜PW)
アイアンに求められる性能を番手別に具体化した本格派アイアン
201CBは、バックフェースにデザインされているグラビティコントロールによって、飛距離を狙うミドル番手以上は安定性が、精度を求めるショート番手は操作性を得ることができます。また飛距離を狙う機会が多い5番アイアンは、ボールをとらえられる低重心の高弾道スリット構造を採用しているので、しっかり振り抜くことができるはずです。フェース面の横溝の間隔は、5・6番が3.5mm、7番~PWが3.48mmとそれぞれの番手の特性に合わせたスピン量が得られるよう、ブリヂストンのコンセプトである「接点の科学」を具現化しています。
201CBの口コミ
BSのアイアンは4セット目ですが、J15CBに当然ですが似ています。これの進化系です。モーダスツアー120Sも中元調子で振りやすいです。
こんな人におすすめ!
上級者向き
**201CB N.S.PRO MODUS3 TOUR120**の仕様・製品情報
ロフト角(#7) | 31.5度 |
ライ角(#7) | 62度 |
長さ(#7) | 36.75インチ |
重さ(#7) | 430g |
バランス(#7) | D2 |
TOUR B 202CBP N.S.PRO MODUS3 TOUR105 スチール7本セット (4I~PW)
形状と性能のバランスを追求した高機能ポケットキャビティアイアン
202CBPは、ブリヂストンの最先端テクノロジーをもとに「接点の科学」を極めたアイアンです。バックフェースにパワースタビライザーが装着されたことで、ヘッドの先端(トゥ)側の剛性が高まり、インパクトのときにフェースのゆがみの元となる振動を抑えられて打感が向上します。同時に広いスイートスポットエリアでしっかりボールをとらえることができ、ミスショットに強いアイアンとなっています。さらにポケットキャビティの特性ともいえるインパクトのときの反発力の向上によって飛距離アップを望むことができます。
202CBPの口コミ
こんな人におすすめ!
飛距離アップを狙うゴルファー向き
202CBP N.S.PRO MODUS3 TOUR105の仕様・製品情報
ロフト角(#7) | 30度 |
ライ角(#7) | 62度 |
長さ(#7) | 37インチ |
重さ(#7) | 422g |
バランス(#7) | D2 |
PHYZ IRON オリジナルPZ-509Iカーボン5本セット(#7~10、PW)
無駄のない最適弾道を追求し、かつてない最高の飛びへ
PHYZ IRONは、通常のアイアンと比べて1~2番手分の飛距離アップが期待できるパワーロフトなので、飛距離不足に悩みを抱えているゴルファーにおすすめです。ワイドソールのヘッドは、ライの状態に左右されずターゲットに向けて確実に振り抜くことができます。飛距離と方向性を兼ね備え、さらに低重心構造でもあるため、アイアン型のユーティリティ「ハイブリッド」を彷彿とする扱いやすさも実感できるはずです。独特なシャローヘッドの形状は、上下幅が薄く横幅は広いため、スイートスポットエリアが広くミスショットに強い初心者にもおすすめできるモデルといえます。
PHYZ IRONの口コミ
構えやすく打ちやすい、非常に良いです。
こんな人におすすめ!
アベレージゴルファー向き
PHYZ IRON オリジナルPZ-509Iカーボン の仕様・製品情報
ロフト角(#7) | 26度 |
ライ角(#7) | 61度 |
長さ(#7) | 37.75インチ |
重さ(#7) | 354g |
バランス(#7) | C9 |
TOUR B 213HF N.S.PRO 850GH neo スチール(5本セット/#6〜PW)
「飛び・打感・やさしさ」の三拍子が揃ったコンポジットアイアン
ヘッドは軟鉄鍛造をベースに史上最薄の高強度アルティメットストロングメタル2.0のフェースをサスペンションコアで張り付けたコンポジットタイプ。スイートスポットエリアが拡大したことで、打点にブレがあっても初速が落ちる心配はなくなり、高初速・高打出しが期待できます。さらにスタンダードタイプのアイアンよりも1番手以上の飛距離を望めるロフト角28度(7番アイアン)のストロングタイプなので、「飛び」「打感」「やさしさ」の3拍子揃った最先端コンポジットアイアン213HFでグリーンをデッドに攻めることができるはずです。
こんな人におすすめ!
初心者から上級者までオールマイティタイプ
213HF N.S.PRO 850GH neoの仕様・製品情報
ロフト角(#7) | 28度 |
ライ角(#7) | 62度 |
長さ(#7) | 37インチ |
重さ(#7) | 403g |
バランス(#7) | D1 |
ブリヂストンアイアンのまとめ
今回はブリヂストンアイアンの特徴や選び方、それぞれのレベルに合わせたおすすめの4機種についてご紹介しました。現行モデルは上級者に向いている操作性の高い 201CBアイアン、パワー不足をフォローしてくれる 201CBアイアン、ミスショットに強く初心者にも扱いやすいPHYZアイアン、そしてすべてのレベルで対応できる新作TOUR B 213HFアイアンとなっています。アイアンを選ぶときに重要なのは、自分の技量と結果分析と到達目標の3点をしっかり把握してくことです。まずはなるべく簡単に操作ができるアイアンを選び、スキルとスコアが上がってきたと確認できてから、レベルに見合ったスペックのアイアンに買い替えていくことをおすすめします。