ダンロップから発売されているゼクシオは2000年のデビューから今年で24年になりますが、日本のゴルファーなら誰もが知っているブランドです。発売から20年間国内年間売上No.1を誇り、名実ともに日本のゴルフ市場においてトップに君臨し続けています。これほど長期に渡りNo.1を継続しているゴルフクラブは他に類をみません。2年ごとにモデルチェンジを繰り返しています。
今回は、そのゼクシオのドライバーにスポットを当て、ゼクシオシリーズが売れている理由を探っていきます。またゼクシオのドライバーから自分に合ったドライバーの選び方をご案内し、2024年現在で最新ゼクシオドライバーおすすめモデルを詳しくご紹介していきます。
ゼクシオドライバーが売れている理由
ゼクシオは発売から20年間、一貫したコンセプトを追求してゴルフクラブを作り続けています。ゼクシオのドライバーが売れているのは、その変わらないコンセプトが多くの支持を集めているからです。ここでは、ゼクシオドライバー売れる理由を詳しくご紹介していきましょう。
爽快な打球音
ゼクシオドライバーの大きな特徴といえば、爽快な打球音です。少し高めで響く打球音は、モデルによって多少の違いはありますが、ゼクシオドライバーに共通するところです。クラブにとってゴルファーの感じるフィーリングというのは、非常に大切な要素です。ゼクシオの開発過程においても、打球音についてはかなりこだわっているようです。最新モデルのゼクシオドライバーでも、爽快な打球音で気持ちよく打つことができます。
力の弱い人でも振りやすい
ゼクシオのメインターゲットとなる年齢層は、50代~60代のベテランゴルファーです。力の衰えとともにハードなスペックのドライバーがきびしくなって、打ちやすさを求めるようになる年代ともいえます。歴代モデルでは、共通してクラブの総重量が軽めになるように設計されているのですが、そうしたベテランゴルファーに対応して開発されたゼクシオには、力が弱い人でも振りやすくなるように工夫されています。
飛距離が出る
ゼクシオドライバーの特徴として、「やさしく飛ばせる」ということが歴代モデルに共通しています。ゼクシオのドライバーのレビューを見ると「つかまりがいい」ということをよく目にします。多くのアマチュアゴルファーは、ボールをつかまえることができず、こすったようなスライスになって飛距離が出ないということがあります。ゼクシオドライバーは、ヘッド形状やシャフトのしなり方などで、しっかりつかまるクラブとして開発されています。これに加えてフェースの反発力やクラブヘッドの慣性モーメントなど、飛ばしの性能を高めるための工夫がいくつも積み重ねられてきています。
最新モデルのゼクシオに採用されている「REBOUND FRAME」は、フェースが6分割していて方向性を安定させているとのことです。このテクノロジーによって、多少芯を外したときも飛距離をロスすることがなくなり、安定して飛ばすことができます。
統一感のあるデザイン
ゼクシオのシンボルカラーは、発売以来変わらずネイビーで統一されていて、ロゴデザインも多少の変化はありますが、基本的には変わらず歴代モデルに継承されています。ゼクシオシリーズには、こうした統一感があるので、他社メーカーと比べて買換えや買い足しがしやすくそこがゼクシオシリーズを売れ続ける理由として挙げられます。
ゼクシオドライバーはとくに塗装が際立ってきれいです。ブルーのグラデーションがかかったヘッドは、晴れた日の下で見ると非常に高級感があり、持つ人の所有感を満たしてくれる逸品といえる仕上がりになっています。
ゼクシオ最新ドライバーの特徴
2000年の初代発売以来13代目となるゼクシオ13ドライバーをはじめ、最新のゼクシオドライバーは新たなテクノロジーを取り入れてさらに「やさしく飛ばせる」ドライバーに進化しています。新しく生みだされた技術「BiFLEX FACE」〈バイフレックス フェース〉と、前作から進化した「New ActivWing」〈ニューアクティブウィング〉を取り入れることにより、芯を捉えてさらに大きな飛びを実現しています。また、特徴ある澄んだ高めの金属音と心地よい軽やかな打感も健在です。
ゼクシオドライバーの選び方
最新モデルのゼクシオドライバーには、男性向けとしてはゼクシオ 13 、ゼクシオエックス、ゼクシオプライムの3機種が発売されています。これら3機種のうちどれが自分に合っているのか、ゼクシオドライバーの選び方をご紹介していきたいと思います。
ヘッドスピードで選ぶ
3機種のイメージでいうと、ゼクシオイレブンが従来のゼクシオと同様に50代~60代向け、ゼクシオエックスが40代、ゼクシオプライムが70代といったところです。一般的にはこういった区分になりますが、やはり人によって体力やパワーが異なりますので、自分のスイングのヘッドスピードを目安にして選ぶのがわかりやすくていいでしょう。
ゼクシオ 13 は、ヘッドスピード37m/秒~41m/秒ぐらいのゴルファーが楽に飛ばせるドライバーになります。
ゼクシオエックスは、それよりも体力・パワーがある、ヘッドスピードで39m/秒~44m/秒以上のアスリート系ゴルファーに向いています。シャフトもしっかりしていて重さもありますし、左に行きにくいスクエアなフェースの向きなので、ある程度ヘッドスピードがないと性能を発揮できないモデルになっています。ゼクシオプライムは、イレブンよりもさらにヘッドスピードがない方向けです。パワーがなくても飛ばせるように、様々な工夫がされているモデルです。
ロフト角で選ぶ
ゼクシオ 13 のロフト角は9.5度、10.5度、11.5度です楽に飛ばすために、高めの打球が打ちやすくなっています。ゼクシオエックスのロフト角は9.5度、10.5度。やはりパワーがある人を想定しているので、ハードヒットしても上がりすぎないロフト角になっています。ゼクシオプライムのロフト角は10.5度と11.5度です。超軽量長尺シャフトでパワーがなくてもキャリーが出せるドライバーです。
総重量とバランスで選ぶ
ゼクシオの3種類のドライバーは、重量とバランスの設定がそれぞれ違いますので、そこから選ぶこともできます。
ゼクシオイレブンは、Rシャフトがメインで281g、D3バランスです。前モデルのゼクシオ12が282g、D4バランスだったので、総重量はほとんど変わらないのですが、バランスは1ポイント下がっています。
ゼクシオエックスは、Sシャフトがメインで、総重量は301g、バランスD3の設定です。総重量が13よりも20g重いので、振った印象はかなり違っています。やはりある程度のパワーがないと、その性能を引き出せないかもしれません。
ゼクシオ プライムもRシャフトがメインで254g・D1とかなり軽めの設定になっています。パワーがなくても超長尺シャフトと新設計のクラブヘッドで楽に飛ばせるドライバーです。
ゼクシオ最新ドライバーおすすめ4選
ゼクシオのドライバーは、その人のゴルフスタイル、年齢、ヘッドスピード、球筋、体力などによって最適のモデルを選ぶことができます。あなたも最新モデルの中からピッタリの1本を見つけてください。
ゼクシオ 13 ドライバー
こんな人におすすめ!
クラブに任せてやさしく飛ばしたい初中級者ゴルファー
新しい2つのテクノロジーでやさしく飛ばせるゼクシオドライバー
13代目として登場したゼクシオ 13 ドライバーは、フェースの芯を広げるための新技術「バイフレックスフェース」を採用。フェース面を左右2分割していて、トウサイドはエッジの丸みを大きくしてフレーム剛性を強化することで、ボディのたわみで初速アップを実現しています。ヒールサイドは、エッジの丸みを小さくすることでフェース高を維持し、フェースのたわみを大きくすることで初速アップをはかっています。さらに、クラウン面に設けられた突起「ニューアクティブウィング」によりフェースのブレを抑制して安定したショットを生み出します。これらの機能で初中級者ゴルファーにもやさしく飛ばせるようになっています。
ゼクシオ 13 ドライバーの口コミ
ゼクシオ 13 ドライバーの仕様・製品情報
長さ | 45.5インチ |
重量(Rシャフト) | 281g |
バランス | D3 |
ロフト角 | 9.5°、10.5°、11.5° |
ライ角 | 59° |
ヘッド体積 | 460cm³ |
ヘッド素材 | フェース:チタン(Super TIX®51AF)
ボディ:Ti-811 Plus |
シャフト | ゼクシオ MP1300 カーボンシャフト(ネイビー、レッド)
S、SR、R、R2 |
ゼクシオ エックス ドライバー
こんな人におすすめ!
しっかり振りたい中上級者ゴルファー
進化したしっかり振れるゼクシオドライバー
13と同様に、フェースを2分割して飛ばせる形状を考えた新技術「バイフレックスフェース」、安定したショットを生み出ために進化した「ニューアクティブウィング」を採用。さらに、ロフト角やライ角をすばやく変更できる「クイックチューンシステム」を搭載し、自分好みのポジションに簡単に設定ができます。ヘッドは、見た目がすっきりとしていて、フェースをスクエアに構えやすく安心感があります。また、純正シャフトはしっかり感があるので、振って飛ばしたいゴルファーも満足できる仕上がりです。
ゼクシオ エックス ドライバーの口コミ
ゼクシオ エックス ドライバーの仕様・製品情報
長さ | 45.25インチ |
重量(Sシャフト) | 301g |
バランス | D3 |
ロフト角 | 9.5°、10.5° |
ライ角 | 59° |
ヘッド体積 | 460cm³ |
ヘッド素材 | フェース:チタン(Super TIX®51AF)
ボディ:Ti-811 |
シャフト | Miyazaki AX-3 カーボンシャフト
S、SR、R |
ゼクシオ プライム ドライバー
こんな人におすすめ!
体力は落ちても飛ばしたいシニアゴルファー
高反発エリアの拡大で、軽量で楽に飛ばせるドライバー
ゼクシオのシニア層向けのドライバーがゼクシオ プライム ドライバーです。最薄部0.45mmの薄肉鋳造とヘッドの大型化、深重心化により高慣性モーメントを実現した新形状ドライバー。フルチタンの4層構造を採用し、たわむエリアをより軟らかく、支点となるエリアをより硬くした「REBOUND FRAME」により高反発エリアを拡大し、軽量ながら安定した飛びを実現しています。また、ヘッド挙動を安定させる突起「ActivWing」がダウンスイング前半の空力をコントロールし、インパクトのブレを軽減することで高初速を生みだします。和の優雅さを表現した金と黒のデザインも素敵なドライバーです。
ゼクシオ プライム ドライバーの口コミ
少し軽いかなと思いましたが、クラブのバランスが大変良いと感じています。強打せずに少しゆっくり目にスムーズに振ることで、曲がらない高い弾道の球が打てます。
ゼクシオ プライム ドライバーの仕様・製品情報
長さ | 46.25インチ |
重量(Rシャフト) | 254g |
バランス | D1 |
ロフト角 | 10.5°、11.5° |
ライ角 | 60° |
ヘッド体積 | 460cm³ |
ヘッド素材 | フェース:チタン(Super TIX®51AF Premium)
ボディ:Ti-811+SUS |
シャフト | ゼクシオ プライム SP-1200 カーボンシャフト
SR、R、R2 |
ゼクシオ 13 レディス ドライバー
こんな人におすすめ!
やさしいクラブでスコアアップを目指している女性ゴルファー
やさしく大きく飛ばせるレディスドライバー
「バイフレックスフェース」で芯を広げて飛ばし、「ニューアクティブウィング」で芯に集めて飛ばすゼクシオ 13 のレディスモデルです。ヘッドは、460ccながら大きく見え過ぎない丸みのある形状で、レディス専用肉厚設計やつかまり良く振りぬける最適重心設計など、女性が気持ちよく飛ばせるようになっていて、ゴルフを楽しむことができるようになっています。手元側を軟らかくし、速く、安定したスイングがしやすい専用シャフトを採用。カラーはブルーとボルドーの2種類から選べます。
ゼクシオ レディス ドライバーの口コミ
妻用に購入しました。同じスペックのXXIO12からのスイッチでしたが、違和感なく使用出来ているようです。打感は良く、飛距離も安定して少し伸びているようです。
ゼクシオ レディス ドライバーの仕様・製品情報
長さ | R:44.5インチ、A:44.0インチ、L:43.5インチ |
重量(Lシャフト) | 262g |
バランス | R:C6~8、A:C3~6、L:C1~3 |
ロフト角 | 10.5°、11.5° |
ライ角 | 59° |
ヘッド体積 | 460cm³ |
ヘッド素材 | フェース:チタン(Super TIX®51AF)
ボディ:Ti-811 Plus |
シャフト | ゼクシオ MP1300L カーボンシャフト
R、A、L |
まとめ
発売から20年の長きにわたって国内No.1ブランドとしてゴルフクラブ市場をけん引してきたゼクシオ。従来からのコンセプトを変わらずに追求しながらも、常に新しいテクノロジーを導入し続け、誰もがゴルフの楽しさを実感できるクラブを世に送り続けています。今回の新モデルも幅広い層のゴルファーが、思わず手にしたくなる素晴らしいクラブに仕上がっています。新時代のゼクシオがどのように進化していくのか、これからも楽しみにしたいところです。
もし気になるドライバーがあればぜひ一度試打して、ゼクシオならではのこだわりを体感してみてください。