目次
スコアメイクで重要なグリーン周りのアプローチショット、使用するウェッジは単品で購入することが多く、アイアンを買い替えても慣れ親しんだものを使い続けていることが多いようです。ほかのクラブと同様にウェッジも毎年進化を遂げていて、新しいテクノロジーを導入した製品が誕生しています。そこで今回は、ウェッジの種類・選び方・メーカーについての解説と、2023年版おすすめのウェッジを初心者・中級者・上級者用にそれぞれ分けて紹介します。
ウェッジとは
ウェッジは、短いショットを打つときに使用するクラブです。一般的にピッチングウェッジ、アプローチウェッジ、サンドウェッジ、ロブウェッジの4種類があり、精度を重視するショートゲームでは重要な役割を担っています。また難易度の高くなっているグリーン周りのレイアウトを攻略する上で、多彩なアプローチショットに対応できるよう、それぞれのウェッジを備えておくことが、スコアメイクの上で欠かせないものとなっています。そのためにも、自分のスキルやパワーに合ったウェッジを選ばなくてはいけません。
ウェッジの種類
ウェッジの種類を決める基準は主に2つです。ピッチングウェッジ(PW)・アプローチウェッジ(AW)は飛距離を表すロフト角で区分、サンドウェッジ(SW)・ロブウェッジ(LW)は役割で区分しています。それぞれのスペックや役割を理解して、自分に合うウェッジ選びをしましょう。
PW(ピッチングウェッジ)
ピッチングウェッジは、グリーン周りでピッチショット(転がし)など、アプローチの役割を担っているウェッジです。また、アイアンセットの一部として組み入れていて、「9番アイアンの次のクラブ」として100ヤードまでの距離を担っている場合もあります。フェースを立ててボールを打ち出すと120ヤードまで9番アイアンの距離が可能、グリーン周りからはチップショットを使い、ピッチ・エンド・ランで攻めることもできる便利なクラブです。
AW(アプローチウェッジ)
アプローチウェッジは、グリーン周りからのスピンを効かせる、もしくは高い球でピンポイントに攻めるときに使うウェッジです。フルショットの目安は80ヤードですが、ピンそばを狙う精度の高さを担うクラブなので、ピッチングウェッジとサンドウェッジの飛距離差を埋めるためにバリエーションを増やすためのクラブではありません。なお、ロフト角と同様にバウンス角の選定も必要になります。グリーン手前からのアプローチであればロフト角とバウンス角の小さなモデル、芝の抵抗を受けるラフからのリカバリーショットであればロフト角とバウンス角の大きなモデルがおすすめです。
SW(サンドウェッジ)
サンドウェッジは、バンカーからの脱出を主たる役割としているウェッジです。一般的には砂と一緒に打ち出すエクスプロージョンショットは、砂に潜らず振り切れるようにサンドウェッジのソールに膨らみのあるバウンス角の大きなタイプを使用します。砂の状態が薄ければ、ボールだけをミートするレベルブローで打たなければならないので、ソールの膨らみがないバウンス角の小さなモデルを使用しなければなりません。14本の規定クラブ数に余裕があればサンドウェッジを2本入れることもできますが、余裕がなければサンドウェッジと同じロフト角でバウンス角の大きなタイプにすることで、第2のサンドウェッジとして併用することもできます。
LW(ロブウェッジ)
ロブウェッジは、短い距離でボールを高く打ち出して止めることができるウェッジです。誰でもグリーン周りのショートゲームでロブショットを必要とする場面に遭遇する機会はありますが、ロブウェッジは難易度が高いため、すべてのゴルファーが使えるわけではありません。一般的には上級者向きのクラブとして周知されていますが、初級者・中級者のなかにも、あごの高いバンカーからの脱出用サンドウェッジとして使用している場合があります。
レベルに合ったウェッジの選び方
ウェッジは、自身のレベルに合ったモデルを選ぶようにしましょう。初心者であれば簡単に扱える、中級者は状況によって使い分けができる、上級者であれば高い精度を求められるタイプなど、レベルに合わせた選び方をおすすめします。
初心者にはヘッドが大きいタイプがおすすめ
ヘッドの大きいウェッジが初心者に適している理由は、大きなヘッドは大きなスイートスポットエリアを備え、寛容性が高いやさしいクラブだからです。グリーン周りのショットでは、距離感と方向性に精度が求められます。特に短いアプローチショットを打つ場合は正確性を重視しますが、スキル以上の正確なショットをしようとするとミスにつながり難しいかもしれません。初心者の場合はミスをカバーして見た目にも安心感のあるヘッドが大きいタイプをおすすめします。
ミスに合わせてバウンス角を選ぶ
バウンスとは、ソールの膨らみの部分のことで、ヘッドのリーディングエッジとソール面が作る角度のこと。膨らみが大きいほどバウンス角が大きくなり、膨らみが小さければバウンス角も小さくなります。バウンス角の大きなタイプはハイバウンス、小さなタイプをローバウンスと言い、ローバウンスにはバウンスのない0度もあります。アプローチでトップが続くようならローバウンスのウェッジを試してみて、ダフリが続くようであればハイバウンスを使ってみると良いでしょう。またラフやバンカーではソールを滑らせることができるハイバウンス、グリーン手前のエプロンやカラーではリーディングエッジが浮かないようローバウンスがおすすめです。
他のクラブと等間隔になるようにロフト角を選ぶ
キャディバックに収まっているクラブセットのウッド・ユーティリティ・アイアン・ウェッジは、飛距離に連続性のあるものが使いやすいと言われています。一般的にユーティリティ・アイアン・ウェッジの飛距離はロフト角を目安に、同一モデルであればロフト角4度=10ヤードの間隔で番手を設定しているので、ウェッジも9番アイアンからの連続性で揃えやすく使いやすいでしょう。ただし、サンドウェッジやロブウェッジのような役割を重視するモデルは、飛距離の連続性を考慮する必要はありません。
シャフトはアイアンに合わせる
ウェッジは、アイアンのシャフトに合わせることをおすすめします。一般的にアイアンはセットで購入するので、同一シャフトを装着していますが、ウェッジは単品購入することがあるため、アイアンとは違うシャフトを装着しているかもしれません。例えばセットに含まれていたピッチングウェッジがカーボンシャフト、単品で購入したアプローチウェッジがスチールシャフトであれば違和感が生じるはずです。ただし、アイアンに合わせるのは、あくまでも「距離の連続性」のためであり、バンカー専用で使うサンドウェッジは、違和感がなければ問題ありません。
ウェッジの主な人気メーカー
1.ボーケイ(タイトリスト)
ボーケイは、スポーツ用品メーカー大手タイトリストの関連会社であり、米国男子プロツアーでのウェッジ使用率は50%を超えている人気ブランドです。ボーケイの2023年の現行モデルは「SM9」と「VOKEY FORGED」の2種類、SM9はボールコントロールがしやすい操作性に特化した最先端モデル。キャメロン・スミス、ジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマス、ジェイソン・デイなど多くの有名選手が使用しています。VOKEY FORGEDは、繊細な製造工程と精度の高い品質にこだわりを持つ日本市場に合わせて作られた、いわゆる「日本専用モデル」であり、ボーケイの戦略が当たっていることを証明する製品と言えるでしょう。
2.キャロウェイ
キャロウェイゴルフは、日本のゴルフ市場を重要視する戦略が功を奏し、日本国内でも高いシェアを誇る人気のゴルフメーカーです。アーニー・エルス、フィル・ミケルソン、石川遼プロ、上田桃子プロなどツアーで活躍している選手が契約しているメーカーでもあります。歴代ではビックバーサー、オデッセイ(パター)のブランドを持ち、2023年の現行モデルは、ボールをつかまえる感触の良さが高く評価されている「JAWS」。また、スピン性能に特化した「MACK DADDY」など、ウェッジに求められる止まるボールが打てるモデルでコア層から支持を受けているメーカーです。
3.テーラーメイド
テーラーメイドは、米国発祥の世界的なメーカーであり、パーシモンからメタルヘッドへの転換期に先駆者として業界をけん引してきた老舗と言えるでしょう。また、ローリー・マキロイ、リッキー・ファウラー、レジェンドのタイガー・ウッズなど、多くのツアープロが契約をしている、アスリート注目のメーカーでもあります。2023年の現行モデルは「ハイ・トウ」と「ミルドグラインド」の2種類。ハイ・トウシリーズは、ヘッド重心を高くした低い打ち出しの高スピンモデルで、初心者から上級者まで満足できるバリエーションが用意されています。ミルドグラインドでは、CNC精密加工による振り抜けの良さに特徴を持つ中級者におすすめのモデルです。
4.ピン
ピンは、日本にも本社を設置している法人でもあります。渋野日向子、鈴木愛、金谷拓実、ババ・ワトソンなど男女を問わず世界で活躍しているゴルファーが愛用しています。2023年の現行モデルは、主に「GLIDE」「GLIDE FORGED」と「ChipR」の3種類です。GLIDEとFORGED PROは、スピン性能に特化し、上級者が求める止まる球が打てるモデルです。ChipRは、テキサスウェッジと同じようにパターと同じように打てる安心安全なモデル、初心者から上級者までおすすめのモデルと言えるでしょう。
5.フォーティーン
フォーティーンは、旧ダイワ精工の関連企業として発祥、「すべてのゴルファーに14本(フォーティーン)を」と、全クラブを作ることを目指して立ち上げたゴルフメーカーです。世界ではスタンダードなクラブとなっている、アイアン型ユーティリティを広め、次に取り組んだのがウェッジでした。2023年の現行モデルは、上級者向けの「RM」、初心者が扱える「DJ」「TK」の3種類があります。なおすべてのモデルで、スピン性能、操作性、寛容性を備えているので、自分に合うものから選ぶことをおすすめします。
6.クリーブランド
クリーブランドは米国で発祥、企業の代名詞ともなったティアドロップ形状のウェッジ「ツアーアクション」は、世界を席巻するほど人気となります。その後、ダンロップ傘下のブランドとして人気のモデルを発表、2023年もダンロップの契約プロである松山英樹が、かわらずクリーブランドRTX4フォージドウェッジを使用していることから、人気のモデルとなっています。トッププロからも信頼を受けている製品の精度と、ツアープロの意見を柔軟に取り入れて、さらに進化したウェッジの開発を進めているのが、多くのゴルファーに愛されている秘密かもしれません。
7.キャスコ
キャスコは、日本発祥のゴルフ用品メーカーであり、良質なゴルフ用グローブのブランドとして知られています。その後、クラブやボールなどを開発し、過去にヒットしたユーティリティ「トルネード」のようなユニークなデザインを世に送り出しています。また、2023年の現行モデルで人気の「ドルフィンウェッジ」も、一見すると奇抜なデザインですが、スキルにとらわれず初心者でもラフやバンカーから簡単に脱出できる、完成度の高いモデルとして好評を博しています。
8.ミズノ
ミズノは、1933年に国産第1号のアイアンを製造した、日本メーカーの草分け的な企業です。2023年の現行モデルは、ボールをつかまえやすい重心センター設計の「S23」と、46度から62度まで1度刻みで用意されている「T22」、ローバウンス、ミッドバウンス、ハイバウンスを用意した「Mizuno Pro S18ウェッジ」。さらに優しさと安定性を追求した「Esウェッジ」の4種類です。アスリートタイプが3種類、初心者でも扱えるタイプが1種類、自分のスキルに合ったモデルを選ぶことができます。
【2023】初心者におすすめのウェッジ6選
1.【クリーブランド】スマートソール4 TYPE-G(50度)
やさしさが実感できるキャビティタイプのアプローチウェッジ
クリーブランドのスマートソール4 TYPE-Gは、スイートスポットを打点の位置に近づけたことで、確実なミートが実感できるモデルです。インパクト時のバラツキをなくすため、打感を大事にするウェッジにあえてキャビティヘッドを導入したことで、ゴルフの経験の浅いゴルファーでも、ピンを狙うアプローチショットが可能となることでしょう。名称に付いている「G」はギャップウェッジの略、ピッチングとアプローチの中間の役割を担うウェッジです。アプローチの距離が長く感じたとしても、キャビティヘッドなのでしっかりミートができる初心者におすすめのウェッジです。
ストロングアイアンを使用しているゴルファー
スマートソール4 TYPE-Gの口コミ
スマートソール4 TYPE-Gの仕様・製品情報
素材・製法 | ステンレス(SUS431)・ロストワックス精密鋳造 |
仕上げ | ツアーサテン仕上げ |
ロフト(°) | 50 |
ライ角(°) | 64 |
バウンス角(°) | 1 |
シャフト | スマートソールスチール |
長さ(インチ) | 35.5 |
メーカー価格(税込・円) | 14,300 |
2.【フォーティーン】 DJ-5 ウェッジ(52度)
フォーティーンのDJ-5 ウェッジは、テクニックを持たないアマチュアゴルファーのためのブランド「DJシリーズ」の最新モデルです。「よりやさしく」「より使いやすく」をコンセプトに、フォーティーンが持つテクノロジーを投入して作られたウェッジでもあります。リーディングエッジ側に厚みを設けた「新ユニバーサルソール」で、ざっくりミスを防止。フェースの溝をルールギリギリまで削った「スコアラインフェース」で、初心者もバックスピンをかけられます。構えやすいオフセットやミスヒットに強いキャビティヘッドなど、刺さらず抜ける振り抜きの良さを実感できる初心者におすすめのウェッジです。
ウェッジを扱えるテクニックを持たない初心者ゴルファー
DJ-5 ウェッジの口コミ
DJ-5 ウェッジの仕様・製品情報
素材・製法 | 軟鉄(S20C)・鍛造 |
仕上げ | ニッケルクロムメッキ・パールサテン&ミラー仕上げ |
ロフト(°) | 52 |
ライ角(°) | 63.5 |
バウンス角(°) | 6 |
シャフト | N.S.PRO DS-91w スチールシャフト
N.S.PRO ST-114w スチールシャフト FT-62w カーボンシャフト |
長さ(インチ) | 35.5 |
メーカー価格(税込・円) | 26,400 |
3.【キャスコ】ドルフィンウェッジDW-123(56度)
アプローチもバンカーも1本のウェッジで攻略できる
キャスコのドルフィンウェッジは、「アベレージゴルファーのアプローチとバンカーをとにかくやさしくする」をコンセプトに設計された、初心者におすすめのウェッジです。ウェッジでトラブルとなる「地面まで潜る、振り抜けない」を解消したのがクアッドソール。ソールのトゥ・センター・ヒールのバウンス角に変化を持たせることで、バンカーでは砂に潜らず、ラフでは芝面の上を滑って振り抜くことができます。初心者にとって何よりも頼もしいのは、アプローチウェッジとサンドウェッジが兼用であること。使う機会が増えれば、それだけ習得も早くなり、信頼できるクラブとなることでしょう。
ウェッジの扱いに慣れていない初心者ゴルファー
ドルフィンウェッジDW-123 56度の口コミ
ドルフィンウェッジDW-123 56度の仕様・製品情報
素材・製法 | 軟鉄・鋳造 |
仕上げ | ニッケルクロムメッキ |
ロフト(°) | 56 |
ライ角(°) | 63.5 |
バウンス角(°) | トゥ:-6/センター:7/ヒール:2 |
シャフト | N.S.PRO 950GH neoスチールシャフト |
長さ(インチ) | 35 |
メーカー価格(税込・円) | 27,500 |
4.【ミズノ】ES21 ウェッジ(52度)
扱いやすさに優れた初心者におすすめのウェッジ
ミズノのES21ウェッジは、ミズノが培ってきたテクノロジーをさらに進化させた、「中空グレイン・フロー・フォージド構造」を採用したモデルです。フェースにホウ素を注入し、ネックをボディに溶接したことで軽量化に成功。生まれた余剰重量をトゥ側高部に再配分し、結果としてヒール下部にあったスイートスポットは、アドレスでセットした時のイメージのまま打てる、フェース面のセンターに配置できました。扱いやすさに特化した初心者におすすめのモデルと言えるでしょう。
こんな人におすすめ!
確実なミートができていない初心者ゴルファー
ES21ウェッジ52度の口コミ
ES21ウェッジ52度の仕様・製品情報
素材・製法 | ボディ:マイルドスチール(S25C)/ボロン鋼精密鍛造
バック:ソフトステンレススチール(SUS431)/精密鋳造 |
仕上げ | ニッケルクロムメッキ・ミラー・サテン仕上げ、EFバッジ |
ロフト(°) | 52 |
ライ角(°) | 63 |
バウンス角(°) | 9 |
シャフト | N.S.PRO MODUS3 WEDGE 105 スチールシャフト |
長さ(インチ) | 35.25 |
メーカー価格(税込・円) | 25,300 |
5.【テーラーメイド】ミルドグラインド HI-TOE3ウェッジ(SB-54度)
飛びも転がしも自在に打てる便利なウェッジ
テーラーメイドのミルドグラインド ハイ・トゥウェッジ3は、重心位置をセンターに設置した、バックスピンのかかりやすいウェッジです。シリーズにはSB(スタンダードバウンス)、LB(ローバウンス)、HB(ハイバウンス)の3種類があり、SBは状況に応じてフェースを開閉できる初心者にも扱えるモデルといえるでしょう。フェースを開くことで高く上げることができ、スピン量は増して止まる球も打てます。また閉じることで、転がしてカップを狙うピッチ・エンド・ランも可能、迷いが生じる複数本を扱うことなく、1本で用途に合わせて使える便利なウェッジです。
1本のウェッジでアプローチショットがしたいゴルファー
ミルドグラインド HI-TOE3 SB-54度の口コミ
ミルドグラインド HI-TOE3 SB-54度の仕様・製品情報
素材・製法 | 軟鉄(8620)・鋳造 |
仕上げ | New Aged Copper Finish |
ロフト(°) | 54 |
ライ角(°) | 64 |
バウンス角(°) | 10 |
シャフト | ①Dynamic Gold (S200)
②N.S.PRO® 950GH NEO (S) |
長さ(インチ) | 35.25 |
メーカー価格(税込・円) | ①25,300
②26,950 |
6.【キャロウェイ】MACK DADDY CBウェッジ(52度)
フェース面ならどこでもOKのやさしいウェッジ
キャロウェイのマックダディCB ウェッジは、打点がブレてもミスにならない、独創的なフェースを備えたモデルです。一般的にアイアンやウェッジのフェースには、ボールの当たる範囲を艶消しにして縦の境界線を設けたバーチカルラインがあります。でもマックダディCBのフェースは、全面がつや消しで、トゥの先端ギリギリまでスコアライン(溝)が彫られているモデルです。ワイドソールで振り抜きの良さ、キャビティバックの寛容性、フェース面に当たればそれなりのショットになるフルフェーススコアライン。ショットが安定しない初心者にはおすすめのウェッジと言えるでしょう。
こんな人におすすめ!
フェースの芯でボールを捉えるのが苦手なゴルファー
MACK DADDY CB 52度の口コミ
MACK DADDY CB 52度の仕様・製品情報
素材・製法 | ステンレス(17-4)・鋳造 |
仕上げ | クロム |
ロフト(°) | 52 |
ライ角(°) | 64 |
バウンス角(°) | 12 |
シャフト | N.S.PRO 950GH NEO(S)スチールシャフト
N.S.PRO ZELOS 7(S)スチールシャフト |
長さ(インチ) | 35.5 |
メーカー価格(税込・円) | 25,300 |
【2023】中級者におすすめのウェッジ6選
1.【テーラーメイド】ミルドグラインド3 ウェッジ(LB-60度)
ピンポイントに狙えるロブショット用ウェッジ
テーラーメイドのミルドグラインド3 ウェッジのローバウンス(LB)モデルは、ターフに入りやすいリーディングエッジと抜けの良いトレーリングエッジ、三日月形の多面ソールを備えたロブショットモデルです。中級者以上であれば、フェースの開き具合を調節することで、さらに高く打ち上げたボールにスピンをかけて、ピタっと止まる球を打つことができます。上級者レベルのロブショットですが、フェース全面に溝が入っていることで安心感が得られ、思い切りの良いピンポイントを狙うショットができることでしょう。
上級者みたいにロブショットを打ちたいゴルファー
ミルドグラインド3 ウェッジLB-60の口コミ
ミルドグラインド3 ウェッジLB-60の仕様・製品情報
素材・製法 | 軟鉄(8620)・鋳造 |
仕上げ | ノンメッキ加工 |
ロフト(°) | 60 |
ライ角(°) | 64 |
バウンス角(°) | 10 |
シャフト | ①Dynamic Gold [HT LABEL] (S200)
②N.S.PRO® MODUS3 TOUR 105 (S) |
長さ(インチ) | 35 |
メーカー価格(税込・円) | ①25,300
②26,950 |
2.【キャロウェイ】JAWS FULL TOE CRMウェッジ(54度)
グリーン周りはもちろん!100ヤード手前からピンが狙えるウェッジ
キャロウェイのJAWS FULL TOE(ジョーズフルトゥ)は、一般的なウェッジよりもトゥ側を高くしたハイトゥタイプで、フェースは全面に溝を施したフルスコアラインを特徴とするウェッジです。スピンに影響を及ぼすフェース面は、溝と溝の間にバー状の突起を施し、ヘッドスピードの上がらないグリーン周りからのショットでも、スピン量が落ちないようにしています。またグリーン周りだけではなく、100〜50ヤード間からも精度の高いアプローチができるよう、高軽量・低重心設計で中級者にも扱いやすいモデルとなっています。
ショートアプローチでスピンをかけたいゴルファー
AWS FULL TOE 54度の口コミ
JAWS FULL TOE 54度の仕様・製品情報
素材・製法 | 軟鉄(8620)・鋳造 |
仕上げ | クロム・ノンメッキ加工 |
ロフト(°) | 54 |
ライ角(°) | 64 |
バウンス角(°) | 12 |
シャフト | Dynamic Gold(S200)スチールシャフト
N.S.PRO 950GH neoスチールシャフト |
長さ(インチ) | 35.25 |
メーカー価格(税込・円) | 25,300 |
3.【ミズノ】T22 ウェッジ D-GRIND(56度)
必要なもの以外は削って操作性を高めたウェッジ
ミズノのT22ウェッジは、1本の丸棒に熱を加えて叩いて造る鍛造製法で、フェースからネックまで一体成型したモデルです。世界でミズノだけしかできないと言われる製法「グレイン・フロー・フォージドHD 1025BORON」、独特の打音と打感に匠の調べが感じられるかもしれません。Dグラインドは、ソールのセンター部分のバウンスは丸みを持たせながらしっかりと残して、トウとヒールを大きく削る(グラインド)ことで、グリーン周りでの操作性とバウンス効果が得られるモデルです。
ハイグレード感のあるウェッジを使いたいゴルファー
T22ウェッジD-GRIND56度の口コミ
T22ウェッジD-GRIND56度の仕様・製品情報
素材・製法 | マイルドスチール(S25C)・ボロン鋼精密鍛造 |
仕上げ | サテン仕上げ |
ロフト(°) | 56 |
ライ角(°) | 63 |
バウンス角(°) | 10 |
シャフト | Dynamic Gold HT スチールシャフト |
長さ(インチ) | 35 |
メーカー価格(税込・円) | 22,000 |
4.【ブリヂストン】TOUR B BRM HF ウェッジ(58度)
しっかりボールをつかまえてスピン性能を引き出せるウェッジ
TOUR B BRM HF ウェッジは、名称を理解すると性能が分かるかもしれません。TOUR Bはツアーブランド、つまりアスリート向けのモデルのことです。BRMはバイティン・グレール・ミルド、フェースの下部の突起(レール)がボールに食い込む&やさしい打感を表しています。HFはハイブリッドフォージド、複数(3層)の鍛造部品を組み合わせたヘッドのことです。名称からも分かるように、ボールへの食いつきとスピン性能を向上させた、アスリート志向のゴルファーにおすすめのモデルです。
スキルアップを望む上昇志向のゴルファー
BRM HF ウェッジ58度の口コミ
BRM HF ウェッジ58度の仕様・製品情報
素材・製法 | 軟鉄(S20C).純チタン.セラミック・ハイブリット鍛造 |
仕上げ | ミーリング加工 |
ロフト(°) | 58 |
ライ角(°) | 63.5 |
バウンス角(°) | 10 |
シャフト | ①MCI B65 カーボンシャフト
②N.S.PRO MODUS3 TOUR105スチールシャフト ②N.S.PRO 950GH neo スチールシャフト |
長さ(インチ) | 35.5 |
メーカー価格(税込・円) | ①25,300
②23,100 |
5.【ピン】グライド 4.0 EYE 2グラインド(58度)
簡単に砂ごとサクっと打ち出せるウェッジ
グライド4.0 EYE 2グラインドは、バンカーショットに特化したウェッジです。もちろん芝面からのロブショットでも、フェースを粗目に仕上げた「エメリーブラスト仕上げ」によって、スピンを効かせたアプローチができます。ただ、グースネックによる強めのオフセット設計なので、バンカーでは砂ごとサクっと打ち出すことができるモデルです。もっともネックのくびれはグースと一言で片づけることができない、往年のEYE2を想起させてくれる憧れの形状。コレクションとして興味を持つゴルファーもいるのではないでしょうか。
伝説の名器PING EYE 2に憧れを持つゴルファー
グライド 4.0 EYE 2グラインド58度の口コミ
グライド 4.0 EYE 2グラインド58度の仕様・製品情報
素材・製法 | 軟鉄(8620)カーボンスチール・鋳造 |
仕上げ | ハイドロパールクローム仕上げ |
ロフト(°) | 58 |
ライ角(°) | 64.5 |
バウンス角(°) | 8 |
シャフト | ①N.S.PRO MODUS³ TOUR 115(S)
①N.S.PRO MODUS³ TOUR 105(S) ①N.S.PRO 950GH neo(S) ①N.S.PRO 850GH neo(S) ①Z-Z115 ②DG EX TOUR ISSUE |
長さ(インチ) | 35 |
メーカー価格(税込・円) | ①27,500
②29,700 |
6.【プロギア】R35 wedge
パター感覚でシンプルなアプローチができるウェッジ
R35ウェッジは、グリーン手前のエプロンやグリーン周りのエプロンから、パター感覚のピンを狙えるウェッジです。ロフトは35度なので、ラフからのアプローチも問題はありません。「キャリー1:ラン3」の割合でアプローチができ、パターのように打つので大きなミスの心配もなく、シンプルにボールをヒットするだけ。あとは距離感をつかめば心強い味方となるはずです。気持ちに余裕ができて狙いやすいのが特徴で、シャンクに悩む中級者におすすめの1本です。
アプローチショットにプレッシャーを感じるゴルファー
R35 wedgeの口コミ
R35 wedgeの仕様・製品情報
素材・製法 | ニッケルクロムモリブデン鋼(8620)・精密鋳造 |
仕上げ | 黒SQP |
ロフト(°) | 35 |
ライ角(°) | 71 |
バウンス角(°) | – |
シャフト | スチールシャフト |
長さ(インチ) | 34 |
メーカー価格(税込・円) | 19,800 |
【2023】上級者におすすめのウェッジ6選
1.【タイトリスト】ボーケイデザイン SM9ウェッジ(グラインド L-60度)
難易度の高い場面で応えてくれる信頼できるウェッジ
SM9ウェッジL-60度は、フワッと上げてピタリと止めるロブショットに最適なモデルです。グリーン周りのライが良い箇所からカップを狙うときに使用するクラブなので、使用機会は限定されますが、難易度の高いショットを確実に打つことが可能なウェッジです。ソールは幅狭のローバウンスなので、深いラフやバンカーからのショットには向いていません。その代わり、グリーン奥のカラーに止まっている下り斜面のラインでも、ピタっと止めることができる性能を持っている上級者におすすめのウェッジです。
ロブショットに特化したウェッジを求めているゴルファー
SM9ウェッジL-60度の口コミ
SM9ウェッジL-60度の仕様・製品情報
素材・製法 | 軟鉄(8620)・鋳造 |
仕上げ | ノンメッキ加工・ニュー エイジド カッパー |
ロフト(°) | 60 |
ライ角(°) | 64 |
バウンス角(°) | 7(実効バウンス角6) |
シャフト | Dynamic Gold [HT LABEL] (S200)
KBS HI-REV 2.0 (WEDGE FLEX) |
長さ(インチ) | 35 |
メーカー価格(税込・円) | 24,750 |
2.【テーラーメイド】 ハイ・トウ3 ウェッジ(60-LB)
スキルを持ち合わせている上級者向きのロブウェッジ
ハイ・トウ3 ウェッジ60-LBは、ずば抜けたスピン性能を活かして、止まる球を打つために使用するロブウェッジです。精度の高いショットを実現するための装備は、ヘッドのトゥ側の重心を高めるハイ・トウデザイン、フェースの溝(スコアライン)を全面に入れたフルラインにしています。ただ難易度の高いショットは、使い手の技量も必要となります。リスクのあるロブショットを成功させるためには、相応のスキルと経験値が必要なので、プレイヤーのパフォーマンスに適合するか確認することが重要です。
信頼できるロブウェッジを使いたい上級者ゴルファー
ハイ・トウ3 ウェッジ60-LBの口コミ
ハイ・トウ3 ウェッジ60-LBの仕様・製品情報
素材・製法 | 軟鉄(8620)・鋳造 |
仕上げ | ノンメッキ加工・ニュー エイジド カッパー |
ロフト(°) | 60 |
ライ角(°) | 64 |
バウンス角(°) | 10 |
シャフト | ①Dynamic Gold [HT LABEL] (S200)
②KBS HI-REV 2.0 (WEDGE FLEX) |
長さ(インチ) | 35 |
メーカー価格(税込・円) | ①25,300
②27,500 |
3.【ブリヂストン】ゴルフ BRM2 ウェッジ(58度)
スピン性能に優れたオールラウンドタイプのウェッジ
ブリヂストンゴルフのBRM2ウェッジ58度は、プロのニーズを取り入れスピン性能にこだわりを持つ軟鉄鍛造モデルです。ボールの食いつき感が良い「くさび型スリット入りの7本ミーリング」、スピン性能を高めてくれる「グラビティコントロール設計」。さらにフェースの開きやすさと、バウンス効果を高めてくれる「A(オールラウンド)ソール」によって、フェアウェイ・ラフ・ベアグランドなどライに合わせたショットが可能です。またショートアプローチだけではなく、80ヤードからピンを攻められる汎用性の高さも魅力的と言えるでしょう。
すべてのライで使用できるウェッジを持ちたいゴルファー
BRM2 ウェッジ 58度の口コミ
BRM2 ウェッジ 58度の仕様・製品情報
素材・製法 | 軟鉄(S20C)・鍛造 |
仕上げ | スリット入りミーリング・ |
ロフト(°) | 58 |
ライ角(°) | 63.5 |
バウンス角(°) | 8 |
シャフト | N.S.PRO 950GH neo スチール |
長さ(インチ) | 35 |
メーカー価格(税込・円) | 22,000 |
4.【ピン】グライド 4.0 S ウェッジ Tグラインド(60度)
安心してロブショットが打てるスピンモデル
ピンのグライド4.0SウェッジTグラインドは、グリーン周りからのショットに特化したウェッジです。ヘッド重量を外周部に配分したことで、ミスヒットへの寛容性は高まり、安定したスピン量が得られる設計。さらにフェース面をサメ肌に仕上げて摩擦力を上げる「エメリーブラスト仕上げ」で、バックスピンで狙うアプローチが可能なモデルとなっています。打感の良さとは反対に「振っても飛ばない」ロブウェッジなので、安心してしっかり振り抜きたいゴルファーにおすすめのモデルと言えるでしょう。
ピタッと止まるロブショットを打ちたいゴルファー
グライド 4.0 S ウェッジ Tグラインドの口コミ
グライド 4.0 S ウェッジ Tグラインドの仕様・製品情報
素材・製法 | 8620カーボンスチール |
仕上げ | ハイドロパールクローム仕上げ |
ロフト(°) | 60 |
ライ角(°) | 64.5 |
バウンス角(°) | 6 |
シャフト | ①N.S.PRO MODUS3 TOUR 115…他3タイプ
②Z-Z115 ③DG EX TOUR ISSUE |
長さ(インチ) | 35 |
メーカー価格(税込・円) | ①27,500
②27,500 ③29,700 |
5.【クリーブランド】RTX 6 ZIPCORE ブラックサテンウェッジ
スピン性能にこだわりを持つウェッジ
クリーブランドのRTX 6 ZIPCORE ブラックサテンウェッジは、確実に止まる球が打てるウェッジです。一般的にアドレスでヘッドをセットするときは、フェースのセンターでボールをヒットするイメージを持ちますが、実際にはヒール寄りに真芯はあります。この誤差を解消するため、ネック内部にセラミックピンを装着し、軽量化によって生まれた余剰重量の配分でフェースの真ん中に芯を移動します。これでスピン性能は改善され、さらにフェース面の摩擦量が増えるフェースブラスト・レーザーミーリング加工も施しているので、確実に止まる球を求めているゴルファーにおすすめのウェッジと言えるでしょう。
バックスピンの効いたアプローチショットを求めるゴルファー
RTX 6 ZIPCORE ブラックサテンウェッジの口コミ
RTX 6 ZIPCORE ブラックサテンウェッジの仕様・製品情報
素材・製法 | 軟鉄・ロストワックス精密鋳造 |
仕上げ | フェースレーザーミーリング加工、ブラックサテン |
ロフト(°) | 60 |
ライ角(°) | 64 |
バウンス角 | 6 |
シャフト | ①ダイナミックゴールドシャフト
②N.S.PRO 950GH neo スチールシャフト |
長さ(インチ) | ①35.25/35.125/35/34.875
②35.5/35.375/ |
メーカー価格(税込・円) | ①22,000
②23,100 |
6.【フォ-ティーン】 RM-4 ウェッジ (H-58度)
高いスキルを活かせる上級者モデルのウェッジ
フォ-ティーンのRM4ウェッジは、球筋やスピンの打ち分けなど、高い操作性が魅力の上級者向けのモデルです。H-58度の「H」はHill(丘)の略称で、ノーマルタイプ(「S」-Standard)と比較すると、ソールのトゥ・ヒール後方をざっくりと削っていて、フェースを寝かせたショットに使うこともできます。また高度なテクニックを要しますが、バウンスの効き目を変えずにフェースを開閉できるので、状況に合わせたアプローチショットができる使い勝手の良いモデルとも言えるでしょう。
操作性の高い上級者モデルを使いたいゴルファー
RM-4 ウェッジ H-58度の口コミ
RM-4ウェッジ H-58度の仕様・製品情報
素材・製法 | 軟鉄(S25C)・鍛造 |
仕上げ | 鏡面ミーリング&ミーリングバック |
ロフト(°) | 58 |
ライ角(°) | 64 |
バウンス角 | 11 |
シャフト | ①TS101W スチールシャフト
②TS114w スチールシャフト |
長さ(インチ) | 35 |
メーカー価格(税込・円) | 26,400 |
まとめ
2023年版のおすすめウェッジ18選と、ウェッジの選び方等について紹介しました。自分に合ったウェッジを選ぶときには、自分のスキルを客観的に分析することで、必要とするクラブを見つけることができます。また使用者の声を参考にすることで、スペックから読み取れない製品情報も得られます。スキルとスペック、実際に手に取って相性を確かめることが確かな選び方となるはずです。