タイトリストのアイアンはPGAツアープロの使用率も高く、その性能は昔から高い評価がされてきました。ツアープロやアスリートゴルファーなど上級者向けのイメージがあるタイトリストアイアンですが、最新のラインナップでは初級者にとっても扱い易いタイプも発売されています。「タイトリストマニア」と呼ばれる熱烈なファンも多く、一度使い始めると離れられない魅力を持つのがタイトリストのアイアンです。今回は最新のタイトリストアイアンの特徴や選び方を詳しく解説します。
タイトリストのアイアンの特徴
タイトリストアイアンの特徴は、コントロール性能と上級者好みのシャープなヘッドと打感です。それらが難しいイメージを生んでいますが、進化したタイトリストの技術は初中級者にも扱いやすい許容性と飛びを実現しています。タイトリストアイアンの主力となるのが「Tシリーズ」。最新のTシリーズはT100、T150、T200、T350、T400の5機種がラインナップされており、10年以上続いた前作APシリーズから引き継がれて2019年に登場して以来進化を続けています。上中級者向けのアイアンが多いタイトリストですが、プロ使用率も高いT100を始め、初心者向けの飛ばせるユーティリティ型アイアンT400なども加わり、幅広いゴルファーが選べるバリエーションを揃えています。また、長年にわたりファンを獲得し続ける上級者向けモデルCB、MBシリーズも健在です。
タイトリストアイアンの選び方
ロフト角、ライ角
タイトリストのアイアンはロフトが寝ているものが多く、620MBに至っては7番アイアンのロフト角が35度しかありません。しかし、アイアンでも飛距離の欲しいゴルファーのためにストロングロフトのT400などもありますので、自分が求める距離が飛ばせるロフト角のアイアンを選びましょう。ライ角は、7番アイアンで63度と一般的な国内メーカーのものより1度ほどアップライトになっているので身長の低い方は、合わない場合がありますのでご注意ください。
ヘッドの大きさ、形状
クラブヘッドが小ぶりでシャープな顔つきのイメージのタイトリストですが、T300やT400など大型のヘッドも用意されています。上級者には小ぶりな方が操作しやすく感じますが、初心者では大きめのヘッドの方が構えた時の安心感があります。タイトリストらしいシャープさを備えながらも、機種により個性的なデザインが用意されています。自分好みのクラブヘッドを見つけましょう。
クラブ重量、シャフト
クラブの重量もアイアン選びの大切な要素です。重めのセッティングのMB、CB、T100から、軽さを追求したT400まで、様々な重さのセッティングの中から選べます。自分のヘッドスピード、スイングタイプを理解した上で最適な重量のクラブを選びましょう。また、シャフトについても機種ごとに最適な重さ、バランスのタイトリストが選んだシャフトを標準装備。シャフトを選べる機種もありますので、自分のスイングに合ったシャフトを選びましょう。
タイトリストアイアンでレベル別におすすめのモデルは?
現在タイトリストでラインナップされている最新アイアンは7機種。レベル別のおすすめモデルをご紹介します。
初心者向け T400、T350
最も初心者におすすめなのはT400です。タイトリスト最大のストロングロフトで飛距離を追求したユーティリティ型の大型ヘッドが扱い易いモデルです。また、T350も大きめのヘッドで許容性が高く初心者でも十分に扱えるアイアンです。
中級者向け T200、T150
飛びとやさしさを両立したT200はタイトリストらしいシャープな顔つきを持った、中級者におすすめのアイアンです。飛ばすための設計により飛距離性能がアップしたT150は、T150では飛距離が足りないと感じる中級者ゴルファーにおすすめです。
上級者向け T100、620CB、620MB
Tシリーズの中で上級者におすすめなのはT100です。小ぶりなヘッドは上級者好みの操作性が実感できます。また、ツアープロからの絶大な信頼を得ているタイトリスト伝統のモデルCB、MBシリーズの最新版620CB、620MBは上級者に使って欲しいアイアンです。特にマッスルバックの620MBは、意のままにボールを操りたい、こだわりの上級者ゴルファーのためのアイアンです。
タイトリスト最新7機種比較表
機種名 | 対応レベル | 7Iロフト角 | 7I重量※ |
T100 | 上級者向け | 34度 | 439g |
T150 | 中級者向け | 32度 | 425g |
T200 | 中級者向け | 30.5度 | 422g |
T350 | 初心者向け | 29度 | 420g |
T400 | 初心者向け | 26度 | 410g |
620MB | 上級者向け | 35度 | 432g |
620CB | 上級者向け | 34度 | 433g |
※標準シャフト使用時の総重量
タイトリストアイアンのおすすめ7選
初心者から上級者までおすすめできるタイトリストのアイアン7機種について紹介します。
タイトリスト T100
タイトリストが不変のスピリットで生み出した「Tシリーズ」の上級者向けモデル
世界のトッププレーヤーも信頼するタイトリストの上級者向けのモデルがT100です。進化したデュアルキャビティ鍛造構造とキャビティバックバー構造によって、ショットの精度を次のレベルに引き上げてくれます。ミドルからロングアイアンのトゥとヒールには高密度タングステンを配置して安定したショットを可能としました。上級者向けのセッティングですが、ミスの許容性もありバランスのよいクラブに仕上がっています。
バランスのよいアイアンを求める上級者
タイトリスト T100の口コミ
2021のT100から買い替えですが、かなり打感が良くなった印象で大満足です!飛距離的にも大差ないように思います!
タイトリスト T100 (Dynamic Gold S200 7I)の仕様・製品情報
ロフト角 | 34度 |
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ライ角 | 63 |
長さ | 37インチ |
重さ | 439g |
バランス | D2 |
タイトリスト T150
次に紹介するおすすめのタイトリストアイアンは、「タイトリスト T150」です。
T100にスピードをプラスした、タイトリストの飛ばせるアイアン
好評価のT100から、ロフトを2度ストロングにして飛距離性能をアップさせたのがT150。タイトリスト独自のフェース設計により大きな飛びとしっかりしたソリッドな打感を実現。高精度CNCミルドフェースによりさらなる飛距離と安定性を生み出します。もう少し距離が欲しいと感じるゴルファーのニーズに答えるアイアンです。精密鍛造による番手毎の最適な重心設計やトッププレーヤーから信頼される進化したソールがショットの安定性を高めてくれます。
距離も欲しい中上級者
タイトリストT150 口コミ
タイトリスト T150 (N.S.PRO MODUS3 TOUR 120-S 7I)の仕様・製品情報
ロフト角 | 32度 |
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ライ角 | 63 |
長さ | 37インチ |
重さ | 425g |
バランス | D0 |
タイトリスト T200
次に紹介するおすすめのタイトリストアイアンは、「タイトリスト T200」です。
最新技術でベストスコアが狙えるタイトリスト
「Tシリーズ」の上中級者モデル。タイトリスト伝統のツアーアイアンの形状を踏襲しながらも、進化したマックスインパクト テクノロジーを採用し、抜群の打感と高い許容性を持つアイアンです。中空構造でありながらもT100やT150とほぼ同じ形状のクラブヘッドはクリーンな見た目で構えやすく、高い慣性モーメントで最適なインパクトと安定した弾道を獲得。ある程度の技術があればミスも軽減され方向性よく打てるアイアンに仕上がっています。
スコアにこだわりたい中上級者
タイトリスト T200の口コミ
タイトリスト T200 (N.S.PRO 105-S 7I)の仕様・製品情報
ロフト角 | 30度 |
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ライ角 | 63 |
長さ | 37インチ |
重さ | 422g |
バランス | D2 |
タイトリスト T350
次に紹介するおすすめのタイトリストアイアンは、「タイトリスト T350」です。
大きめヘッドの安心感、初中級者用タイトリストアイアン
T350は、ミスへの許容性を持ちながら飛距離性能を両立させた初中級者向けのタイトリストアイアンです。ヘッドは安心感のある大きめサイズで新しい中空ボディ構造によってピュアな打感と最大限の許容性を提供してくれます。進化したマックスインパクト テクノロジーと適正に配置されたタングステンにより、高弾道で安定した方向性と飛びを実現しています。迫力の飛びと驚きのやさしさでプレーヤーのスコアアップの原動力となってくれます。
ストレスのないやさしさを求めるゴルファーへ
タイトリスト T350の口コミ
T200とT350のどちらにするか迷いましたが、体力の衰えを考慮して簡単な方をチョイスしました。T350にして正解でした。5ヤード程度飛距離が伸びたのと、フェースのどこに当たってもそれなりに飛ぶので、かなり楽になりました。
タイトリスト T350 (N.S.PRO 105T 7I)の仕様・製品情報
ロフト角 | 29度 |
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ライ角 | 63 |
長さ | 37インチ |
重さ | 420g |
バランス | D2 |
タイトリスト T400
次に紹介するおすすめのタイトリストアイアンは、「タイトリスト T400」です。
やさしく遠くへ、真っすぐ飛ばせる大型ヘッドアイアン
Tシリーズの中で最も大きなヘッドを備えた飛ばせるアイアン。6番アイアンのロフト角は23度とストロング設計になっています。中空構造と薄肉フェース設計に加え、高比重タングステンウェイトを組み合わせることで、慣性モーメントを最大化。「Tシリーズ」最大の許容性と弾道安定性を実現しました。進化を続ける革新的なスプリット・ソールデザインは地面との接地が小さくなり、振り抜きの良さが実感できます。クラブの軽量化も追及しており、振りやすいアイアンに仕上がっています。
楽に飛ばしたい初心者ゴルファー
タイトリスト T400の口コミ
タイトリスト T400 (N.S.PRO 880 AMC)の仕様・製品情報
ロフト角 | 26度 |
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ライ角 | 63 |
長さ | 37インチ |
重さ | 410g |
バランス | D1 |
タイトリスト 620CB
次に紹介するおすすめのタイトリストアイアンは、「タイトリスト 620CB」です。
受け継がれるタイトリストの伝統と信頼、進化系モダン・クラシックアイアン
タイトリストの伝統を受け継ぐ軟鉄鍛造ツアーキャビティバックデザインに、時代によって変化するゴルファーのニーズを取り入れて進化させたモダン・クラシックアイアンです。美しいフェース・プロファイルとトップラインは構えやすく、心地よい打感がプレーヤーに自信を与えてくれます。ロングアイアンにはタングステンをトウ・ヒールに搭載して高弾道なショットを実現。すべての番手で一定の弾道のショットを打つことが可能となっています。上級者には是非一度試してもらいたいアイアンです。
タイトリストの伝統と技術を感じたい上級者ゴルファー
タイトリスト 620CB (AMT TOUR WHITE-S 7I)の仕様・製品情報
ロフト角 | 34度 |
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ライ角 | 63 |
長さ | 37インチ |
重さ | 433g |
バランス | D2 |
タイトリスト 620 MB
次に紹介するおすすめのタイトリストアイアンは、「タイトリスト 620 MB」です。
正確性を求める上級者ゴルファーへ見た目も美しいマッスルバック
シンプルで美しい進化系モダン・マッスルバックはタイトリストマニア憧れのアイアンです。トップラインが薄く小ぶりなヘッドは抜けが良く、操作性も抜群です。上級者ならボールを思い通りに操れる感覚を思う存分味わってもらえるはずです。単一鍛造構造と軟鉄1025スチールによって創り出される打感は心地よく、シンプルなマッスルバックの良さを実感できます。ただし、飛距離の出るクラブではなく、打ちこなすにもそれなりの技術が必要です。
タイトリストマニアのための上級モデル
タイトリスト 620 MB (AMT TOUR WHITE-S 7I)の仕様・製品情報
ロフト角 | 35度 |
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ライ角 | 63 |
長さ | 37インチ |
重さ | 432g |
バランス | D3 |
まとめ
タイトリストアイアンの最新7機種についてご紹介しました。歴史と伝統に裏付けられた性能と、美しいフォルムを兼ね備えたアイアンのライナップで、熱烈なタイトリストファンがいるのも頷けますね。自分の実力に合ったタイトリストアイアンを手に入れて、充実したゴルフライフを送りましょう。