初代モデル発売開始以来、20年連続で国内販売数No. 1を達成しているゼクシオのゴルフクラブ。中でも徹底的にやさしさを追求したアイアンは、アベレージゴルファーにとって扱いやすいバランスのとれた設計です。女子プロでの使用率も高く、日本のゴルファーに愛され続けているゼクシオアイアンについて詳しく解説します。
絶大な人気を誇るゼクシオのアイアン
日本を代表するクラブメーカーであるダンロップが開発したゼクシオは、日本人のために作られた日本製のクラブです。ゼクシオアイアンは発売以来20年に渡って、日本のアベレージゴルファーにとっての打ちやすさ、やさしさを追求し続けています。ゼクシオアイアンの大きな特徴は、チタンフェースを巧みに設計加工することによる打点のミスへの強さと、大きく芯を外しても嫌な感触がないことです。そのブランドの持つステータスの高さもあり、日本のアベレージゴルファーにとって憧れのアイアンと言えます。
ゼクシオイレブンとエックスの特徴は?
11代目よりゼクシオは「Ⅺ(イレブン)」と「X(エックス)」2つのシリーズに分かれました。「イレブン」はステンレスボディにチタンフェースですが、「エックス」はライ角、ロフト角が調整可能な軟鉄をボディに採用し、フェースにはHT1770鋼を使用しています。ボディの形状やロフト角なども若干差異があり、ゴルファーのスイングタイプや好みに合わせて選ぶことができます。従来のゼクシオシリーズを継承して、過去のゼクシオモデルのユーザーが違和感なく構えられる「イレブン」に対して、「エックス」よりシャープな形状で引き締まった印象の顔つきです。また、両タイプともカーボンシャフトとスチールシャフトを標準で用意。それぞれの特性に合わせたパフォーマンスを発揮します。ゼクシオの特徴であるやさしさを求めるゴルファーは「イレブン」、ヘッドスピードが速めで、もっと振っていきたいゴルファーは「エックス」がおすすめです。
ゼクシオのアイアンはなぜ人気なの?
理由1 アベレージゴルファー信頼のブランド
2000年に登場して以来、現在に至るまで人気ブランドであり続けるゼクシオ。価格設定が高めなのにもかかわらず、人気を保ち続ける秘訣は日本人のスイングを徹底的に研究して作られているからなのです。また、ステータスの高さを感じさせるデザインも人気の秘訣です。そのクオリティの高さは、最新機種はもちろん、歴代機種すべてにおいて高評価を得ている信頼のブランドです。
理由2 ミスに強く、打ちやすいアイアン
ゼクシオシリーズに共通して採用されている構造が、チタンフェースと、フェース裏側全体と下側を削った「アンダーカットキャビティ」です。この構造により打点が多少ずれても飛距離のロスがなく、ミスに強いアイアンになっています。アベレージゴルファーにとって、とにかく打ちやすく、やさしいアイアンです。
理由3 気持ちよく打てる打感と打音
チタンフェースは軟鉄と比べて硬度があるため、ちょっと芯を外しただけで硬い感触を感じやすい素材です。しかしゼクシオは高い技術力でカバーし、大きく芯を外しても嫌な感触や音がしづらい構造になっており、打点のミスがあっても気持ちよく振り抜くことができます。芯を外した時でも打感や打音が嫌な感じになりにくいことが、ゼクシオが人気の高い大きな理由です。
歴代ゼクシオアイアンのおすすめ機種紹介
ゼクシオアイアンは、どの代の機種も完成度が高いため現在でもおすすめできるモデルが多数あります。そんな歴代のゼクシオアイアンの中から特におすすめしたい機種についてそれぞれ比較しながら紹介します。
XXIO Ⅺ(ゼクシオイレブン)
こんな人におすすめ!
歴代ゼクシオの流れを汲む最新ギアを使いたいゴルファー
XXIO Ⅺ(ゼクシオイレブン)のレビューと評価
従来のゼクシオシリーズを踏襲して、構えた時の安心感とやさしさが際立つ最新作。新技術として、ボディ本体を2分割、フェース部に強度を持たせ、重心などの設計に自由度が飛躍的に向上させています。また、従来の溝に加え、約2倍の深い溝を配置したTWIN GROOVEによりボディ下部のたわみが生まれ反発を向上することに成功し、さらに大きな跳びを実現しました。ネイビーとレッドのカラーバリエーションが用意されていて、自分の好みのタイプを選べるのも嬉しいところです。
XXIO Ⅺ(ゼクシオイレブン)の口コミ
XXIO Ⅺ(ゼクシオイレブン)の仕様・製品情報
ロフト角 | 28° |
ライ角 | 62.5° |
クラブ重量 | 366g |
クラブ長さ | 37.25インチ |
バランス | C8 |
※7番アイアン(ゼクシオ MP1100 カーボンシャフトR装着時)
XXIO X(ゼクシオ エックス)
次に紹介するおすすめの歴代ゼクシオアイアンのおすすめ機種は、「XXIO X(ゼクシオ エックス)」です。
こんな人におすすめ!
もう少し振っていきたいヘッドスピードが速めのゴルファー
XXIO X(ゼクシオ エックス)のレビューと評価
バックフェース周辺の溝により、フェースがたわみやすくすることで飛距離性能を向上させるSPEED GROOVE FACEを採用。飛びと感性のバランスを高い次元で実現したゼクシオニューラインで、軟鉄鍛造2ピース構造により心地よい打感と打球音を実現しています。デザインはシャープな印象ですが、ゼクシオの安心感は健在。飛距離性能とゴルファーの慣性を高い次元で融合させた新しい軟鉄鍛造アイアンです。ゼクシオイレブンで物足りなさを感じてしまう、もっと振っていきたいゴルファーに最適なゼクシオシリーズのニューラインです。
XXIO X(ゼクシオ エックス)の口コミ
XXIO X(ゼクシオ エックス)の仕様・製品情報
ロフト角 | 29° |
ライ角 | 62° |
クラブ重量 | 378g |
クラブ長さ | 37インチ |
バランス | D0 |
※7番アイアン(ゼクシオ MP1100 カーボンシャフトR装着時)
XXIO 10(ゼクシオ テン)
次に紹介するおすすめの歴代ゼクシオアイアンのおすすめ機種は、「XXIO 10(ゼクシオ テン)」です。
こんな人におすすめ!
さらなる飛距離とミート率の良さを求めるゴルファー
XXIO 10(ゼクシオ テン)のレビューと評価
従来モデルに比べてソール幅を厚くし、比重の異なる2種類のタングステンニッケルウエイトを従来モデルよりも後方に配置。フェースには軽比重のチタンを採用することで、さらなる深重心化を実現しスイートエリアが拡大しています。シャフトを長尺化し、各番手とも1度ずつストロングロフト化したことで飛距離性能をアップ。安心感のあるラージサイズのポケットキャビティ形状を踏襲しつつ、上がりやすさ、構えやすさ、飛距離性能のすべてに渡って高い完成度を実現しています。
XXIO 10(ゼクシオ テン)の口コミ
XXIO 10(ゼクシオ テン)の仕様・製品情報
ロフト角 | 29° |
ライ角 | 62.5° |
クラブ重量 | 362g |
クラブ長さ | 37インチ |
バランス | C9 |
XXIO 9(ゼクシオ ナイン)
次に紹介するおすすめの歴代ゼクシオアイアンのおすすめ機種は、「XXIO 9(ゼクシオ ナイン)」です。
こんな人におすすめ!
とにかくミスを減らしたいアベレージゴルファー
XXIO 9(ゼクシオ ナイン)のレビューと評価
ヘッドを5ピース構造とし、ソール内部には、高比重のタングステンニッケルウェイトを内蔵。低重心で深重心になり、球が上がりやすく、芯を外した時の飛距離ロスを大幅に低減しました。また、チタンフェース下部を1mmソール方向に拡大したことで、アベレージゴルファーの多くがミスヒットでコンタクトさせやすいフェース下部の反発性能も向上させています。これによりアベレージゴルファーにとってミスしにくいアイアンとなりました。2015年の発売時にはゼクシオ史上もっとも低重心となり、高い慣性モーメントも実現した人気のモデルです。
XXIO 9(ゼクシオ ナイン)の口コミ
XXIO 9(ゼクシオ ナイン)の仕様・製品情報
ロフト角 | 30° |
ライ角 | 62° |
クラブ重量 | 357g |
クラブ長さ | 37インチ |
バランス | C9 |
XXIO 8(ゼクシオ エイト)
次に紹介するおすすめの歴代ゼクシオアイアンのおすすめ機種は、「XXIO 8(ゼクシオ エイト)」です。
こんな人におすすめ!
完成度の高いゼクシオを使いたいゴルファー
XXIO 8(ゼクシオ エイト)のレビューと評価
ゼクシオ7で採用された「デュアル スピード テクノロジー」をさらに進化させ、ヘッドスピードとボールスピードの2つのスピードアップを実現しています。従来モデルに比べてグリップとシャフトを合わせて約2gの軽量化、重心位置を10mm手元寄りにしたことで、スイング慣性モーメントが小さくなり、ヘッドスピードがアップします。また、番手ごとにゴルファーの打点を研究したスイートエリアを設計により、平均ボールスピードを向上させました。ゼクシオシリーズの中でも、バランスがよく、デザインも人気があるシリーズです。
XXIO 8(ゼクシオ エイト)の口コミ
XXIO 8(ゼクシオ エイト)の仕様・製品情報
ロフト角 | 30° |
ライ角 | 62° |
クラブ重量 | 356g |
クラブ長さ | 37インチ |
バランス | C9 |
XXIO 7(ゼクシオ セブン)
次に紹介するおすすめの歴代ゼクシオアイアンのおすすめ機種は、「XXIO 7(ゼクシオ セブン)」です。
こんな人におすすめ!
大きなヘッドで安心して構えられるアイアンを求めるゴルファー
XXIO 7(ゼクシオ セブン)のレビューと評価
ゴルファーのパワーを最大限に生かすため、ヘッドスピードとボールスピードを上げるための「デュアル スピード テクノロジー」を採用。フェース素材にはドライバーと同じ高強度チタンを採用し軽量化しています。ネック部分とトウ部分には、タングステンニッケルを配置し余剰重量を適正化しヘッドの慣性モーメントをアップさせることでスイートエリアが拡大しました。ヘッドが大きく、ソール幅も広い形状は、やさしさに加え見た目も安心感があります。
XXIO 7(ゼクシオ セブン)の口コミ
XXIO 7(ゼクシオ セブン)の仕様・製品情報
ロフト角 | 30° |
ライ角 | 62° |
クラブ重量 | 358g |
クラブ長さ | 37インチ |
バランス | C9 |
XXIO(6代目 新・ゼクシオ)
次に紹介するおすすめの歴代ゼクシオアイアンのおすすめ機種は、「XXIO(6代目 新・ゼクシオ)」です。
こんな人におすすめ!
ルールに適合したお得な中古アイアンを手に入れたいゴルファー
XXIO(6代目 新・ゼクシオ)のレビューと評価
2010年からの新溝規制に対応した機種として発売されたのが6代目のゼクシオ。その名も新ゼクシオです。芯を外してもボール初速のロスを低減する反発エリアを拡大したヘッドと、ヘッドスピードをアップさせるシャフトとの相乗効果を最大限に引き出す「オート・パワーインパクト」が弾道の最高到達点を高くし、大きな飛びを実現します。大きな跳びでピンを狙えるやさしいアイアンです。中古市場で溝規制に適合したゼクシオとしては安く低く手に入るのでおすすめです。
XXIO(6代目 新・ゼクシオ)の口コミ
XXIO(6代目 新・ゼクシオ)の仕様・製品情報
ロフト角 | 30° |
ライ角 | 62° |
クラブ重量 | 358g |
クラブ長さ | 37インチ |
バランス | C9 |
XXIO(初代)
次に紹介するおすすめの歴代ゼクシオアイアンのおすすめ機種は、「XXIO(初代)」です。
こんな人におすすめ!
伝説のゼクシオ初代アイアンをコレクションしたいゴルファー
XXIO(初代)のレビューと評価
2000年に誕生したゼクシオシリーズの初代モデル。以来2年ごとに新しいモデルが発売され、現在まで続くゼクシオシリーズの歴史の幕開けを告げるアイアンです。番手ごとに最適な重心設計が施されたキャビティタイプのヘッドとグースネック形状により、すべての番手でやさしくつかまる設計を実現。そのやさしさに、すべてのゴルファーが驚きました。2010年に始まったフェースの溝規制により、今では全日本トップアマクラス以上の競技では使用できませんが、アマチュアのラウンドでは十分に使いやすいアイアンです。
XXIO(初代)の口コミ
XXIO(初代)の仕様・製品情報
ロフト角 | 32° |
ライ角 | 61° |
クラブ重量 | 360g |
クラブ長さ | 36.75インチ |
バランス | C9 |
まとめ
歴代機種のすべてが高いクオリティを誇るゼクシオアイアン。最新機種の人気はもちろん、過去の機種でも中古市場で高い評価を得ています。ゼクシオアイアンは、とにかくゴルフをエンジョイしたい日本のアベレージゴルファーのために研究を続けてくれています。さらに、アスリート志向のゴルファーにも満足できるフィーリングを備えた最新シリーズ「X」も登場しました。あなたもゼクシオアイアンのクオリティの高さを、ぜひ体感してみてください。
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